このコラムでは、最新の賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格ライン・ボーダーについて、過去の推移もあわせて詳しく解説します。

賃貸不動産経営管理士試験は、令和元年以降、難易度が年々上がっており、合格率も大きく低下しています。
たとえば、令和元年度の合格点は29点(全40問)・合格率36.8%でしたが、令和7年度には38点(全50問)・合格率29.5%となり、例年でも低い数値となりました。

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賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格ライン・ボーダーとその推移

賃貸不動産経営管理士試験の合格点は、過去5年間で34点〜40点で推移しています。全50問であるため、68%~80%の正答率が必要になるということになります。

なお、賃貸不動産経営管理士試験の合格点は相対評価となっており、毎年点数が異なることに留意が必要です。

また、最新令和7年(2025年)度賃貸不動産経営管理士試験の合格基準点(合格ライン)は38点(50点満点中)でした。令和6年(2024年)度の合格点は35点だったため、前年より受かりにくい試験だったといえます。

なお、賃貸不動産経営管理士試験には、事前に講習を受けることで試験科目が5問免除になる制度があります。

以下では、科目免除あり・なしそれぞれの場合における合格点(合格ライン)などの数値について詳しくみていきます。

賃貸不動産経営管理士試験の合格点と合格率の推移

下記は過去10年分の賃貸不動産経営管理士試験の合格点・合格率の推移です。

年度受験者数合格者数合格点合格率
令和7年度(2025年度)31,792名9,370名38点(50問中)29.5%
令和6年度(2024年度)30,194名7,282名35点(50問中)24.1%
令和5年度(2023年度)28,299名7,894名36点(50問中)28.2%
令和4年度(2022年度)31,687名8,774名34点(50問中)27.7%
令和3年度(2021年度)32,459名10,240名40点(50問中)31.5%
令和2年度(2020年度)27,338名8146名34点(50問中)29.8%
令和元年度(2019年度)23,605名8,698名29点(40問中)36.8%
平成30年度(2018年度)18,488名9,379名29点(40問中)50.7%
平成29年度(2017年度)16,624名8,033名27点 (40問中) 48.32%
平成28年度(2016年度)13,149名7,350名28点(40問中)55.89%

令和7年度は全50問中38点が合格ラインで、合格率は29.5%でした。

過去の流れを見ると、令和2年度より問題数が全40問から全50問に増え、令和元年以降から合格率が一気に下がっています

令和元年に実施された賃貸不動産経営管理士試験の合格点は29点(全40問)、合格率36.8%でした。

なお、これまででもっとも低い合格率は令和6年度試験の24.1%/合格点35点(50問中)です。

賃貸不動産経営管理士講習者(5問免除)の合格点・合格率推移

賃貸不動産経営管理士試験には、事前に講習を受けることで試験科目が5問免除になる制度があります。
管理士講習の修了者の合格点・合格率の推移をみてみましょう。

年度受験者数合格者数合格点合格率
令和7年度(2025年度)13,397名4,898名33点(45問中)36.6%
令和6年度(2024年度)30,194名7,282名30点(45問中)29.7%
令和5年度(2023年度)11,449名3,700名31点(45問中)32.3%
令和4年度(2022年度)11,306名3,475名29点(45問中)30.7%
令和3年度(2021年度)10,390名3,738名35点(45問中)36.0%
令和2年度(2020年度)8,671名2,925名29点(45問中)33.70%
令和元年度(2019年度)6,882名2,641名25点(35問中)38.40%
平成30年度(2018年度)5,379名2,886名25点(35問中) 53.65%
平成29年度(2017年度)4,380名2,342名23点(35問中) 53.47%
平成28年度(2016年度)2,286名1,556名24点(35問中) 68.06%

賃貸不動産経営管理士試験の講習受講者の合格率をみると、免除がない場合に比べてやや高い傾向です。

講習を受けるにはお金も時間もかかりますが、試験に合格できる可能性が高くなります。

少しでも合格率を上げるなら、講習を受けた方が良いかもしれません。

賃貸不動産経営管理士試験の合格点予想令和7年度(2025年)について

令和7年(2025年)賃貸不動産経営管理士試験において、試験後にアガルート講師陣による合格点予想ライブが配信されました。

先生方の合格点予想は以下の通りです。

いずれの先生も37点付近を合格ラインと予想しており、令和6年度の35点よりは上昇する可能性が高いとの結論でした。

実際に公表された今年度の合格点は38点だったため、先生方の予想はほぼ的中だったといってよいでしょう。

37点と予想した理由などについても動画内で解説されているため、ぜひ参考にしてください。

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賃貸不動産経営管理士試験の難易度は今後上がる可能性

賃貸不動産経営管理士試験の今後の傾向として、難易度は上がっていく可能性が高いです。

受験者が増えていることが考慮され、難易度は上がり、その分合格点は下がるかもしれません。

ちなみに、賃貸不動産経営管理士と類似する国家資格として管理業務主任者というマンション管理業に関する資格があります。

管理業務主任者の合格率は、資格が認定が開始された2001年の合格率58.5%でした。

しかし、翌年の合格率は30%を切っており、ここ数年は合格率20~24%の間で推移しています。

あくまで参考値ですが、類似する国家資格としての参考になるのではないでしょうか。

また、今後想定される賃貸不動産経営管理士試験に影響を与える可能性のある事項として挙げられるのが「賃貸住宅管理業者の要件」です。

現状、賃貸住宅管理業者が設置を義務づけられている業務管理者についは、宅地建物取引士でもOKとなっています。

ただ、この措置は、経過措置という見方もあり経過措置が終わった際に、「賃貸住宅管理業者が、賃貸不動産経営管理士に一本化される」可能性もあります。

つまり、試験内容の難易度にも影響が及ぶかもしれないということです。

計画的な試験スケジュールを立てて早めに資格を取得しよう

今後さらに、賃貸不動産経営管理士試験の難易度は高くなるでしょう。

試験内容も変わる可能性があることを考えると、なるべく早めに資格を取得したほうが良いかもしれません。

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