技術士一次試験の受験をする上で気になるのは、過去に出題された問題(過去問)の内容ではないでしょうか。

過去問の内容確認は、技術的な解説付きで正解が掲載されている過去問題集で行うのが効率的です。また、独学で試験に臨む人にとって過去問題集は非常に重要です。

このコラムでは、技術士一次試験の受験をする人、検討している人におすすめの過去問題集4選とその選び方、過去問題集を使った学習のポイントを紹介します。

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【技術士一次試験対策】過去問題集の選び方

技術士一次試験は、マークシート形式(五肢択一式)で行われます。

関連コラム:技術士一次試験とは?受験資格から試験科目・配点まで試験概要まとめ

一次試験は過去問の類似問題がよく出題されるため、過去問題集で対策を行えば独学で一次試験に合格することも十分可能です。

過去問題集の選び方のポイントを3つ紹介します。

1.現行の試験制度に対応しているか

一次試験は試験内容が変更されることがあります。
過去問題集が現行の試験制度に対応しているかを必ず確認しましょう。

比較的新しいところでは、平成25年度に共通科目という科目が廃止されました。
現在の一次試験科目は、基礎科目、適性科目、専門科目です。

古い過去問題集で学習を始めると、現在は存在しない科目の問題を目にして混乱することになります。
できるだけ出版日が新しい過去問題集を選びましょう。

2.解説が充実しているか

解説部分が充実した過去問題集を選びましょう。

紙面の大半が過去問と正解の掲載だけで、解説部分が充実していない過去問題集はおすすめしません。

単純にページ数の多い過去問題集を選ぶのも一つの方法です。

なお、過去問と正解だけ知りたい場合は、日本技術士会の公式ウェブサイトから無償で入手できます。

3.著者や出版社が信頼できるか

過去問題集の出版元や著者の経歴を確認しましょう。

技術系の出版物が多い出版社の過去問題集は、解説内容に間違いがないか入念に確認されている可能性が高く、安心感があります。

また、一次試験を経験した技術士が著者の過去問題集は、試験の傾向と対策に信頼が持てます。

技術士一次試験におすすめの過去問

専門科目は受験する技術部門で過去問の内容が異なるため、ここでは全技術部門共通の基礎科目と適性科目についておすすめの過去問題集を紹介します。

技術士第一次試験基礎・適性科目 完全解答(オーム社)

技術士第一次試験基礎・適性科目 完全解答は、豊富な図と丁寧な解説が特徴の過去問題集です。

7回分の過去問に加えて、QRコードから平成28年度~平成24年度の問題および解答解説、予想問題3回分をダウンロードできます。

付録には一次試験に関連する法案(技術士法、個人情報保護法、公益通報者保護法、特許法等)が収録されているので、問題を解いているときに気になった法案をすぐに見返すことができます。

過去問の詳しい解説が知りたい人におすすめの本です。

技術士教科書 技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクト(翔泳社)

技術士教科書 技術士 第一次試験問題集 基礎・適性科目パーフェクトは、17回分という過去問数の多さが特徴です。

電子書籍版も用意されているので、スマートフォンやタブレットで閲覧することも可能です。
持ち運びに便利な電子書籍版は、ちょっとした隙間時間をつかった学習に向いています。

より多くの過去問に取り組んで自信をつけたい人におすすめです。

らくらく突破 技術士第一次試験[基礎科目・適性科目]過去問マスター解説集(技術評論社)

らくらく突破 技術士第一次試験[基礎・適性科目]過去問マスター解説集は機械部門の技術士が執筆した、わかりやすい出題傾向分析と試験対策が特徴の過去問題集です。

7回分の過去問と解説が本に収録されています。

また、本とは別に5回分の過去問と解説がダウンロードできるため、合わせて12回分の過去問を学習することができます。電子版も用意されています。

過去問7回分+本年度予想 技術士第一次試験基礎・適性科目対策(秀和システム)

過去問7回分+本年度予想 技術士第一次試験基礎・適性科目対策

著者は建設部門の技術士です。

出題傾向の分析と、それに関連する技術的な要点のまとめが特徴の過去問題集です。

7回分の過去問と解説に加えて、予想問題が収録されています。

解答用紙も収録されているため、より本番に近い形で試験対策を行うことができます。

過去問で学習するときのポイント

過去問題集を使って効果的に学習を進めるための3つのポイントを紹介します。

何度も繰り返し過去問題を解く

実施年度の新しいものから順に一通り過去問を解いてみましょう。

すんなりと正解できた問題、まったく解けなかった問題などから、自分の得意分野と不得意分野が見えてくるはずです。
問題を理解した上で正解できるように不得意分野の知識を補いながら学習を進めましょう。

過去問は、定期的に繰り返し解いて内容を記憶に定着させましょう。

合否基準を意識した学習時間の配分

一次試験に合格するには、基礎科目、適正科目、専門科目のすべての科目で50%以上の得点が必要です。

別の言い方をすれば、各科目の得点が合格ラインを上回れば満点を取る必要はありません。

合否基準を意識して苦手科目と得意科目の学習時間の配分を決めましょう。

実際の解答時間に合わせて解く

過去問を使った学習の仕上げ段階では、試験時間内に問題を解けるか時間を計って確認しましょう。

基礎科目と適正科目の試験時間は1時間、専門科目は2時間です。

まとめ

一次試験合格は技術士資格取得のための通過点に過ぎません。

できるだけ早く一次試験に合格して、二次試験の準備にとりかかりましょう。

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