集合研修とは?メリット・デメリットやオンライン研修との比較を徹底解説

集合研修とは?メリット・デメリットやオンライン研修との比較を徹底解説

「集合研修にすべきかオンライン研修にするべきか迷っている…」
「どんな内容であれば集合研修にするべきかわからない…」
と悩む企業は多いのではないでしょうか。

今回は、集合研修のメリット・デメリットについて解説します。
オンライン研修との比較や集合研修を効果的に実施するポイントにも触れるので、参考にしてみましょう。

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集合研修とは?

集合研修とは、多数の参加者が同じ場所に集まって開催する研修のことを指します。

ZOOMなどを用いて実施するオンライン研修や、ひとりもしくは2~3人などごく少数の参加者を集める個別研修とは異なり、対面かつ大人数で実施できるのがポイントです。

そのため、新人研修など定例化している研修で導入されることが多く、研修プログラムも標準化されやすいのが特徴です。

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集合研修のメリット

集合研修のメリットは、下記の通りです。

  • 参加者同士で対話が生まれる
  • アウトプットが多くなる
  • 実践的なトレーニングができる
  • 講師から直接フィードバックを受けられる
  • 参加者同士の一体感を高められる

以下で詳しく解説します。

参加者同士で対話が生まれる

グループに分けながらディスカッションやプレゼンテーションができるので、参加者同士で対話が生まれるのがメリットです。

議論が活発化しやすい他、顔を見ながら対話できるのでスムーズなコミュニケーションにつながります。

アウトプットが多くなる

ディスカッションやプレゼンテーションを活用していけば、インプットだけでなくアウトプットできる機会が増えます。

個人ワークだけでは不足しがちなアウトプットを補う場として、集合研修を導入している企業も多いです。

実践的なトレーニングができる

営業ロールプレイを通して現場さながらのアプローチを学ぶことができ、実践的なトレーニングができます。

名刺交換など基本的なビジネスマナーを学ぶトレーニングから、教育・福祉・医療など対面でのコミュニケーションが欠かせない職種での模擬トレーニングまで、幅広く対応できるのも強みです。

講師から直接フィードバックを受けられる

グループワークやプレゼンテーションの内容に直接フィードバックをもらえたり、わからないことがあればその場で講師に質問できたり、スピード感のあるコミュニケーションが叶います。

学んだ内容をすぐに現場で実践しやすく、タイムラグがないのも魅力です。

参加者同士の一体感を高められる

集合研修の場合、「同じ研修に参加した仲間」という一体感が生まれやすくなります。組織風土の醸成につながる他、部署の枠を超えた部門間連携もしやすくなり、風通しのよい会社を目指せます。

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集合研修のデメリット

一方で、集合研修には下記のようなデメリットもあるので注意しましょう。

  • コストがかかる
  • 開催期間・場所に応じて宿泊手配が必要
  • 高頻度での開催が難しい
  • 現場の生産性が下がる
  • 開催側の工数が多い

以下で詳しく解説します。

コストがかかる

集合研修では、参加者と講師が余裕を持って入る規模の会場を手配する必要があり、場合によっては外部のレンタルスペースを活用しなくてはいけないためコストがかかります。

また、プロジェクター・マイク・ロールプレイや会議用の個室・参加者の昼食代などもかかるので注意しましょう。

開催期間・場所に応じて宿泊手配が必要

開催期間・場所に応じて、参加者の宿泊手配が必要なケースもあります。例えば全国から営業職を集めつつ東京で100人規模の研修をする場合、航空券・新幹線・宿泊の手配が必要です。

