弁理士試験対策の勉強を始めたものの、どのように学習を進めればよいか分からず悩んでいる人がいるのではないでしょうか。

初めて弁理士試験を受験する場合、どれくらいの時間どのような勉強方法で学習すればよいか、わからないですよね。

そこで本記事では、弁理士試験対策の勉強方法や、合格に必要な勉強時間を解説します。

短答式試験、論文式試験、口述試験の勉強方法をそれぞれ解説しているため、ぜひ参考にしてください。

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目次

弁理士試験の勉強法と対策:勉強を始めたばかりの段階

弁理士試験の合格率は例年10%を下回る難関試験です。この長いマラソンを走り切るためには、最初の「準備」が勝敗を分けます。勉強を始めたばかりのこの段階では、正しい地図を手に入れ、着実な一歩を踏み出すことが何よりも重要です。

1. まずは試験の全体像を掴む

何よりも先に、敵を知ることから始めましょう。弁理士試験は、大きく分けて3つのステップで構成されています。

  1. 短答式筆記試験(5月下旬頃): マークシート形式。法律の知識が網羅的かつ正確に問われます。
  2. 論文式筆記試験(必須科目:6月下旬頃、選択科目:7月下旬頃): 記述式。知識を応用し、論理的に説明・解決する力が試されます。
  3. 口述式試験(10月下旬頃): 面接形式。知識の正確な理解と瞬発力が問われる最終試験です。

この3段階選抜を突破する必要があり、最終合格までには最低でも1年以上の長期的な学習計画が必要になることを、まずは認識しましょう。

2. 「なぜ弁理士になりたいのか」動機を明確にする

弁理士試験に合格するには「3,000時間の勉強」が必要だと言われています。「3,000時間の勉強」は、想像を絶する道のりです。必ず、途中で「なぜこんな辛い勉強をしているのだろう」と立ち止まる瞬間が訪れます。

その時、自分を支えてくれるのが「学習の動機(軸)」です。

  • 「知財の力で、日本の技術革新を支えたい」
  • 「専門性を身につけ、キャリアアップしたい」
  • 「発明者の権利を守る仕事に魅力を感じる」

理由は何でも構いません。この学習初期に「なぜ弁理士を目指すのか」を深く掘り下げ、明確にしておくことが、長期戦を戦い抜くための最強の武器となります。

3. 学習スタイルを決定する(予備校 vs 独学)

次に、学習の「手段」を決めます。これは、合格までの期間や費用に直結する重要な選択です。

  • 予備校・通信講座
    • メリット: 確立されたカリキュラム、最新の法改正情報、質の高い教材、論文添削、質問できる環境が揃っています。特に法律初学者や、仕事と両立する社会人にとっては、時間を買う意味でも最も効率的な選択肢です。
    • デメリット: 独学と比較すると費用が高額になります。
  • 独学
    • メリット: 費用を最小限に抑えられます。
    • デメリット: 教材選定、スケジュール管理、モチベーション維持、論文添削など、すべてを自分で行う必要があります。情報収集にも時間がかかり、非常に強い意志と自己管理能力が求められます。

自分の性格、可処分時間、予算を考慮し、最適なスタイルを選びましょう。

4. 長期的な学習ロードマップを立てる

学習スタイルが決まったら、合格目標(例:1年半後、2年後)から逆算して大まかなスケジュールを立てます。

完璧な計画は不要ですが、「いつまでに何を終えるか」というマイルストーンは必須です。

(ロードマップ例:2年合格コース)

  • ~6ヶ月目(基礎力養成期): 予備校の入門・基礎講義を一周し、主要四法(特許法・実用新案法、意匠法、商標法)の全体像を掴む。
  • ~12ヶ月目(短答力養成期): 基礎講義を復習しつつ、短答過去問の演習を開始する。
  • ~1年5ヶ月目(短答集中期): 短答過去問の回転数を上げ、下三法(条約、著作権法、不正競争防止法)の知識も完璧に仕上げる。
  • ~1年7ヶ月目(論文集中期): 論文の「型」を学び、答案構成と答案作成の練習を繰り返す。
  • ~試験直前: 各試験の総仕上げ、模試によるシミュレーション。

まずは「入門書を1冊読み切る」「基礎講義を聴き終える」など、最初の小さな目標をクリアすることから始めましょう。

5. 最初のインプットは「完璧」を目指さない

法学初学者が、いきなり主要四法の法文集を読んでも必ず挫折します。

最初のインプット(知識の取り入れ)で大切なのは、「完璧主義を捨てること」です。まずは予備校の講義や市販のわかりやすい入門書で、特許法などの「基本的な考え方(趣旨)」や「全体像」を掴みましょう。

