履歴書の趣味や特技の欄に何を書こうか悩んでいませんか?

どこまで自分のリアルな姿を書いて良いのか、さじ加減が難しいですよね。

履歴書の趣味や特技の欄は、企業が求める内容を理解したうえで適切な内容を書く必要があります。

この記事では、履歴書に趣味・特技を書くメリットや書き方、好印象を与える例文などをまとめました。

趣味や特技がない時の対処法も紹介しているため、書くことが全然思い付かない方は参考にしてくださいね。

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趣味・特技を書くメリット

履歴書に趣味・特技を記載するメリットは、採用担当者に「〇〇が好きな人」と印象付けられる点です。

採用担当者は多数の応募者の中から選考通過者を選んでおり、絞りきれない場合は印象に残った方を採用する傾向があります。

そのため、趣味や特技を記載してインパクトを残せたら、内容次第では選考通過率がアップするでしょう。

また、趣味や特技に企業に関係のある内容が書かれていると、しっかりと企業研究しているという印象を持ってもらえる可能性があります。

もし企業に関係のある趣味や特技がなくても、何か記載していれば面接での話題のひとつになり、面接官との距離をぐっと縮められます。

履歴書の記入欄を空白のまま提出すると、やる気がない印象を与えてしまうため、過去や日々の習慣を振り返って何か記載することが重要です。

面接官は何を見ているの?

履歴書の趣味や特技の欄で面接官が判断していることは、経験やスキルでは知り得ない応募者の人となりです。

たとえ応募者に素晴らしい経験やスキルがあっても、社風に合っていなければ採用したいと思ってもらえません。

そこで、応募者が自社に合う人材か判断するポイントのひとつが、趣味・特技の欄です。

趣味や特技が採用への直接のきっかけになる可能性は低いですが、少しでも良い印象を残せたら選考通過の足がかりになるでしょう。

また、趣味や特技は面接の場の緊張を和らげるために、アイスブレイクとして質問されるケースもあります。

したがって、記載する内容は掘り下げられても問題なく回答できるものが理想的です。

趣味・特技を書く際のポイント

趣味や特技を書く際は、好印象を持ってもらえるように以下の4つのポイントを意識しましょう。

  • 箇条書きで簡潔に書く
  • 補足説明を添える
  • 学んできたスキルやアピールできる内容を書く
  • 応募先の企業に沿う内容を書く

書き方に自信がない方は、うまく書けるようにひとつずつ確認していってくださいね。

箇条書きで簡潔に書く

趣味や特技を記載する時は、箇条書きで簡潔に記載したあとに説明を添える構成がおすすめです。

長文を記載すると、採用担当者が読みにくいと感じる可能性があります。

文章がNGなわけではありませんが、どう書こうか悩んだ際は箇条書きを選びましょう。

また、趣味や特技は面接中に会話のきっかけになるため、「特になし」との記載は好まれません。

詳しい内容は面接官に直接話すと想定して、箇条書きで簡潔にまとめましょう。

補足説明を添える

趣味や特技を箇条書きで簡潔に記載したあとは、補足説明を()で括って記載するとよりイメージしやすくなります。

普段よくしていることや興味のあること、過去に人から褒められた経験などを振り返って記載すると、採用担当者の目を引いて興味を持ってもらえるかもしれません。

ただし、興味を持ってもらおうと嘘をつくと、面接で質問された際に嘘だと見抜かれる可能性があります。

自分を取り繕うとせず、正直な内容を記載しましょう。

学んできたスキルやアピールできる内容を書く

趣味や特技はプライベートの楽しみでもありますが、仕事内容や社風に関するものがあれば学んできたスキルやアピールできる内容を書くとより良いでしょう。

例えば、エンジニア職の方はゲームやプログラミングと、マーケティング職の方はSNSやブログが趣味と答えると、プラスの判断材料となります。

趣味や特技は履歴書の中でも仕事以外のことをアピールできる場のため、採用の可能性を上げられそうなことは記載しましょう。

応募先の企業に沿う内容を書く

応募先企業の社風に合う趣味や特技をピックアップして書くことも大事です。

例えば、コミュニケーション力がある人材を募集する企業と、ひとりでコツコツと取り組める人を募集する企業とでは、アピールすべき事柄が異なります。

また、コミュニケーション力が求められる場合は「友達とボードゲームするのが趣味」などと、ひとりでコツコツ取り組む人が求められる場合は「ジグソーパズル」などと答えると良いでしょう。

