IT関連の資格に興味をお持ちの方は、G検定やDS検定について調べたことがあるのではないでしょうか。

両検定は試験の難易度や出題内容が異なるため、どっちを受けるか迷っている方も多いでしょう。

それぞれの特徴を把握し、自分に合った資格を取得したいですよね。

本コラムでは、DS検定とG検定の違いについて解説します。

各検定がおすすめな人の特徴や、ITパスポートとの違いについても触れているため、ぜひ参考にしてください。

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DS検定とG検定の概要

データサイエンティスト検定リテラシーレベル(以下、DS検定)とジェネラリスト検定(以下、G検定)は、それぞれ異なる特徴を備えています。

試験の出題内容や難易度、運営団体などが異なるため、両者の特徴を把握したうえで受験を検討してください。

まずは、DS検定とG検定の試験の概要を確認しましょう。

以下に、各検定の概要を記載します。

DS検定とは

DS検定の概要は、以下の通り。

資格名DS検定(データサイエンティスト検定リテラシーレベル)
運営団体一般社団法人データサイエンティスト協会
資格種別民間資格
受験料一般:10,000円
学生:5,000円
出題形式選択式問題
問題数約100問
試験時間100分
試験会場CBT方式により全国の試験会場で開催
試験回数年3回
勉強時間50時間~100時間
合格率38〜66%
難易度やや難しい

DS検定は、一般社団法人データサイエンティスト協会が実施する検定試験です。

DS検定の試験では、入門レベルのデータサイエンティストに必要な能力が問われます。

データサイエンスや、データエンジニアリング、データリテラシーなどに関する問題が出題されるため、幅広い知識を身に付ける必要があります。

DS検定の合格率は38〜66%であり、難易度は「やや難しい」といえるでしょう。

G検定とは

G検定の概要は、以下の通りです。

資格名G検定(ジェネラリスト検定)
運営団体日本ディープラーニング協会(JDLA)
資格種別民間資格
受験料一般:13,200円
学生:5,500円
出題形式選択式問題
問題数約200問
試験時間120分
試験会場CBT方式により全国の試験会場で開催
試験回数年6回
勉強時間30~40時間
合格率57〜75%
難易度普通

G検定は、日本ディープラーニング協会が実施する検定試験です。

G検定の試験では、ディープラーニングの活用に必要な知識とスキルが問われます。

G検定の合格率は57〜75%と、DS検定よりも高い水準です。

AIに関する基礎知識があれば合格できるため、G検定の難易度は「普通」といえるでしょう。

DS検定とG検定の違い

DS検定とG検定の違いについて、以下の項目を比較しています。

  • 難易度の違い
  • 必要な勉強時間の違い
  • 試験内容の違い
  • 運営元の違い
  • 出題形式・問題数・試験時間の違い
  • 試験実施回数の違い