「最初は6割理解できればOK」という心構えで、細かい部分にこだわりすぎず、まずは全体を高速で一周すること(全体像を把握すること)を最優先にしてください。

弁理士試験の勉強法と対策:短答式試験

短答式試験は、弁理士試験の最初の関門です。ここで問われるのは、知識の「正確性」と「網羅性」。この試験で得た知識は、後の論文式試験・口述式試験の絶対的な土台となります。曖昧な理解は一切通用しません。

1. 短答式試験の特性:「足切り」との戦い

短答式試験の最大の恐怖は、総合点で合格基準(例年39点前後)を超えていても、科目ごとに設定されている「足切り(基準点)」を下回ると、その時点で不合格となる点です。

特に、勉強が後回しになりがちな「条約」「著作権法」「不正競争防止法」(通称:下三法)で足切りにあう受験生は後を絶ちません。

主要四法(特許・実案、意匠、商標)で高得点を狙うのはもちろんですが、全科目で苦手分野を作らない「網羅的な学習」が必須となります。

2. 学習の王道は「過去問演習」と「条文の素読」

短答式試験の攻略法は、今も昔も変わりません。それは「過去問演習」と「条文の素読(そどく)」の徹底的な繰り返しです。

  • 過去問演習
    • 最低でも過去10年分は必要です。単に解いて〇×をつけるだけでは意味がありません。
    • 「なぜこの選択肢が正しいのか(誤りなのか)」、その根拠となる条文の番号と内容を、テキストや法文集に戻って必ず確認し、説明できるレベルまで仕上げます。
  • 条文の素読
    • 過去問で問われた箇所を、法文集でチェックし、マーキングします。
    • その際、問われた条文だけでなく、その周辺条文や関連条文(例:特許法〇条と意匠法△条の比較など)も合わせて読み込むことで、知識が点から線へ、そして面へと体系化されていきます。

3. インプットとアウトプットの黄金比

勉強を始めたばかりの頃は、講義を聴いたりテキストを読んだりする「インプット」が中心になりがちです。しかし、短答の得点は「アウトプット(=問題を解くこと)」でしか伸びません。

ある程度基礎知識が入ったら、「インプット3:アウトプット7」の割合を意識してください。

過去問(アウトプット)を解き、間違えた箇所や理解が曖昧な箇所についてのみ、テキストや条文(インプット)に戻って確認する。このサイクルを高速で回すことが、最も効率的な学習法です。

4. 法改正情報へのキャッチアップ

特許法などの知的財産法は、技術の進歩や国際情勢に合わせて、非常に頻繁に法改正が行われます。そして、最新の法改正点は短答式試験で狙われやすい(知っていれば解けるボーナス問題になり得る)最重要トピックです。

独学の方は特許庁のHPなどで自力で情報収集が必要ですが、予備校を利用している方は、提供される法改正情報を確実に押さえましょう。

5. 時間配分と本番のシミュレーション

短答式試験は、全60問を3.5時間(210分)で解かなければなりません。1問あたりにかけられる時間はわずか3.5分です。

知識があっても、時間が足りずに不合格になるケースは珍しくありません。予備校や市販の「模擬試験」を必ず活用し、時間内に全問を解き切り、見直しをする訓練(=本番のシミュレーション)を積んでおきましょう

短答式試験対策におすすめの講座

上記でも説明した通り、短答式試験は弁理士試験の最初の関門であり、科目数が多いことから効率良く勉強することが必要となってきます。

そこでおすすめなのが、弁理士試験の全体像を把握しながら、合格に必要な幹となる知識を積み上げることができる「総合講義100」です。

「総合講義100」は、法律の学習経験が一切ない方や、法律の学習経験はあるが、知識に不安があり、もう一度基礎からやり直したいという方が、約100時間で必須4科目の知識を習得することができます。

そして、この講座には、工業所有権に関する条約、著作権法、不正競争防止法の内容は、含まれておりません。これらの科目については、「短答知識完成講座」で対策可能です。

短答知識完成講座」は、短答式試験を中心とした総合的な知識の習得が完了した方を対象に弁理士試験短答式試験合格に必要な知識をスピーディーかつ網羅的に解説する講座です。

