司法書士試験を目指す人の中には、予備校や通信講座を利用せずにまずは独学でチャレンジしてみたい!という人もいるのではないでしょうか。

独学の場合、自分で教材を選ぶ必要があり、その中には問題集も必須です。

この記事では、独学の場合に必要な問題集にどんな種類があるのかや、選び方のポイント、実際におすすめの問題集などについて解説します。

おすすめテキストはこちら:司法書士の独学におすすめのテキスト11選!必要な参考書・選び方とは?独学の注意点も解説

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司法書士独学に必要な問題集の種類と選び方

一口に問題集といっても、問題集にもいくつかの種類があり、役割が異なります。

必要な種類は、基本的には以下のものです。

 詳しい内容やおすすめの書籍は次章で紹介します。

①過去問題集

過去問題集は、司法書士試験で過去に実際に出題された問題をまとめた問題集です。

過去問題は、実際にどんな形で出題されるかや出題の傾向を知るのに一番重要な問題集であり、必ず入手して、複数回は解く必要があります。

②予想問題集

予想問題集は、今後の本試験に出題される問題を予想して作られた問題集です。

本試験対策として、自分が未知の問題をどの程度解けるのか、実力を試すのに役立ちます。

③基本問題集

基本問題集は、基礎テキストで学んだ知識が定着しているかを確認するための基礎問題の問題集です。

基本テキストで学びながら、その項目ごとに自分の理解度を確認するために小まめに問題を解く習慣をつけるとよいでしょう。

④記述対策用問題集

記述対策用問題集は、不動産登記法、商業登記法の記述式問題に特化した問題をまとめた問題集です。

記述式対策は、できるだけ多くの問題を解いて、手を動かした覚えることも重要なため、問題集を活用して沢山の問題を解くことが有効です。

次に、これらの問題集の選び方のポイントを紹介します。

1.解説が充実しているものを選ぶ

問題の内容そのものも大切ですが、その解説が分かりやすいか、充実しているかも重要です。

問題集の使い方として、解いて自分の実力を確認することはもちろん重要ですが、解いた後に解説をしっかりと読み込んで復習することがより重要だからです。

ポイントをしっかりと押さえており、読んですんなり自分の頭に入る解説のものを選ぶのがおすすめです。

2.テキストと相性の良いものを選ぶ

独学の場合、基本テキストも自分で揃えることになります。

その基本テキストと同じシリーズで問題集を出しているケースも多く、基本テキストに満足している場合には同じシリーズの問題集を選ぶと、テキストと問題集がリンクするように設計されていて使いやすいでしょう。

ただ、必ずテキストと問題集を同じシリーズで揃えなければいけないわけではないので、内容をよく見たうえで選びましょう。

3.最新年度のものを選ぶ

問題集は、必ず最新年度のものを選びましょう。

法改正や新たな判例・先例などは常にあり得るため、古いものの場合それに対応していない可能性があります。

古い年度の中古本などは、使い物にならないことがほとんどなので、避けるようにしましょう。

4.目的に応じた問題集を選ぶ

上述した通り、問題集には大きく分けて、過去問題集、予想問題集、基本問題集、記述対策用問題集の4種類があり、それぞれの用途が異なります。

同じ種類の問題集に何点も手を出すよりも、それぞれの用途の問題集をまずは1種類ずつ揃えて、それを完ぺきにマスターすることが大切です。

【司法書士独学】過去問題集おすすめ3選

独学におすすめの過去問題集を紹介します。

過去問題集は、実際に司法書士試験に出題された問題そのものをまとめた問題集です。

過去問をマスターすることは、一番の本試験対策といっても過言ではないほど重要であり、受験生は誰もが入手して繰り返し解くべきものです。

年度別に掲載しているもの、科目別に掲載しているものなどがあり、また何年分収録しているかも書籍によって様々です。

司法書士 合格ゾーン 択一式過去問題集

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司法書士 合格ゾーン 択一式過去問題集は、大手資格予備校LECの過去問題集です。

この過去問集の特長として、同ジャンルの問題がすぐに見分けられるように、独自の分類により過去問を体系別に編集しています。

司法書士試験の膨大な出題範囲の中から、勉強したい項目を見つけるときに役に立ちます。

また、過去の出題頻度に応じて、問題ごとの重要度をAからCの3段階で表示したり、問題の種類を「知識型」か「推論型」かで表示しています。

さらに、今後の出題可能性の高い論点には、要チェックの表示があります。

要点をしっかりと押さえた解説には図表による関連情報の整理もあり、わかりやすいと評判です。

合格ゾーンの基本テキストを使用している人には特に使いやすいでしょう。

司法書士スタンダードシステム パーフェクト過去問題集

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司法書士スタンダードシステム パーフェクト過去問題集は、大手予備校Wセミナーの過去問題集です。