応募先企業の社風や求められる人物像を調べたうえで、それぞれの企業や職種に合う趣味・特技を記載してください。

好印象を与える趣味・特技の書き方【例文付き】

履歴書に書く趣味や特技は、以下のパターンに当てはまると好印象に繋がります。

  • 長所のアピールに繋がる
  • 自己PRに繋がる
  • 仕事内容に直接関係する

それぞれ具体的にどのような書き方をすればいいのか、確認していきましょう。

長所をアピールできる書き方

趣味や特技そのものも大事ですが、趣味や特技に向き合ってきた経験を書くと、長所のアピールに繋げられます。

書く際は具体的な数字を入れて、期間や量などがわかるとよりインパクトが大きくなります。

それでは、長所をアピールできる趣味・特技の例文を見ていきましょう。

例文

・バレエ(5歳から続けており、現在も毎年バレエ団の舞台に立っています。)
・読書(ジャンルを問わず年間200冊以上読んでいます。)
・朝活(毎朝5時半には起床してマラソンしています。)

(解説)
長年続けている点やたんたんと量をこなす点が、コツコツ努力できる印象を与えます。
自分の好きなことがあると、気分転換の方法を知っているという側面も好印象に繋がり、コツコツ続ける姿から前向きな印象も感じられるでしょう。
趣味や特技を通して前向きな姿勢が伝わると、採用担当者からの好感度は高くなります。
採用担当者には数多くの応募書類が届く中、趣味・特技から長所や人柄が感じられて印象に残ると、面接に進んだ際に話が弾むはずです。

自己PRに繋がる書き方

強みになる趣味や、企業が求める素質を感じさせる特技を記載すると、自己PRに繋がります。

趣味や特技はプライベートな一面が垣間見える部分だからこそ、自然な形で採用担当者に自分の自己PRを印象付けられる点がメリットです。

それでは、自己PRに繋がる趣味・特技の書き方を見ていきましょう。

例文

・英語(大学時代に留学経験があり、今でも字幕なしで洋画を見るのが好きです。)
・剣道(小学生の頃から続けており、全国大会の出場経験もあります。)
・特技は人の名前と顔をすぐに覚えられるところです。

(解説)
海外進出している企業や語学を評価する企業なら、英語が好きで得意と伝えると、語学力のPRとなります。
また、剣道のようにひとつのことを続けて結果を出した経験は、企業においても高評価を得られるポイントです。
さまざまな人とかかわり合いながら仕事する企業の場合は、人の顔をすぐに覚えられる特技も自己PRとして効果的です。

仕事に直接関係する書き方

語学のような応募した職種に活かせる趣味やスキルはもちろんのこと、趣味に取り組む姿勢も仕事に活かせるスキルとしてアピールに繋がります。

趣味や特技が仕事に関係のあるものだと、採用後に働いている姿を想像しやすく、社風に合うと判断してもらえるでしょう。

それでは、仕事に直接関係する趣味・特技の書き方を紹介します。

例文

・旅行(海外旅行が好きで今まで10カ国に行きました。)
・SNS(TikTokのフォロワーが1万人います)
・サッカー(小学生の頃から今もずっと続けています。)

(解説)
例えば、旅行業界を志望している場合は海外旅行を、マーケティング職の場合はSNSを趣味としてアピールすると、仕事に直結するため好印象を持たれる可能性があります。
また、運動系の趣味は協調性や積極性があるという点で社風と合っていると高く評価されるでしょう。
スポーツを長く続けている場合は、壁にぶつかっても乗り越えられる点でも評価される傾向があります。