また、短答式試験の過去問を10年分、しっかり解説付きで対策したい方は、アガルートの「短答過去問解説講座」がおすすめです。

短答過去問解説講座」は、短答式試験の過去問10年分を全問全肢解説する講座です。

過去問10年分を一周できたら、二周、三周と回していきます。その際、確実に正解できた問題についてはやらなくてかまいません。

過去問10年分について、間違ったところを四法対照法文集などにまとめて一元化しつつ、全ての肢が確実に正解できるまで回すことが短答式試験突破のコツになります。

弁理士試験の勉強法と対策:論文式試験

短答式試験という「知識の関門」を突破すると、次に待ち受けるのは「記述の関門」である論文式試験です。短答で得た知識を自在に使いこなし、論理的に「説明する力」と事案に「あてはめる力」が問われます。

「知識があること」と「答案が書けること」は、全く別のスキルであることを強く認識してください。

1. 論文式試験の特性:「書けなければ」得点にならない

論文式試験は、必須科目(特許・実案、意匠、商標)と選択科目で構成されます。

短答合格レベルの知識は、あくまでスタートラインです。論文式試験で求められるのは、以下のプロセスです。

  1. 問題文の長く複雑な「事案」を正確に把握する
  2. その事案に潜む「論点(何が問われているか)」を抽出する
  3. 論点に関連する「条文の趣旨・要件・効果」を正確に示す
  4. その条文に、事案の「具体的な事実」をあてはめる
  5. 論理的な「結論」を導き出す

これら一連の流れを、制限時間内に、採点官が読みやすい「文章」として書き上げなければなりません。

2. 合格答案の「型」を習得する

自己流の文章では、合格は遠のきます。弁理士試験の論文には、点数が入りやすい「合格答案の型(フォーマット)」が存在します。

(基本的な答案の型)

  1. 問題提起: (まず、〇〇が問題となる。)
  2. 規範定立: (この点、△△条の趣旨は~であり、要件は①… ②…である。)
  3. あてはめ: (本件をみるに、[具体的な事実]は要件①を満たす。また…)
  4. 結論: (よって、〇〇は認められる。)

まずは予備校の答練(答案練習会)や参考書でこの「型」を学び、徹底的に真似することから始めましょう。

3. 「答案構成」こそが論文対策の心臓部

試験本番、いきなり答案用紙に書き始めるのは無謀です。合格者は必ず、答案を書き始める前に「答案構成」と呼ばれる「答案の設計図(骨子)」を作成します。

試験時間(例:特許・実案は120分)のうち、最初の20分~30分程度を使い、問題文を読み解きながら、「どの論点を、どの順番で、どの条文を使って書くか」をメモに書き出します。

この「答案構成」の精度が、そのまま答案の出来栄え、つまり合否に直結します。論文対策とは、答案構成の訓練そのものと言っても過言ではありません。

4. 過去問演習と「添削」の重要性

対策の具体論は、やはり過去問演習です。時間を計って答案構成を行い、実際に答案を(手で)書き上げます。

そして、書いた答案は「必ず第三者(予備校講師や合格者)に添削してもらう」ことが不可欠です。自分では完璧だと思った答案も、客観的に見れば論理が飛躍していたり、問われていることに答えていなかったりするものです。

独りよがりな答案を修正し、合格レベルに引き上げるためには、客観的なフィードバック(添削)を受けて書き直すサイクルが最も効果的です。

5. 選択科目の早期対策

論文式試験には「選択科目」があります(※理系の学位などで免除される場合あり)。理工系の専門科目や、法律系科目(民法など)から1つを選びます。

多くの受験生が必須科目(特許・意匠・商標)の対策に追われ、選択科目の対策が後手に回りがちです。しかし、選択科目も論文式試験の一部であり、基準点に達しなければ不合格となります。

直前期に慌てないよう、受験する科目を早期に決定し、過去問研究など、最低限の対策は必須科目と並行して進めておくことを強く推奨します。

論文式試験対策におすすめの講座

論文式試験は短答式試験と異なり、自分で過去問を解くだけでは上達しません。なぜなら、論文式試験は自分の文章について講師や合格者に見てもらわないと、その文章の書き方が本当に合っているのか自分だけでは判断できないからです。

論文式試験対策として、受験予備校では「答案練習会」(答練といいます)というものを行っているところが多いです。答練というのは模擬試験のようなもので、本番と同じ形式の論文式試験問題を実際の制限時間内に書いた後、合格者の添削を受けるというものになります。答練を受けることで、自分の書き方が良いのか悪いのか合格者の視点で客観的な評価をもらうことができます。

ただ、初めて論文答案に挑戦する方は、そもそも何から始めてよいかわからないという方も多いと思います。

そんな論文答案の書き方について不安のある方は、アガルートの『論文答案の「書き方」講座』がおすすめです。

論文答案の「書き方」講座』は、まだ論文答案を書いたことがない方はもちろん、どのように書き始めたらいいのか悩むことが多い方や、答案構成が上手くできない方、答案を最後まで書ききることができない方にもおすすめです。

