AI検定とG検定の違いは?どっちが難しいか難易度を比較解説!
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AI関連の初級検定として知られるAI検定とG検定。
試験範囲やレベルなど似ている部分が多い検定のため、「どう違う?」「どちらが難しい?」など、気になっている方もいるでしょう。
当コラムではAI検定とG検定の違いについて、それぞれの難易度や必要な勉強時間などを比較しながら解説します。
IT業界やAI分野に興味がある方はぜひ参考にしてください。
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AI検定とG検定の概要
ここでは、AI検定・G検定のそれぞれの概要について解説します。
AI検定とは
資格名 | AI検定 |
運営団体 | サーティファイ 情報処理能力認定委員会 |
資格種別 | 民間資格 |
受験料(税込) | 4,600円 |
出題形式 | 多肢選択式 |
問題数 | 30問 |
試験時間 | 50分 |
試験会場 | 自宅(リモートWebテストにより実施) |
試験日 | 【団体試験】自由実施 【公開試験】年2回(3月・7月) |
勉強時間 | 30時間程度 |
合格率 | 70%前後 |
難易度 | 易しい |
AI検定はサーティファイが主催する民間検定で、AIに関する基本的な知識と理解を証明するものです。
AIを取り巻く歴史の動向や産業への応用法、基礎数学など広い知識が問われますが、いずれも「概要」「基礎」の側面が強く、難易度は低いといえます。
関連分野の基礎知識をしっかり押さえられれば合格を狙えるため、必要な勉強時間は30時間ほど。
50分の試験時間に対して30問の出題のため、初学者でも比較的余裕のあるペース配分が可能でしょう。
検定は「リモートWebテスト」方式で自宅から受検可能。
不正防止と公平性の観点から、パソコンとスマホの内蔵カメラによって中継しながらの受検となります。
手元の端末にカメラやマイクが内蔵しない場合は外付けツールが別途必要になるため、受検案内などを事前にしっかり確認しましょう。
G検定とは
資格名 | G(ジェネラリスト)検定 |
運営団体 | 日本ディープラーニング協会(JDLA) |
資格種別 | 民間資格 |
受験料(税込) | 一般:13,200円 学生:5,500円 ※前回受検から2年以内に再受検する場合は半額で受検可 |
出題形式 | 多肢選択式 |
問題数 | 160問程度 |
試験時間 | 120分 |
試験会場 | 自宅(IBT方式) |
試験日 | 年6回・奇数月(1・3・5・7・9・11月)実施 |
勉強時間 | 30〜40時間 |
合格率 | 65〜70% |
難易度 | 普通 |
G検定はJDLAが認定する民間検定で、「ディープラーニング分野をビジネスにどう活かすか」を主軸に置いています。
AIに関する基礎知識を広範に学習する必要がある点にAI検定との共通点がありますが、専門性の高さや出題数、出題範囲などはG検定の方がやや優位。
したがって、難易度はG検定の方が高いといえるでしょう。
例年6回の受検チャンスがある・自宅受検が可能など、挑戦しやすさが魅力の検定です。
また、受検料は割引制度あり。
前回受検から2年以内に再受検する場合は、受検チケットを半額で購入することができます。
AI検定とG検定の違い
ここでは、AI検定・G検定の違いについて、以下の項目ごとに解説します。
- 難易度の違い
- 必要な勉強時間の違い
- 運営元の違い
- 試験内容の違い
- 出題形式・問題数・試験時間の違い
- 試験実施頻度の違い
難易度の違い
AI検定・G検定はいずれも70%ほどの合格率を記録しており、比較的合格しやすい試験といえます。
ただし、出題範囲や問題数の違いなどを踏まえると、G検定の方が難易度はやや「高め」。
G検定は120分の試験に対して160問ほどの出題に解答しなくてはならないため、時間配分がタイトな点も難易度を上げる要因となっています。
また、G検定はAI検定と比べるとディープラーニング分野に特化した内容が問われるため、「数理・統計」「法令」など専門性の高い内容も必要です。
日常生活では耳慣れない専門用語も登場するため、合格にはしっかりとした対策が必須となるでしょう。
AI検定の方はG検定ほどの専門性は問われませんが、やはりある程度の数学知識や関連法の知識は必要です。
特に、文系出身の方やIT分野未経験の方には「難しい」と感じられる可能性もあるでしょう。
必要な勉強時間の違い
合格に必要な勉強時間で比較すると、AI検定は30時間・G検定は30〜40時間ほどとされます。
