【司法書士試験】刑法の勉強法を解説
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今回は、司法書士試験における刑法の勉強方法について解説します。
刑法の特性や出題傾向、配点についても説明するので、参考にしてみてください。
司法書士試験における刑法について
刑法とは
刑法とは、犯罪に関する法律のことです。
具体的には、刑法総論と刑法各論、刑罰論について学習します。
例えば公園のベンチに財布が落ちており、それを持ち去ってしまった場合、窃盗罪が成立するのか、あるいは例えば占有離脱物横領罪といった他の犯罪が成立するのか、それとも交番に届けるつもりでそのまま届けたという事情があれば犯罪にはならないのではないか、といったことを学習します。
出題形式と配点
司法書士試験において、刑法は、筆記試験の午前の部で多肢択一式として出題されています。出題数は3問で、配点は9点です。
出題傾向と特性
司法書士試験における刑法からは、刑法総論、刑法各論、刑罰論から広く出題されており、学習範囲を限定することは難しいといえるでしょう。
【司法書士試験】刑法の勉強法
司法書士試験対策として刑法の勉強をするうえで、次の2点がポイントです。
- 学問としての刑法に深入りしない
- 体系を理解する
1.学問としての刑法に深入りしない
司法書士試験対策としての刑法の勉強をする上でのポイントの一つとしては、「学問としての刑法に深入りしない」ことが挙げられます。
刑法は学問的にとても深く、理論的であり、司法書士受験生の中にもその刑法の学問としての魅力に取りつかれてしまう人がいるかもしれません。
また多様な学説の対立があるため、そうした対立が気になりだしてしまう可能性もあるでしょう。
しかし、実際に司法書士試験の刑法で出題されている問題は、条文や判例の問題が中心で、そこまで深いものは出題されません。
つまり司法書士試験の勉強をする上で、学問としての刑法に深入りすることは不要。むしろ有害なのです。
司法書士試験対策として刑法を学習する際には、常に忘れないようにすべきポイントです。
2.体系を理解する
刑法を学習する上では、体系を理解することも大切です。
体系を理解しさえすれば、理解が容易になる局面が多くあります。
刑法の体系を理解するとは、学習内容が刑法のそのレベルのものなのか、すなわち、「構成要件に該当する、違法で、有責な行為」という犯罪の定義において、どの部分の問題なのかを意識することです。
例えば、窃盗罪であれば、刑法各論の範囲であり、かつ構成要件に関するものである、また正当防衛であれば、構成要件に該当することが認められた後の、違法性が認められるか否かというレベルである、といったようにです。
このように、刑法を学習する上では、体系を理解し、常に意識して学習することが大切でしょう。
具体的な学習の進め方としては、やはり過去問を中心に学習するのがおすすめ。過去問の理解を完璧にしておけば、3問中2問は正答できるはずです。
刑法は、司法書士試験においては、マイナー科目と言われており、重要度は高いものではありません。
もっとも、科目としては大変重たい科目です。過去問演習を中心に学習し、メリハリをつけて学習することが大切です。
まとめ
今回は、司法書士試験における刑法について解説しました。
- 刑法=犯罪に関する法律のこと
- 学問としての刑法にのめり込まないことが大切
不要な知識を身につけることがなくなる - 体系を理解することも重要な試験対策
犯罪の定義において、どの部分の問題か意識しよう
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この記事の監修者 竹田 篤史講師
社会保険労務士事務所、司法書士法人勤務後、大手資格予備校にて受講相談、教材制作、講師を担当。
短期合格のノウハウをより多くの受講生に提供するため、株式会社アガルートへ入社。
これまで、ほぼ独学で行政書士試験、司法書士試験に合格し、社会保険労務士試験には一発で合格。
自らの受験経験で培った短期合格のノウハウを余すところなく提供する。
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