また、過去問はあるけれど解答解説も必要という方は、アガルートの「論文過去問解説講座」がおすすめです。

論文過去問解説講座」は、弁理士試験の論文式試験について、講師作成の解説及び解答例を参照しながら、分析する講座です。

どのような問題が出題されても、慌てることなく問題を処理することができる、体系的な思考方法を身につけることができますので、ぜひ受講を検討してみてください。

弁理士試験の勉強法と対策:口述式試験

論文式試験を突破した者が臨む、弁理士試験の最終関門。それが「口述式試験」です。面接形式で行われ、「知識の正確性」と「瞬発力」が試されます。合格率は例年90%以上と高いですが、対策を怠れば確実に不合格となる、緊張感のある試験です。

1. 口述式試験の特性:「会話」の形式で知識が問われる

試験は、試験官2名に対し受験生1名の形式で行われます。特許・実案、意匠、商標の3科目について、試験官から次々と質問が飛んできます。

雰囲気は(試験官によりますが)圧迫的なものではなく、受験生が答えに詰まるとヒント(助け舟)を出してくれることも多いです。

しかし、問われる内容は極めて本質的です。論文式試験のように「考える時間」はほぼありません。問われるのは、条文の「趣旨(なぜその条文があるのか)」「要件(どういう場合に適用されるか)」「効果(適用されるとどうなるか)」といった、法律の核となる基本的な知識です。

2. 対策の基本は「条文の趣旨・要件の暗唱」

口述対策でやるべきことはシンプルです。論文までは「書ければ」よかった知識を、今度は「口頭で、即座に、正確に」説明できるレベルまで高めることです。

テキストや法文集の主要な条文(特に論文で重要視された条文)について、「この条文の趣旨は?」「要件を3つ挙げてください」と自問自答し、即答できるまで暗唱する訓練を繰り返します。

3. 「模擬面接(口述模試)」が必須の対策

知識を暗記しただけでは、本番で力を発揮できません。最大の敵は「緊張」です。 緊張した場面で、人(試験官)に向かって的確に説明するスキルは、一人では決して養えません。

この対策として「模擬面接」は必須です。

予備校が開催する「口述模試」や、受験仲間と集まって行う自主ゼミでの「模擬面接」に、可能な限り参加しましょう。「人前で話す」場慣れをすること、自分の受け答えのクセ(早口すぎる、語尾が不明瞭など)を客観的に指摘してもらうことが、合格への最短距離となります。

4. 当日の心構えとテクニック

合格率が高い試験とはいえ、油断は禁物です。当日は以下の点を心がけてください。

  • 完璧を目指さない: 満点を取る試験ではありません。試験官とのコミュニケーションを成立させ、合格基準をクリアすることが目標です。
  • 簡潔に答える: 試験官は「聞かれたこと」にだけ答えてほしいと思っています。余計なことを話して墓穴を掘らないよう、結論から簡潔に答えます。
  • わからない場合: 最もいけないのは「黙り込むこと」です。わからない場合は、「勉強不足で分かりません」と正直に言うか、「恐れ入りますが、〇〇という理解でよろしいでしょうか」とヒントを求める姿勢を見せることが重要です。
  • 法文集の活用: 試験の際、試験室内にあらかじめ用意されている弁理士試験用法文を試験委員の許可を受けて参照することができます。条文の場所を素早く引けるようにしておきましょう。

弁理士試験に合格した人のリアルな勉強法

こちらでは、アガルートの弁理士講座を受講して弁理士試験に合格された方の勉強法を紹介します。

弁理士試験に合格された久保大輔さんの勉強法

久保大輔さんは、フルタイムで働きながらアガルートの講座を最大限活用し、弁理士試験に一発合格されました。

効率的な学習を重視し、講師の分かりやすい解説と理解しやすいテキストで短期間での合格を実現。スケジュールを細かく立て、毎日学習を習慣化し、通勤時間や昼休みなどの隙間時間にスマートフォンで講義を視聴することで時間を最大限に活用しました

また、インプットだけでなく、理解内容をノートにまとめたり、自分の言葉で説明したりするアウトプット中心の学習で記憶の定着を図る工夫をしています。

総合講義で基礎から応用まで体系的に学び、短答・論文の各講座を効果的に利用し、知識整理、過去問演習、論文答案の「型」習得を通じて実践力を高めました。オンラインでの進捗管理も活用し、学習モチベーション維持に繋げています。