どちらも国家資格などと比較すると短時間で学習が完了できるボリューム感です。
単純計算で、一日一時間のペースでコンスタントに学習できれば一ヶ月ほどで知識が習得できることになります。
ただし、効率的な学習のためにはそれぞれの試験範囲に合致した内容を押さえる必要あり。
特にG検定は出題範囲がディープラーニング分野に特化しているため、現職のSEでも「専門外」の可能性があります。
「PCに慣れている」「プログラミングが得意」などの要件はほとんどアドバンテージにはならないため、油断なく学習を進めましょう。
運営元の違い
AI検定とG検定は運営元の団体が違います。
AI検定の運営元は、「サーティファイ」です。
ビジネス能力や技能関連の認定試験を数多くリリースしている会社で、AI検定を含めた28検定を展開中。
WEBスキル系とビジネススキル系の検定に強みがあり、C言語やPythonなど、プログラミング言語別の検定も受検することができます。
一方、G検定の運営元は「日本ディープラーニング協会(JDLA)」です。
ディープラーニング事業を核とする企業が中心となって設立された社団法人で、AI関連の難関試験として知られる「E資格」の運営元でもあります。
設立は2017年と比較的新しい法人ですが、IT・AI業界においてはすでに一定以上の知名度と権威を築きつつある団体といえるでしょう。
試験内容の違い
AI検定とG検定は試験内容や実施目的、対象者などに違いがあります。
まず、AI検定は人工知能や学習方法に関する基礎知識を有することを証明することを目的とした検定です。
AI分野全体の基礎部分をメインとしているため、出題内容も「AIの概要」「深層学習の概要」など概要的な科目が目立ちます。
主な受検対象者は、「各種AIシステムを業務で活用したい人」です。
近年のAI技術の発展によって、エンジニアなどの専門職以外でもAIに触れる機会は増えています。
AI検定はAI関連の基礎知識を習得できるため、専門外の人でも明確な根拠をもってAIを使えるようになるでしょう。
一方、G検定もAIの基礎知識をメインの試験範囲としていますが、「ディープラーニング」分野に特化している点が特徴的。
AI検定よりもやや専門性が高いため、AIを活用するビジネス職やDX推進者など、より専門的にAIを活用する業種の人におすすめの検定です。
試験範囲は「AI概要」から「ディープラーニングの応用例」まで多岐にわたります。
法律や倫理の分野もカバー範囲のため、試験対策としては専門用語などをしっかり押さえることが重要です。
出題形式・問題数・試験時間の違い
AI検定とG検定はどちらも選択式で出題されますが、問題数や試験時間の点に違いがあります。
まずAI検定では、50分の試験時間に対して30問の出題です。
単純計算で1問あたり1分40秒ほど時間をかけられることになり、ペース配分の面では比較的余裕をもてる可能性が高いでしょう。
一方、G検定では120分の試験時間に対して160問ほど出題され、1問あたりの時間は45秒ほど。
AI検定と比較すると時間的猶予は2分の1ほどしかありません。
内容の難易度の高さよりも問題数の多さの方が課題となる可能性が高いため、過去問題などを用いた演習を行って本番の時間配分を体感しておくとよいでしょう。
試験実施頻度の違い
AI検定とG検定は1年間の試験実施頻度が違います。
AI検定は例年3月と7月の2回実施。
受検はオンラインで完結できますが、カメラやマイクが内蔵されたパソコン・カメラなどが必要です。
G検定は例年6回、1〜11月の奇数月に実施されます。
受検のチャンスがたくさんあること以外にも2年以内の再受検の場合は受検料が半額になるなど、全体的に利便性の高いシステムが特徴です。
AI検定とG検定の違い早見表
資格名 | AI検定 | G検定 |
運営団体 | サーティファイ | 一般社団法人日本ディープラーニング協会 |
資格種別 | 民間資格 | 民間資格 |
受験料 | 4,600円 | 一般:13,200円 学生:5,500円 ※2年以内の再受検の場合、半額で受検可 |
出題形式 | 多肢選択式 | 多肢選択式 |
問題数 | 30問 | 160問 |
試験時間 | 50分 | 120分 |
試験会場 | 自宅(リモートWebテスト) | 自宅(IBT方式) |
試験日 | 年2回(3・7月) | 年6回・奇数月(1・3・5・7・9・11月) |
勉強時間 | 約30時間 | 約30~40時間 |
合格率 | 70% | 65〜70% |
難易度 | 易しい | 普通 |
AI検定とG検定はどっちを受けるべき?