平成元年から昨年分の全問題を体系別・テーマ別に掲載しています。

最新の問題や試験対策の上で重要な問題には、「ウラ解き!」として、出題者の意図、問題を解くためのキーとなる知識、正解と不正解を分けるポイントなどを掲載しています。

過去問を忠実に再現しつつも、法改正や判例変更があった問題については必要に応じて改題してあるので安心です。

こちらの過去問集も、問題ごとに重要度が表示されているので、メリハリをつけて学習しやすくなっています。

こちらもシリーズの基本テキストがあるので、セットで活用するのもよいでしょう。

司法書士山本浩司のautoma system オートマ過去問

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司法書士山本浩司のautoma system オートマ過去問は、大手予備校Wセミナーの山本講師の過去問題集です。

合格するために本当に必要な過去問を、肢レベルまで踏み込んで選別し、オートマ式の並べ順で編集しています。

山本講師のオートマ式シリーズのテキストを使ってオートマ式の理論に納得している人にはおすすめです。

過去問を肢ごとに解体し肢別過去問集となっており、一緒に考えるべき「セット問題」と、比較しながら覚えるべき「比較問題」を表示してあります。

また、問題に「条文問題」「判例・先例問題」「基本問題」「応用問題」などのアイコンを着けており、どのように復習すればよいかが分かるようになっています。

各章末には、肢別ではなく過去問をそのまま使った総合問題も掲載されています。

【司法書士独学】予想問題集おすすめ2選

予想問題集は、本試験に出題される可能性が高い問題をまとめた問題集です。

司法書士試験の本番のシミュレーションや実力試しのために使用します。

予想問題集は、必ず時間を計って本試験と同じタイムスケジュールで解くことをおすすめします。

司法書士試験は限られた時間の中で正解を導き出さなければならず、本番さながらのトレーニングをしておくことで、本試験で落ち着いて対応できるようになります。

無敵の司法書士本試験予想問題集

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無敵の司法書士本試験予想問題集は、大手資格予備校Wセミナーの予想問題集です。

過去問を徹底的に分析したうえで、Wセミナーの長年のノウハウによって導き出した本年度に出題される可能性が高い問題を作成しています。

本試験へ向けて自分の実力試しをしたり、問題演習によって実力アップを目指すのに役立ちます。

取り外しができる問題冊子と答案用紙を使って、本試験さながらのシミュレーションを行うことができます。

できるだけ、本試験と同じ時間設定で、時間をしっかりと計って解いてみることをおすすめします。

解説も丁寧で、正解するためのプロセスに重点を置いた詳細な解説を行っています。

不正解の問題だけでなく、正解した問題であっても、しっかりとその解答を正しいプロセスで導き出すことができたかを意識して解説を読み込みましょう。

巻頭に過去2年の本試験の的中実績が掲載されており、信頼できる予想問題集です。

司法書士合格ゾーン 当たる!直前予想模試

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司法書士合格ゾーン 当たる!直前予想模試は、大手資格予備校LECの予想問題集です。

LECの門外不出の問題ストックの中から、本年度に出題される可能性が高い予想問題を厳選しています。

問題、解答用紙ともに取り外しができ、本番と同じように問題演習を実践できます。答案用紙は2回分ついているので、2回本試験同様に書き込んで使用できます。

また、LECの講師陣による、今年狙われそうな問題に絞ったピンポイントの解説動画を無料で視聴することができるという特典もあり、独学者には心強いのではないでしょうか。

さらに、LEC独自のノウハウによる予想正解率を掲載しており、問題の重要度や自分の実力を容易に確認することができます。

直前期に押さえておくべき出題予想論点のワンポイントアドバイスも付いており、直前期対策にピッタリの予想問題集です。

【司法書士独学】基本問題集おすすめ2選

基本問題集は、司法書士試験の基本テキストで学びながら、知識定着を確認したり、復習するために使用するものです。

独立した基本問題集が必ずしも必要というわけではなく、基本テキストと一体化しているものもあります。

基本テキストの各項目ごとに確認問題などが十分掲載されている場合は、必ずしも必要ではありません。

また、基本テキストと基本問題集は同じシリーズだと連動していたり、順序が揃っているなど使い勝手がよい場合が多いでしょう。

うかる!司法書士 必出3300選

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うかる!司法書士 必出3300選は、法律資格専門予備校伊藤塾のものです。

司法書士資格の合格に必須の学習項目3300を独自に厳選して、4冊にまとめています。

一問一答形式の「ドリル」と「まとめテキスト」を1冊にまとめてあり、効率的なインプットとアウトプットの同時学習ができます。

テキストと問題集が一体化しているため、コンパクトで持ち運びにも便利です。

問題はシンプルな一問一答形式のため、気軽に実力チェックをしながら学習を進めていくことができます。

テキスト部分は、比較事項や類似事項について、図表でわかりやすく整理してあり、視覚的に記憶に定着しやすくなっています。

司法書士 山本浩司のautoma system 新・出るトコ一問一答+要点整理

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司法書士 山本浩司のautoma system 新・出るトコ一問一答+要点整理は、Wセミナーの人気講師のautoma system のシリーズで、テキストでのインプット学習をサポートする復習用の問題集です。