さらに詳しい内容やインタビュー動画はこちらの合格者の声をご覧ください。

弁理士試験に合格された藤瀬裕貴さんの勉強法

藤瀬裕貴さんは、アガルートで綿密な学習計画と効率的な教材活用を実践し、弁理士試験に一発合格されました。

彼はまず「必ず合格できる」と確信できる詳細な勉強計画を立て、その計画を忠実に実行することで本番での自信を醸成しました。

具体的な学習法としては、総合講義を1.5〜2.0倍速で受講し、早い段階で全体像を把握することに注力。学んだ知識は「四法対照」に書き込みながら集約し、条文の正確な記憶に役立てる工夫をしています。

過去問演習では、短答過去問を計4周実施し、一度正解した問題も3回連続で正確に解けるまで繰り返し学習。論文対策では、「論文答案の『書き方』講座」の演習問題を時間を計って解き、論文過去問も講義前に必ず時間を計って書くことで、実践的な「点数がつく書き方」を習得しました。

さらに詳しい内容やインタビュー動画はこちらの合格者の声をご覧ください。

弁理士試験の合格に必要な勉強時間は?

必要な勉強時間は3000時間

弁理士試験の合格に必要な勉強時間は、3,000時間ほどと言われています。

予備校や通信講座を利用することで、1,000~1,500時間ほどで合格できるケースもありますが、独学で勉強する人は3,000時間を目安に考えておきましょう。

特に短答式試験は難易度が高く合格率も低いため、最低でも700時間は勉強時間を確保することが大切です。

論文式試験は最低150時間、口述試験も最低40時間かかるでしょう。

上記の試験ごとの勉強時間は、あくまで最低限必要な時間ですので、人によって勉強時間は異なります。

ご自身の学習ペースなどを鑑みて、試験までの勉強時間を確保しておきましょう。

アプリを使ったスキマ時間の活用がおすすめ

弁理士試験の広範な試験範囲を網羅するには、まとまった勉強時間だけでなく、日々の「スキマ時間」をいかに有効活用するかが合格の鍵を握ります。

スマホアプリを活用すれば通勤や通学、休み時間などのスキマ時間を使って効率的な勉強が可能です。

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まとめ

弁理士試験は短答式試験、論文式試験、口述試験という3つの試験を突破する必要があり、短答式試験から最終合格発表まで約半年を要する長丁場の試験となります。

最新の志願者統計によれば学生や無職の方は全志願者のうち15%以下であり、多くの方が仕事をしながら勉強している試験になります。仕事が忙しいときには勉強のやる気がなくなってしまったり、答練の点数が上がらないこともあるでしょう。

そんなときは受験予備校にご相談することをおすすめします。受験予備校には試験に精通した講師がおりますので、スケジュールや勉強法などについて、個々の状況に応じた正しい方向性を示してくれます。

弁理士試験は市販の基本書等のみでは合格が難しい試験です。受験予備校のカリキュラムに沿ってテキストを活用し、講師の指導を信じて勉強することが合格への一番の近道です。

志願者統計によれば、例年の平均受験回数は4回程度であり、多くの受験生が数年間にわたって勉強していますが、受験予備校に通えば短期合格も夢ではありません。受験予備校をうまく利用しながら合格を勝ち取ってください。

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神田 裕也

この記事の監修者 神田裕也

「受験生に伴走し、効率的な合格へと導きます!」
働きながら学び、弁理士試験に合格しました。慶應義塾大学経済学部を卒業後、大手メガバンクなどで、ITシステム企画・データ分析などを担当。法律知識ゼロからスタートした自身の苦労を糧に、「法律に馴染みのない方でも分かりやすい」説明を提供することを信条としています。
前職ではAIを用いたデータ分析で社内表彰を受けるなど、AI活用や効率化を得意としており、限られた時間の中で最大の効果を出すための学習戦略を伝授します。
多数の難関資格(証券アナリスト、ITストラテジスト、システム監査技術者、プロジェクトマネージャー、宅地建物取引主任者など)を取得してきた経験に基づき、受験生が最短ルートで合格するためのポイントとコツを惜しみなく提供します。

【主な経歴・資格】
- 1984年3月:慶應義塾大学 経済学部 卒業
- 大手メガバンクなどに勤務し、ITシステム企画・データ分析などに従事
- 2008年11月:弁理士試験 合格
- 保有資格:弁理士、証券アナリスト、ITストラテジスト、システム監査技術者、プロジェクトマネージャー、ソフトウェア開発技術者、宅地建物取引主任者、TOEIC 865点