ここではAI検定・G検定のどちらを受けるべきかについて、それぞれに適した人の特徴を挙げながら解説します。
AI検定がおすすめな人
AI検定がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- AI全般の基礎知識を習得したい人
- AIを業務に活用している人
- キャリアアップに役立てたい人
AI全般の基礎知識を習得したい人
AI検定はAI全般の基礎知識を習得したい人に向いています。
AI検定のカバー範囲は概要的な知識が主になるため、専門性よりも「ひとまずAIについて知りたい」といった段階の学習者におすすめです。
難易度も手頃で合格率が高いため、「理系・IT系の資格が何かほしい」という文系の方や学生の方にもおすすめ。
AI検定を取得しても特別な業務などは担当できませんが、スキルのポテンシャルのアピールとして役立てることができるでしょう。
AIを業務に活用している人
AI検定は、AIを業務に活用している人におすすめです。
エンジニアやデータサイエンティストなどの専門職以外でも、マーケティングや営業にAIを使っている方であればAI検定の知識を役立てられるでしょう。
AIは特別な知識がなくても使用できますが、優れた機能を最大限に活用するためにはAIの仕組みや適切な使用に対する正確な知識が必須です。
根拠をもってAIを使用できる知識を習得することで、業務内容自体が最適化できる可能性もあるでしょう。
キャリアアップに役立てたい人
AI検定は、IT関連の資格をキャリアアップに役立てたい人におすすめです。
近年ではAIを業務に導入する企業が年々増加しているため、「AI関連の資格」は基礎的なものであっても評価の対象になる可能性は高いでしょう。
特に商社やメーカーなど、IT以外の業種であればAI検定の肩書きが重宝される可能性大。
AI分野は発展速度と人材の供給が追いついていない側面があるため、資格をもっていることで「詳しい人が来た」とありがたがられるような状況もあり得ます。
G検定がおすすめな人
G検定がおすすめな人の特徴は以下の通りです。
- AIの基礎知識があることを証明したい人
- IT業界での就業を考えている人
- エンジニアなど専門職を目指す人
AIの基礎知識があることを証明したい人
G検定はAIの基礎知識があることを証明したい人におすすめです。
AIは趣味で利用している人も多くいますが、資格がなければあくまで「趣味止まりのユーザー」扱いに終始します。
ある程度スキルがある人であっても、「業務でどのくらい活かせるレベルか」を客観的に証明することは非常に難しいでしょう。
一方で、「G検定合格」は履歴書にも記載できる肩書きです。
業界未経験であっても「根拠のある基礎知識」を有する人材であることを対外的に証明できるでしょう。
IT業界での就業を考えている人
G検定はIT業界での就業を考えている人におすすめです。
単体では専門性には欠けますが、「AIへの関心の高さ」「IT分野への適性」の証明として役立てることができます。
特に、学生の方や畑違いの分野から転職を考えている方にはエントリー資格として最適。
「経験は浅いが今後業界で活躍できるポテンシャルがある」と評価されれば、就転職の際に有利に立ち回れる可能性があるでしょう。
エンジニアなど専門職を目指す人
G検定は、将来的にエンジニアやデータサイエンティストなどIT系の専門職を目指す人におすすめです。
G検定単体では特別な独占業務などは担当できませんが、取得の過程で身につけた基礎知識はより上位の資格に挑戦したいときに必ず役に立つはずです。
G検定ではAI分野の基礎知識を習得できるため、プログラミング系の資格や情報処理系の資格とは特に相性抜群。
志望するキャリアパスに従って必要な資格を少しずつ取得するとよいでしょう。
まとめ
当コラムでは、AI検定とG検定の違いなどについて以下の内容で解説しました。
- AI検定はAI全般に関する基礎知識、G検定はディープラーニング分野に特化した基礎知識を習得できる検定。難易度の面ではG検定の方がやや難しい。
- AI検定・G検定ともに出題形式は多肢選択式。AI検定が50分30問の試験である一方、G検定は120分160問の検定のため、よりシビアな時間管理が必要となる。
- AI検定がおすすめの人の特徴は、「AI全般の基礎知識を習得したい人」「AIを業務に活用している人」「キャリアアップに役立てたい人」。
- G検定がおすすめの人の特徴は、「AIの基礎知識があることを証明したい人」「IT業界での就業を考えている人」「エンジニアなど専門職を目指す人」。
AI検定とG検定はどちらもAI分野の基礎知識を習得できる検定ですが、内容の専門性や試験の構成、運営団体などに違いがあります。
専門性の点ではG検定の方がやや上回るため、将来的にIT業界で就業したい場合はG検定合格を目指すとよいでしょう。
一方、AI検定はAI全般の基礎知識を身につけられるため、専門職以外を志望する方にもおすすめ。
難易度も手頃なため、「履歴書に書けるIT資格がほしい」という方にも最適な選択肢となるでしょう。
G検定の合格を
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