本記事では社会福祉士国家試験科目の1つである「医学概論」の概要や勉強法について紹介します。

試験において最初に出題される本科目は、試験の流れをつくる上でも重要な科目になります。

試験対策の参考にしていただき、効率的に学習を進めていただければ幸いです。

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「医学概論」とは?

医学概論の概要

「医学概論」は、旧カリキュラムの「人体の構造と機能及び疾病」に相当する科目であり、人体構造や疾病などの知識や理解が問われます。

新カリキュラムでは「公衆衛生」や「健康増進、保健医療対策」に関する問いにも対応できるように学習を進める必要があります。

人体の知識を身につけることで、クライアントの健康面に関する潜在的なニーズにいち早く気付くことができたり、医療機関との連携を充実させることができます。

ワンランク質の高い支援ができるようになるため、大事に学習を進めていきましょう。

医学概論の重要度

覚えていれば正解を導き出すことができるような「知識」を問われる問題が多く、得点を重ねやすい科目であるため、学習の重要度は高いといえます。

医学概論の難易度

「身体構造と心身機能」や「疾病、障害」「国際生活機能分類(ICF)」など、問われる知識は幅広いものの、基本的な知識を問うものがほとんどであり、難易度はやや低めです。

とはいえ、人体の名称などでは似たような用語やなじみのない漢字が多く、普段、医療に接する機会が少ない方にとっては、記憶にそれなりの時間と労力を要します。

まずは試験で頻出している重要な用語から押さえ、少しずつ知識を広げていくことがポイントになります。

「医学概論」の勉強法

続いて勉強法について詳しくみていきましょう。

効率よく学習を進めるためにポイントを2つに絞り紹介します。

1. 重要な用語を暗記し得点力をあげる

「医学概論」では応用問題などは少なく、基本的な知識を問う問題が多いです。

過去問題や旧カリキュラムの「人体の構造と機能及び疾病」で出題傾向を掴みながら、どのような問題が出ているのか確認しつつ学習を進めていきましょう。

特に重要なものとして押さえておきたい用語は以下の通りです。

ライフステージにおける心身の変化

心身の成長や老化に関する知識を問う問題は頻出のため、よく学習しておく必要があります。

特に、スキャモンの成長曲線は出題頻度が高いため、確実に押さえるようにしましょう。

なお、自分や身の回りの家族などの成長・加齢のエピソードと紐づけて覚えていくとスムーズに記憶していくことができます。

身体構造と心身機能の概要

臓器などの人体部位の名称や機能について問う問題が頻出しているため、理解しておく必要があります。

また、特定の疾病によってどの部位に影響を与えるのかという関係性も重要になってきます。

なお、人体の名称などを学習するときは、常に自分の身体の中で起こっていることをイメージするように心がけると、具体的に記憶していくことができます。

疾病および障害

主となる疾病や障害の概要についても理解しておく必要があります。

障害の特徴や発達障害について、主な症状について答えられるようにしておくことで得点力がアップします。

この分野は、別科目の「障害者福祉」や「高齢者福祉」との関連性も高く、学習のコスパが良いので力を入れて学習しましょう。

特に認知症や精神疾患に関する知識は、別科目や事例形式で問われても対応できるよう、理解の徹底を心がけましょう。

また、障害と疾病の予防としての予防医学、回復過程としてのリハビリテーションについても丁寧に学習しておくと加点が狙えるでしょう。

2. 国際生活機能分類(ICF)についての理解を深める

本科目は国際生活機能分類(ICF)についての理解も重要です。

概念・基本的な考え方

国際生活機能分類(ICF)についての概念や基本的な考え方についての出題が多く、確実に理解しておく必要があります。

ICFの元となった国際障害分類(ICIDH)からICFに改訂された背景を踏まえながら、現在に至るまでの経緯を理解しておきましょう。

環境因子・個人因子の違い

ICF内の背景因子(環境因子、個人因子)に関連する内容も得点を重ねる上で重要です。

「環境因子」は、その人を取り巻く人的・物的な環境すべてを指します。

人々が生活し、人生を送っている物的環境や人的環境、制度的な環境などのことをいい、家族・仲間・就労環境なども含まれます。

一方、「個人因子」は、その人固有の特徴(個性)のことを指します。

個人の人生や生活の特別な背景、年齢や性別、ライフスタイルや価値観などが含まれます。

なお、これらの背景因子は、「促進因子」としてプラスに働くものと「阻害因子」としてマイナスに働くものがあることを理解しておくことも重要です。

事例問題の対策

ICFは事例形式で出題されることも多く、背景因子のほかにも、「活動」と「参加」、「心身機能・身体構造」と「個人因子」の区別などが問われることがあります。

過去問題を解いて、事例慣れをしておくと安定して得点することができるようになります。

今回紹介したこと以外にも参考書や過去問題集を中心に必要な知識を身につけ、本試験のスタートダッシュを狙いましょう。

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橋口 貴俊 講師

この記事の執筆者 橋口 貴俊 講師

橋口 貴俊講師 講師紹介はこちら

地元の都道府県社会福祉協議会で働く。
地域福祉の推進のため、県域における福祉人材の確保・育成・定着に関する業務に携わっている。

社会福祉士としての専門性を高めるため、社労士と行政書士の試験に、働きながら独学で合格する。
社会人のための効率の良い学習方法を追究した結果、80日の短期間で、難関と言われる行政書士試験の一発合格に至る。

受験生がつまずきやすい社会保障制度や法律について、社労士試験などで培った専門性を発揮し、合格に必要な知識だけに絞った分かりやすい講義を得意としている。