公務員から司法書士になれる?勉強方法や難易度を解説
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公務員は人気の職業ですが、中には司法書士資格の取得に興味を持ったり転職を検討したりする人がいます。
司法書士と公務員にはそれぞれの良さや注意点があるので、自分に合った職業選びが大切です。
ここでは、公務員が司法書士資格の取得を考えるときに知っておくべきポイントについてご紹介します。
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公務員から司法書士になれる?
公務員が司法書士試験を目指す場合、公務員以外の人と比べて有利といわれる点は、主に次の2点です。
- 試験に共通科目がある
- 一部の公務員は試験免除の制度がある
詳しく解説します。
試験に共通科目がある
公務員は必ず公務員試験を受験して合格しており、その試験科目に司法書士試験と共通するものがあります。
それは、民法、商法・会社法、憲法、刑法です。
この4科目は、司法書士試験の午前の部の科目をすべて網羅しています。
ただし、民法と商法・会社法は司法書士試験における主要科目で配点も高いため、公務員試験以上に細かく難易度の高い問題が出題されます。
そのため、たとえ公務員試験の知識があっても、司法書士試験向けの特別な学習が必要です。
一方、憲法、刑法は司法書士試験での配点が低いマイナー科目であり、基本的な知識を問われることが多い傾向です。
公務員試験の経験があり、それほど受験から時間が経っていなければ、追加での勉強はあまり必要ない場合が多いでしょう。
一部の公務員は試験免除の制度がある
すべての公務員が対象ではありませんが、一部の公務員には司法書士試験の免除制度があります。
試験免除の対象となるのは、裁判所事務官や法務局職員などの法律系の職務経験が通算10年以上あり、法務大臣から認定された公務員です。
ただし現実的には、10年程度の経験で認められることはほとんどなく、定年まで勤め上げたような人が対象となっています。また対象は公務員ですが、警察官は対象外となるためご注意ください。
老後に第二の人生として司法書士を望むのであれば、この制度を狙うのもよいでしょう。
公務員と司法書士の難易度比較
公務員と司法書士の合格率と勉強時間を比較します。
| 資格試験 | 合格率 | 勉強時間 |
|---|---|---|
| 公務員 | 10% | 300~1500時間 |
| 司法書士 | 4~5% | 3000時間 |
合格率と勉強時間ともに司法書士のほうが難しいことがわかります。
公務員から司法書士を目指す際に知っておくべきこととは?
公務員から司法書士を目指す場合には知っておくべき点として、次の3点についてご紹介します。
- 独学では時間がかかる
- 公務員と違い様々な背景の人がいる
- 司法書士登録をする前に公務員を退職しなければならない
1.独学では時間がかかる
公務員試験に合格した人は、独学でも司法書士試験に合格できると思うかもしれません。
しかし、司法書士試験は合格率5%程度の難関資格で、必要な学習時間は3000時間以上といわれており、多くの人が予備校を利用して勉強に励んでいます。
公務員試験と共通する試験科目もありますが、出題の仕方や傾向も異なるため、ほとんど別のものと考えたほうがよいでしょう。
特に働きながら受験する場合には、勉強時間も限られるため、独学で合格する力を養うことは困難なケースが多いでしょう。
長期戦で「いつか受かればよい」という人は別として、短期での合格を目指すのであれば効率的に試験対策ができる予備校の利用をおすすめします。
2.公務員と違い様々な背景の人がいる
公務員の場合、高卒、大卒、大学院卒などそれぞれ受験条件が決まっており、同じ属性の人が受験しているため、自分と同質の人と一緒に仕事をすることが多いでしょう。
一方、司法書士には受験資格はないため、学歴や経歴、年齢など様々な人が同期合格者となります。
その人たちと一緒に研修を受けたり、事務所で同僚となったり、独立してライバルになったりすることを心に留めておきましょう。
3.司法書士登録をする前に公務員を退職しなければならない
司法書士試験に合格し、資格を取得するだけであれば問題ありませんが、司法書士登録をすることは公務員の副業禁止規定に抵触します。
なお、試験に合格した後に登録まで時間が空くことは特に問題ありません。
そのため、まだ公務員を辞めるつもりがなくても、とりあえず資格だけ取得しておくという選択肢もあります。
公務員試験に合格している人は、基本的に勉強することに対する抵抗感は低いはずなので、まずは試しに試験勉強を始めてみよう、という感覚でもよいかもしれません。
公務員から司法書士資格を取得した体験談
先日、クラウドワークスにて公務員が司法書士を目指した体験談を募集しました。
どんな仕事をしたのかや苦労したこと、報酬などを質問したので、参考にしてみてください。
公務員として東京都千代田区役所の市民生活課に約6年間勤務し、主に住民票や印鑑登録、各種証明書の発行手続き、住民相談の窓口対応を担当しておりました。
司法書士資格取得を目指したきっかけは、こうした住民サービスを行う中で法律知識の必要性を強く感じ、より専門的に法律問題に対応できる力を身につけたいと考えたためです。
資格取得のため、公務員業務終了後や休日に毎日2~3時間の学習時間を確保し、約2年間で合計1,500時間以上の勉強に取り組みました。
勤務と勉強の両立は時間的な制約が大きな課題でしたが、効率的なスケジュール管理と細分化した目標設定で継続を可能にしました。
資格取得後は法律事務所に勤務し、不動産登記や相続、遺言書作成支援を中心に幅広く実務を経験した後、現在は司法書士として独立開業し、地域の皆様の法的支援に取り組んでおります。
まとめ
このコラムのまとめ
- 試験科目、一部の試験免除があるため、公務員は司法書士試験合格に有利と言われている
- 公務員は福利厚生が手厚く安定性などの魅力がある
- 司法書士は自由度が高く能力次第で高収入を目指せるなどの魅力がある
- 司法書士試験の難易度は高い
- 司法書士登録するなら公務員を退職する必要がある
- 将来を見据えて司法書士資格を取得しておくことはできる
公務員から司法書士試験を目指す場合、自分が仕事において何を重視するのかを今一度冷静に考えてみるとよいでしょう。
また、司法書士試験に受かってもすぐに転職しなければいけないわけではないため、将来を見据えて、公務員を辞める場合に備えて資格取得を目指すことも間違いではありません。
司法書士試験合格を
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- 司法書士試験の情報収集が大変
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