難易度の違い

DS検定とG検定は、試験の難易度が異なります。

DS検定の合格率は約50%ですが、G検定の合格率は約60〜70%で推移しています。

また、DS検定の合格率は実施回によってばらつきがあり、過去には合格率が38%の年もありました。

合格率の観点から、G検定よりもDS検定の方が難易度が高いといえるでしょう。

必要な勉強時間の違い

DS検定とG検定は、合格に必要とされている勉強時間が違います。

DS検定に合格するためには、約50時間〜100時間の勉強が必要といわれています。

ITの知識がまったくない学習初心者の場合は、約150時間見積もっておくと良いでしょう。

対して、G検定の合格に必要な勉強時間の目安は約30〜40時間。

DS検定は出題範囲が広いため、一般的にG検定よりも長時間の勉強が必要です。

試験内容の違い

DS検定とG検定は、試験内容が違います。

DS検定では、データサイエンティストに必要なデータエンジニアリング力やデータサイエンス力、ビジネス力が問われます。

対して、G検定の試験内容はAIに関する知識が中心です。

また、両検定は試験の目的や対象者も異なります。

DS検定は、データサイエンスや統計、分析に関するスキルの証明が目的であり、主な対象者はデータ分析や統計を活用する職種の方です。

一方で、G検定はAIや機械学習に関する基礎知識の証明を目的とした検定であり、主にAIやDX推進などの業務にかかわる方を対象として実施されます。

運営元の違い

DS検定とG検定は、運営元も異なります。

DS検定の運営元は、一般社団法人データサイエンティスト協会です。

一般社団法人データサイエンティスト協会は、データサイエンティストの育成や評価制度の構築、IT業界の発展への貢献などを目的として設立されました。

DS検定の運営に加え、各種イベントでの講演や啓蒙活動、データサイエンティスト養成講座の開講などに取り組んでいます。

対して、G検定の運営元は日本ディープラーニング協会です。

日本ディープラーニング協会の主な設立目的は、ディープラーニングなどの技術によって日本産業の競争力を高めることです。

G検定は、日本ディープラーニング協会の人材育成に関する取り組みの一環といえるでしょう。

出題形式・問題数・試験時間の違い

DS検定とG検定は、試験の問題数や試験時間にも違いがあります。

両検定では、いずれも選択式の問題が出題されます。

しかし、DS検定の問題数は約100問、G検定の問題数は約200問と、G検定の方が出題数が多い点に注意しましょう。

また、問題数に加えて、試験時間も異なります。

DS検定の試験時間は100分ですが、G検定の試験時間は120分です。

G検定は1分あたり1〜2問のペースで解く必要があるため、全問正解は難しいかもしれません。

一方で、DS検定ではやや紛らわしい問題が出題される場合があるため、解答に時間がかかる傾向があります。

試験実施回数の違い

DS検定は1年に3回実施されますが、G検定は1年に6回実施されます。

ただし、実施回数は年によって異なる場合がありますので注意しましょう。

DS検定の方が実施回数が少ないため、申込時期や受験するタイミングを事前にチェックしておくのがおすすめです。

DS検定とG検定とITパスポートの違い早見表

ここでは、DS検定やG検定に加えて、一緒に比較されやすい「ITパスポート」を加えた3つの資格の違いを表形式で紹介します。

DS検定・G検定・ITパスポートの違いは、以下の通り。

資格名DS検定G検定ITパスポート
運営団体一般社団法人データサイエンティスト協会日本ディープラーニング協会(JDLA)独立行政法人情報処理推進機構
資格種別民間資格民間資格民間資格
受験料一般:10,000円
学生:5,000円
一般:13,200円
学生:5,500円
7,500円
出題形式選択式問題選択式問題四肢択一式
問題数約100問約200問100問
試験時間100分120分120分
試験会場CBT方式により全国の試験会場で開催IBT方式により自宅で受験CBT方式により全国の試験会場で開催
試験回数年3回年6回随時実施
勉強時間約50~100時間約30~40時間約20時間
合格率約60〜70%約50%約50%
難易度やや難しい普通易しい

DS検定、G検定、ITパスポートは、難易度や1年に実施される試験回数などに違いがあります。

一方で、いずれの資格も民間資格であることや、パソコンを使用して行う試験であることなどの共通点があります。

DS検定とG検定はどっちを受けるべき?

DS検定・G検定のどっちを受けるべきか迷っている方は、各検定がおすすめな人の特徴を参考にしましょう。

DS検定・G検定がおすすめな人の特徴は、以下の通り。

DS検定がおすすめな人

実務に活用できるスキルを習得したい人

実務に活用できるスキルを習得したい人には、DS検定がおすすめです。

DS検定では、実際の業務でデータ活用が求められる場面を想定した問題が出題されます。

また、理論に対する理解だけでなく、実際にビジネスシーンでデータを活用するためのスキルが求められます。

データを活用して課題解決を行いたい人や、業務の効率化を目指したい人には特におすすめの資格といえるでしょう。

就職・転職に役立てたい人

DS検定は、就職や転職に役立つ資格が欲しい人にもおすすめです。

DS検定の取得によって、データ分析の基礎力があることを証明できます。

データサイエンティストに対する需要が高まる中、ほかの求職者との差別化を図れるでしょう。

また、実務経験がない人がDS検定を取得すれば、応募先に対して学習意欲をアピールできます。

データサイエンティストとしての基礎的な能力を身に付けたい人

DS検定は、データサイエンティストに求められる基礎的な能力を身に付けたい人におすすめです。

データサイエンティストになるためには、実務能力や知識、リテラシーなどの能力が必要です。

DS検定ではデータサイエンティストに求められる基礎的な能力が問われるため、試験勉強を通してこれらの能力が身に付くでしょう。

G検定がおすすめな人

幅広い業種で活用できるスキルを習得したい人

G検定は、幅広い業種で活用できるスキルを習得したい人におすすめです。

AI技術は、IT業界だけでなく、製造や金融、医療、マーケティングなどの幅広い分野で活用されています。

G検定の取得によってAIに関する基礎知識を身に付ければ、これらの分野におけるキャリアチャンスが広がるでしょう。

就職時のアピールポイントにしたい人

G検定は、就職時のアピールポイントになります。

特に、AI関連の企業への就職を考えている方におすすめの資格といえるでしょう。

最近ではさまざまな職種でAIやデジタルトランスフォーメーションなどの技術が活用されているため、G検定があればほかの人材との差別化に役立ちます。

AIに関する基礎知識を証明したい人

AIに関する基礎知識を証明したい人には、G検定がおすすめです。

G検定の取得によって、AIの定義や活用法、法規制などに関する知識を体系的に学べます。

AI関連のプロジェクトにかかわる際、基礎知識があれば専門家との円滑なコミュニケーションが実現するでしょう。

また、AIの基礎を学ぶことで、業務改善や新たなビジネスの創出にも貢献できる可能性があります。

どっちを先に受けるべき? 

DS検定とG検定の両方を受験しようと考えている場合は、G検定から受けることがおすすめです。

主な理由として、DS検定よりもG検定の方が試験の難易度が低いことがあげられます。

G検定は「AI・機械学習の基礎知識」を学ぶ試験であるため、数学やプログラミングの前提知識がなくても学習できます。

一方で、DS検定では「統計学・データ分析」の知識が問われるため、数学スキルが求められるでしょう。

また、G検定でAIの基本概念を学んだあとにDS検定を受ければ、機械学習に関する内容を理解がしやすくなり、効率よく学習できると考えられます。

まとめ

本コラムでは、DS検定とG検定の違いや、おすすめな人の特徴について解説しました。

DS検定は一般社団法人データサイエンティスト協会が実施する検定試験であり、入門レベルのデータサイエンティストに必要な能力が問われます。

例年の合格率は約50%であり、試験の難易度は「やや難しい」といえるでしょう。

一方で、G検定は日本ディープラーニング協会が実施する試験であり、ディープラーニングを活用するために必要な知識とスキルが問われます。

例年の合格率は約60〜70%で推移しており、試験の難易度は「普通」です。

両検定はいずれも就職や転職に役立つ資格であるため、両方取得してもメリットがあります。

どちらを先に受けるべきか迷った場合は、難易度が低いG検定から挑戦してみましょう。

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