趣味・特技欄に書かない方がいい内容

履歴書に書く趣味や特技は、選考結果に直結するわけではありません。

だからといって何でも正直に書いて良いかと問われると、実際のところはそうではありません。

ビジネスの場で適していないものや面接時の会話のきっかけになりにくいことは、履歴書に書く趣味や特技としてあまり向いていません。

例えば、ギャンブルが好きだったとしても、就活の場では良い印象を持たれないケースが多いため、書かない方がよいでしょう。

どうしてもギャンブルを趣味として書きたい場合は、採用担当者が納得するような理由も添えることが大切です。

また、嘘の内容や好みが分かれる内容もNGです。

嘘を記載すると面接で質問されてもうまく回答できず、自分で自分の首を絞める結果となります。

「特定の球団が好き」という趣味も、意見が分かれやすく、採用担当者がライバルチームを好きだった場合に良い印象を持ってもらえない可能性があります。

したがって、記載する趣味や特技が相手にマイナスな印象を与えないか、十分に考慮したうえで履歴書を書きましょう。

趣味・特技がない場合の対処法

就活している方の誰しもが、趣味や特技を持っているわけではありません。

趣味や特技がない場合の対処法は、以下の4つです。

  • 「特になし」は書かない
  • 過去を振り返って趣味・特技を探す
  • 習慣的に行っていることを書く
  • 趣味・特技を記載する欄がない履歴書を選ぶ

趣味や特技がなくて何を書こうか悩んでいる方は、参考にしてくださいね。

「特になし」は書かない

趣味や特技がない場合でも、「特になし」と書くことはNGです。

せっかく企業に自分をアピールする場が設けられているのに、その機会を逃すことはもったいないこと。

採用担当者によっては、志望意欲が低いと判断される可能性もあります。

「読書」や「映画鑑賞」など一言でも良いため、書いておくと面接時の会話のきっかけになるはずです。

質問された時にうまく回答できるように、具体的な内容もまとめておきましょう。

過去を振り返って趣味・特技を探す

家族や友人からすごいと言われたことがないか、過去を振り返ってみることも方法のひとつです。

例えば、「流行のファッションをいつも取り入れているよね」と友人に言われたことはありませんか。

言われたことがある場合は、情報収集するのが得意と履歴書に書けます。

このように些細なことでいいため、周囲の人からよく言われることがないか振り返ってみましょう。

習慣的に行っていることを書く

日常的にこだわっているところや苦もなく続けていることがあると、趣味や特技に繋げられます。

例えば、自分のデスク周りを気分良く使えるようにいつもきれいに保っている方は、整理整頓が特技です。

自分にとっては苦もなく続けていてごく自然なことでも、他の人からすると特技と感じてもらえるケースがあります。

趣味・特技を記載する欄がない履歴書を選ぶ

どうしても書く内容が決まらない場合は、趣味や特技を記載する欄がない履歴書を選ぶこともひとつの手です。

書く欄がない場合は、わざわざ趣味や特技を記載する必要はありません。

趣味や特技よりも、志望動機や自己PRの欄に注力すると良いでしょう。

ただし、万が一面接で口頭質問された時はうまく回答できるように、何かしら趣味や特技を考えておくことをおすすめします。

まとめ

履歴書に書く趣味や特技は、自分のプライベートな一面から企業にアピールするチャンスです。

強みや自己PRなどではわからない自分の魅力を、採用担当者に伝える機会でもあります。

趣味や特技は、なるべく仕事に関係する内容を選びましょう。

企業の社風や求められる人材に合う趣味・特技を紹介すると、採用担当者から好印象を持ってもらえる可能性があります。

どのように記載すればいいのかわからない方は、この記事で紹介した例文を参考にしてください。

履歴書の趣味・特技の欄を活かして、就活で採用担当者に好印象・高評価をもらいましょう。

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新井綾世

この記事の著者(新井綾世)

新井綾世(あらい あやせ)

さまざまな企業のメディアで活動するフリーランスのライター。
大学在学中は法科大学院への進学を志して勉強するも途中で挫折し、卒業後は都内にあるメーカーに就職。
一般職勤務や地元企業への転職などを経て、ライターとして独立。
現在は主に住宅や教育などの記事の執筆やディレクション、ブログ・SNS運用などを行う。
プライベートでは3人の子供がいる母で「子育て中でも好きな仕事を諦めない!」を実践中。

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