基本をしっかりと定着させることを目指しており、automa system のテキストで学習しながらこの問題集を使って復習することで、効率的に着実に知識を定着させることができます。

並び順もautoma system のテキストと同じになっており、セットでの使用がおすすめです。

問題の形式は一問一答形式となっており、シンプルで勉強しやすくなっています。

解説も簡潔でわかりやすく、×の場合なにが×なのかを端的に解説しています。

要所要所に「ココまでのまとめ」があり、重要な知識をコンパクトにまとめてあります。

【司法書士独学】記述問題集おすすめ2選

司法書士試験の科目の中で、苦手という人も多いのが記述式問題です。

記述式問題は、実際に手を動かして演習をどれだけ多く積んで記述することに慣れているかもとても重要です。

記述式問題集は、記述式問題に特化して多くの記述式問題の演習をするための問題集です。

他の問題集に十分に記述式問題が入っているという場合は必須というわけではありませんが、独学の場合、記述式問題を解く機会は限られているため、独立した記述式問題集を入手するのがおすすめです。

司法書士試験 リアリスティック12記述式問題集 基本編

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司法書士試験 リアリスティック12記述式問題集 基本編は、法律専門予備校辰巳の人気講師で「5ヶ月合格法」を提唱する松本氏のリアリスティックシリーズの記述式問題集です。

この基本編は、「これだけ解けば記述の基本論点は万全!」といえる記述の基本論点を網羅することを目指して作られています。

不動産登記法、商業登記法それぞれの記述式の基本かつ重要な論点を厳選した内容となっており、この問題集を繰り返し解き、解説をしっかりと読み込んで解説の思考過程を自分の頭に刻み込むことで、記述の基本論点の対策は万全になります。

解いた後、解説で記述式問題を解くプロセスを一つひとつ定着させることが大切です。

記述式対策は、早くから手を動かして実際に記述していくことが有効なので、早い段階からこの基本編の問題集を解き始めるのがおすすめです。

司法書士試験対策 田端のパーフェクトユニット記述式必修問題集60

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司法書士試験対策 田端のパーフェクトユニット記述式必修問題集60は、辰巳の専任講師が、自分が受験生の時こんな本が欲しかった!と思うものをこだわりを持って作った記述式問題集です。

不動産登記法、商業登記法の記述式問題を30問ずつ、計60問を収録しています。

記述式問題の典型的な論点となるものを問題形式でしっかりと学習して、それを学びながら自分の解法パターンを確立していくことを意図して作られています。

毎日1問ずつ解いて、2ヶ月で完成するようになっており、コツコツとバランスよく記述式対策を進めることができます。

丁度よい分量、丁度良い難易度を意識して作られており、無理なく記述式問題の演習を進めるのに役立ちます。

購入者特典として、QRコードを読み込むと、著者である講師のミニレクチャーを聴くことができるのもポイントです。

問題と答案用紙のダウンロード特典もあります。

【司法書士試験】独学で問題集を使う際の勉強法と注意点

独学で問題集を使う場合の勉強法、注意点を紹介します。

問題集を解くのは、早い段階からスタートするのが有効です。

インプット学習が完全に終わってからスタートするのでは遅く、インプット学習と並行して行っていく方が効率的です。

基本テキストで学びながら、その学び終わった該当の項目の問題をすぐに解いてみるのがおすすめです。

それにより、自分の理解度チェックができたり、早いうちからどんな風に試験で出題されるのかを把握することができます。

ただ、独学の場合の注意点として、講師の口から問題解法テクニックなどをわかりやすく学ぶことができないこと、疑問があるときに質問することができないことがあります。

独学でそれを避ける絶対的な方法はありませんが、できるだけ解説が分かりやすい問題集を選ぶのがおすすめです。

やはり、総合的に考えると、司法書士試験レベルの難関資格の場合には、通信講座や予備校の利用がおすすめです。

それらを利用する場合、自分でテキストや問題集を一つひとつ選ぶ必要はなく、勉強する順序やタイミングも自動的にプログラムされているため、余計なことを心配せずに勉強に集中することができます。

特に通信講座の場合、自分の都合に合わせて好きな時間、好きな場所での学習が可能です。

独学の場合よりも短期合格を目指しやすく、かえってコスパが高いケースも多いので、通信講座などの利用も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

関連コラム:司法書士試験合格に必要な勉強時間はどれくらい?勉強スケジュールを解説!

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