司法書士試験は難関資格として知られていますが、誰にとっても難しい試験なのでしょうか?

司法書士試験に簡単に合格できたという人もいるのかどうか、気になるところですよね。また、真面目に勉強すればだれでも合格できるものなのでしょうか。

この記事では、司法書士試験に簡単に合格できる人はいるのか、いるとしたらどんな人なのかや、司法書士の仕事内容がどんなものでどんなやりがいがあるのかについて解説します。

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「司法書士試験は簡単だった」はレアケース!難しい理由は?

司法書士試験の合格者の中で「司法書士試験は簡単だった」という人は滅多にいません

もちろんゼロではありませんが、かなりレアな存在と言えるでしょう。

司法書士試験は数ある国家資格の中でもトップレベルの難しい試験です。

なぜ司法書士試験がそれほど難しいのかについて紹介します。

合格率は5%程度

まず第一に、司法書士試験は非常に合格率が低く、4~5%です。これほど合格率が低い試験は数ある国家資格の中でもほとんどありません。

単純に計算すると100人受験して4~5人しか合格できないので、合格率だけで考えても簡単に合格できるとはとても言えないでしょう。

ただし、合格率はこれでも以前よりは高くなっています。

平成のころは合格率は2~3%で、今よりももっと狭き門だったと言えるでしょう。

これだけ合格率が低いと、一問の間違いが命取りになってしまうことも多々あり、ミスが許されない難しさがあります。

合格に必要な勉強時間は3000時間以上

司法書士試験に合格するために必要な勉強時間は、3000時間以上と言われています。3000時間を確保するためには、週40時間勉強した場合でも1年半、週20時間の場合では3年位かかります。

そして、実際には3000時間の勉強で合格できる人の方が少なく、もっと学習時間が必要になります。

特に独学で勉強する場合には、理解が難しい内容や苦手分野を自分で解決しなければならないことなどから、3000時間の勉強時間での合格はかなり難しく、倍以上の時間がかかるケースも多いでしょう。

試験対策にはノウハウもあり、疑問点をプロに相談できることなどのメリットから、効率的に短期間での合格を目指すには予備校や通信講座の利用が不可欠と言っても過言ではありません。

試験範囲が広い

司法書士試験は、学習すべき範囲がとても広いのが特徴です。試験科目は11科目あり、1科目当たりの身につけるべき知識は膨大です。条文や判例なども正確に理解し、暗記しなければなりません。あいまいな知識では太刀打ちできない正確な理解力を問われる問題が多いので、広く浅い知識では正しい解答を導き出せません。

そして、司法書士試験の特徴として、「捨て科目」を作ることができないことがあります。

なぜなら、午前の択一科目、午後の択一科目、記述式科目のそれぞれに「基準点」(足切り点)があり、一定の点数をそれぞれで超えていなければ、総合点で合格点に達しても合格できないからです。

そのため、どの科目もバランスよく得点が取れるように対策することが必要です。

手抜きできる科目がないことも、司法書士試験の難しさにつながっています。

試験科目が独特で難しい

司法書士試験の試験科目には、一般的になじみのない法令科目が含まれます。特に、不動産登記法と商業登記法は、どちらも司法書士試験の受験生以外はほぼ勉強したことのないマイナーな法令ですが、択一式問題、記述式問題の両方がある主要科目です。たとえ法学部出身者であっても、これらの科目を学んだことのある人はほとんどいないでしょう。

記述式問題は、問題文からどのような登記申請書を作成すべきかを判断し、正しい内容の申請書を作成するもので、正確な判断力、知識、申請書の記載事項の記憶などの総合的な能力が問われます。択一式問題ではまぐれで正解できることもありますが、記述式問題ではそれはありえません。

これらの科目に苦手意識を持つ人も多く、それも司法書士試験の難しさにつながります。

司法書士試験は相対評価

司法書士試験は、絶対評価ではなく相対評価です。そのため、何割正解すれば必ず合格できるということはなく、その年の試験の他の受験生の点数によって合格に必要な点数は変動します。

司法書士試験と比較されることの多い行政書士試験の場合、基本的に絶対評価で 6割正解すれば合格できるのですが、司法書士試験の場合はその年によって、7割程度の正答率で合格できるのか、8割程度の正答率が必要か等が変わってきます。

目標とすべき点数がわからないことも、司法書士試験の難しさの一つです。

「誰でも受かる」は嘘!「司法書士試験は簡単だった」という人の特徴

「司法書士試験は簡単だった」という人はレアですが存在しないわけではありません。

どんな人であれば「司法書士試験は簡単だった」といえるのかについて紹介します。

難関試験の経験者で受験慣れしている人

世の中には、司法書士試験以外にも様々な難関の試験があります。

そして、たとえジャンルの違う試験であっても、受験勉強自体に慣れていて、効率的な学習方法を身につけている人の場合、司法書士試験をそれほど難しいとは思わない人もいるでしょう。受験慣れしている人は、精神的にも強いことが多く、勉強がつらくなって投げ出してしまうことも少ないでしょう。司法書士試験はコツコツと勉強を続けることが何よりも大切なので、そのような人は合格しやすくなるでしょう。

