管理業務主任者試験の中で、「建築・設備」の出題は約4分の1をしめています。
これほど出題されるのでは無視するわけにもいきません。

とは言え、建築や設備等の技術職以外の方にとっては、とっつきにくい内容もあるでしょう。

そこでこのコラムでは、一般的な出題傾向だけでなく、「建築・設備」の内容に親しむきっかけ作り、効率的な攻略法などもお伝えします。
ぜひ参考にしてください。

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管理業務主任者試験の建築・設備とは?

「建築・設備」という学習範囲の全体像を知ってからだと、学習すべきことは何かが明確になるので、学習が進みやすくなります。

「建築・設備」という範囲で学習する内容を詳しく見ておきましょう。

管理業務主任者で出題される「建築・設備」を言い換えると「建物および付属施設の維持又は修繕に関する企画又は実施の調整に関すること」という範囲になります。

具体的な内容は国土交通省が定めていて、出題される項目は下記の通りです。

  • 建築物の構造及び概要
  • 建築物に使用されている主な材料の概要
  • 建築物の部位の名称等、建築設備の概要
  • 建築物等の劣化
  • 修繕工事の内容及びその実施の手続きに関する事項

「専門的でとっつにくい」とおもわず、各内容のキーワードに着目しましょう。

  • 「構造」
  • 「材料」
  • 「設備」
  • 「劣化」
  • 「修繕」

シンプルなキーワードを抽出すると、学習すべきことが明瞭になるのではないでしょうか。

管理業務主任者試験はマンション管理に関するプロになるための試験なので、一戸建ての建築や設備に関してではなく、「マンションに関する建築や設備」を学習することになります。

マンションの構造といったら、おおかたは鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリートです。

つまり、管理業務主任者は、鉄筋コンクリート造か鉄骨鉄筋コンクリートの特徴を理解していなければなりません。
材料もしかりです。

木造のマンションは少ないので、主に学習すべき材料は「鉄筋や鉄骨の材料」「その他設備の材料」ということになります。

このように、マンションの給排水設備の特徴、設備やマンション本体が劣化したときの対処方法、修繕方法の基礎知識など、管理業務主任者が身に着けておかなければならない知識が出題されるのです。

【管理業務主任者試験】建築・設備の出題傾向と学習法

管理業務主任者試験の「建築・設備」を攻略するためには、出題数や難易度だけでなく、「専門家でなくてもできる学習法」を知ることが大切です。

一般的な傾向と、具体的な学習法をお伝えしますので参考にして下さい。

  1. 出題数
  2. 他の科目と比べての難易度
  3. マンション管理士試験との違い
  4. 出題範囲が広い
  5. 解ける問題を見極める

1.出題数

管理業務主任者試験は、全部で50問出題されます。

50問のうち約12問が「建築・設備」として出題されているので、管理業務主任社試験でのウエイトは高いといえるでしょう。

2.他の科目と比べての難易度

設計事務所や建設会社、設備会社に勤務しているなど、技術職の方には簡単な問題に映るでしょう。

ですが、それ以外の方は、「建築・設備」は用語が難しくイメージも湧かないと思うかもしれません。

その点で他の科目よりも難しいと感じる人も多いでしょう。

3.マンション管理士試験との違い

マンション管理士試験、管理業務主任者試験で出題される「建築」や「設備」に関する問題は、数年前どちらかで出題された問題が、もう片方で本年度出題されるといったようにリンクしている傾向があります。

どちらも非常に専門的な内容が問われていますが、マンションに関する事ですので傾向は似ています。

ただし、文章の表現のされかたが比較的端的な分、管理業務主任者試験の「建築・設備」の方が易しいと感じる方が多いようです。

4.出題範囲が広い

マンションの構造・部材から雨水・排水についての知識が問われたかと思えば、LED、住宅用電盤など、幅広い知識が問われます。

全てに対応できるほどの知識を詰め込もうとすると、法令などの学習を十分にできなくなってしまいます。
仮に同じ分野であっても、細かな部分まで同一の内容が毎年出るわけではありません。

これら傾向をふまえると、「建築・設備」についてはテキストにざっくりと目を通し、過去問をひととおり解いて「慣れる」事が大切です。

5.解ける問題を見極める

テキストの内容と過去問で得た知識で解ける問題を、いかにして試験本番で見つけられるかがカギとなります。

過去問で出題されたところをしっかりおさえると、少なくとも半分は得点できます。

「建築・設備」の分野は出題数も多く、全ての問題を捨て問にしてしまうと、他の分野で完璧を目指さなければなりません。
それは現実的ではないでしょう。

得意不得意はあっても、何問かは解けるようにしておく必要があります。

※関連コラム:マンション管理士試験・管理業務主任者試験の勉強方法~傾向と対策~

【管理業務主任者試験】建築・設備の勉強方法と対策

「建築・設備」にかぎらず、管理業務主任者試験では専門的な内容が多く出題されています。

つい、気になる分野に特化して学習してしまいがちですが、いかにバランスよく、全分野を学習できるかを考えましょう。
「建築・設備」の問題の〇問は正解するという目標を立てるのもよいでしょう。

目標をクリアするための指標となるのは、やはり過去問の理解です。

他分野と同様に、過去問演習を怠らないようにしてください。

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この記事の監修者

工藤美香講師

不動産会社への入社をきっかけに、不動産関連資格の学習を開始。

何事も諦めないをモットーに、不動産会社での実務やモデル業と学習を両立させ、マンション管理士試験、管理業務主任者試験、宅建試験、賃貸不動産経営管理士試験全てにストレートで合格。

学習の継続のしやすさに重きを置き、要点の分かりやすいコンパクトな講義、受講生目線に立った使いやすいテキストの制作に心血を注いでいる。

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