また、受験慣れしている人は、試験当日のコンディションを整えるのも得意です。一門のミスが合否を分けてしまう司法書士試験において、当日のコンディションを万全に整えることはとても重要なため、その意味でも受験慣れしている人は有利と言えます。

長時間の勉強が苦にならない人

司法書士試験は、最低でも3000時間程度の勉強が必要となる学習範囲の広い試験です。

そのため、長時間の勉強は欠かせません。多くの人にとって長時間の勉強は精神的、身体的にきついもので、途中で挫折してしまったり、ペースが乱れてしまったりします。

特に仕事や家事に追われている人の場合、長時間の勉強は大きな負担となり集中力が続かない人も多いでしょう。

それに対し、長時間の勉強が苦にならず、自分で決めたスケジュールに沿って淡々と勉強を続けることができる人は、それほど苦労せずに合格できる可能性があるでしょう。

法律の知識がある人

もともと法律の学習経験があり、十分な基礎知識を身につけている人にとっては、司法書士試験は取り組みやすいでしょう

法律初学者にとっては、法律用語や法令の読み方などをゼロから学ぶことになり、その時点でつまづいてしまう人もいますが、すでにその段階は超えている人の場合は、すんなりと試験対策に取り組むことができます。

とはいえ、ただ単に法学部出身者だから試験に有利かというとそういうわけでもなく、司法書士試験の合格者は様々な学部出身、もしくは大学に行っていない人もいます

暗記が得意な人

司法書士試験は、暗記力が問われる試験です

司法試験は法的思考力などがより問われるのに対して、司法書士試験の場合は、正確な知識を身につけているかがとても重要です。

司法書士試験では、かなり細かい内容まで問われるので、とにかく正確に暗記していなければならないことが多いです。

そのため、暗記が得意な人にとっては取り組みやすい試験といえるでしょう。

司法書士の仕事は簡単?楽しい?

司法書士の仕事について紹介します。

司法書士の仕事は近年は多岐にわたりますが、代表的なものは不動産や会社の登記申請、裁判所に提出する書類の作成などです。

認定考査に合格した司法書士は、簡易裁判所で弁護士と同じように裁判業務をすることもできます。

司法書士は、法務事務のスペシャリストといえるでしょう。

司法書士の仕事は簡単なものではない

ただし、司法書士の仕事は、決して楽なものではありません

司法書士の仕事はクライアントの権利や財産を守る役割のある責任の重い仕事で、決してミスが許されないものだからです。

たとえば登記申請書の作成にしても、一字一句誤りがないことが当然に求められます。

また、仕事のペースを自分でコントロールすることが難しく、クライアントの都合に合わせて期日が決められることが多く、同時期に仕事が集中しがちです。

そのため、期日に追われてしまうことが多く、負担が重く感じることもあります。

司法書士はやりがいのある仕事

責任が重く大変なこともありますが、それ以上に、司法書士の仕事は社会的な役割が大きく、人から感謝されることの多いやりがいのある仕事です。

困っている人や法律的な対処が自分でできずにいる会社や個人に対して、法律知識を生かしてよりよい対処法や解決法を提示したり、手続きを代わりにしてあげたりすることができるからです。

社会の役に立ちたい、困っている人を法的にサポートしたい、という人には特にやりがいを感じられる仕事でしょう。

司法書士は自由な働き方ができる

また、独立開業もしやすく、自分らしい働き方ができることも魅力です。

自分一人でこじんまりと独立開業したり、司法書士数名で事務所を共同経営したり、他士業の人と事務所を共同経営したり、勤務司法書士として働くなど、様々な働き方ができます。

ライフステージに応じて、途中で自分の働き方を柔軟に変えていくこともできます。

何歳になっても自分らしい働き方を選べるのは大きな魅力です。

まとめ

司法書士試験が簡単だという人はゼロではありませんが、極めてレアな存在です。難関試験に慣れているかなどで、ハードルの高さが変わることは事実ですが、多くの人が、努力と合格への強い意志の結果合格を手にしています。

司法書士試験の難しさは、合格率の低さ、学習すべき範囲の広さ、なじみがなくとっつきにくい試験科目があることなどが影響しています。

とはいえ、特殊な才能や知性が求められるような内容の問題は出題されず、きちんと正確な知識をコツコツと身につけた人が報われるタイプの試験です。

司法書士の仕事は人から感謝されることも多く、大変なこともありますがやりがいの多い仕事です。

ただし、試験の難易度を考えると、合格を目指すには、予備校や通信講座の活用がほとんどマストと言えます。気になった人は、合格実績が高く自分のライフスタイルに合わせた学習ができるアガルートの活用を検討してくださいね。

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