会社の金銭的負担が増すだけでなく、小さな子どもの世話や家族の介護がある家庭に負担がかかることもあります。

高頻度での開催が難しい

研修時間中は参加者が現場を離れなくてはならず、高頻度での開催が難しいのもデメリットです。

1年もしくは半年に1回程度の開催にするのが一般的であり、月1回以上の開催を希望する場合は難しい可能性が高いでしょう。

現場の生産性が下がる

大規模かつ長期間の研修になるほど、参加者がいない間の穴埋めを現場で徹底する必要があります。

エース社員が抜けることで現場の生産性が下がったり、人手不足を補填するために参加者意外の休日が削られたりすることもあります。

開催側の工数が多い

人事部など研修を開催する側の工数が多くなり、業務量が増えることにも注意が必要です。

スケジュールの調整、会場手配、「道に迷った」など当日のトラブル対応、講師のアテンドなど、集合研修ならではの業務が発生します。

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集合研修とオンライン研修の比較

ここでは、集合研修とオンライン研修の違いについて解説します。

集合研修オンライン研修
事前準備×
スケジュール調整や現場への配慮が必要。研修内容の考案に時間を割きにくい

配信に必要な機材さえあれば可能。研修内容の考案に集中できる
内容
アウトプット重視の研修に最適

インプット重視の研修に最適
時間×
開催場所まで足を運ぶ必要があり、時間がかかる

支店や自宅から受講できるので移動時間がかからない
場所
研修に集中できる最適な環境を用意できるが、手配費用がかかる

インターネット環境さえあればどこからでも参加できる
費用×
会場・機材・昼食・宿泊などの手配にコストがかかる

宿泊費や交通費がかからず最小限のコストで済む
コミュニケーション
ロールプレイやプレゼンテーションなど実践的なトレーニングができる

参加人数が多いと個別の発言やアウトプットができない

どちらにもメリット・デメリットがあるので、研修の目的や想定している規模感に合わせて選択するのがよいでしょう。

遠方からの参加者が多く、かつインプット重視の研修であればオンラインがおすすめです。

反対に、近場からの参加者が多く、ロールプレイやプレゼンテーションなどアウトプットを重視したいときは集合研修を選択しましょう。

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集合研修・オンライン研修に向いている研修内容とは?

ここでは、集合研修とオンライン研修それぞれに向いている研修内容を解説します。

集合研修に向いている研修内容

  • ロールプレイやグループワークを伴う研修
  • プレゼンテーションなどアウトプットを重視したい研修
  • 新入社員研修など、社員同士の交流も目的にしている研修
  • ビジネスマナー・施術・接客など実践的なトレーニングが目的の研修

実践的な学びにしたいときや、コミュニケーションが主体となる研修にしたいときは、集合研修がおすすめです。

オンライン研修に向いている研修内容

  • 語学研修などインプットが目的の研修
  • 商戦に向けたモチベーションアップなど激励目的の研修
  • 社内情報格差の是正や教育機会の均等化を目的とした研修
  • 自己啓発研修など気軽な参加を促進したい研修

気軽に参加してもらい幅広い層に情報を届けたいときは、オンライン研修がおすすめです。

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集合研修を効果的に行うポイント

集合研修を効果的に実施したいときは、下記のポイントを意識しましょう。

参加者による発言の機会を増やす

ロールプレイやプレゼンテーションなどアウトプットの時間を多めに確保し、参加者が発言する機会を増やします。

「自分だったらどう考えるか」という自発的な思考を促進するきっかけになりやすく、思考力強化にも貢献します。

普段関わりのない人同士でチームを組む

チームを組むときは、普段あまり関わりのない人同士が加わるよう工夫します。
いつもと違ったメンバーでひとつの模擬プロジェクトに参加すれば、参加者同士の相互理解や部門間連携の基礎が作れます。

講師への質問タイムを設ける

参加者同士のコミュニケーションだけでなく、講師と参加者間のコミュニケーションにも配慮しましょう。対面で直接質問できる機会は貴重であり、学びを加速化するきっかけになります。

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集合研修の課題とは?組織がオンライン研修へと移行する理由

最後に、集合研修の課題とされている項目について解説します。
多くの企業がオンライン研修に移行するきっかけにもなっているので、チェックしてみましょう。

費用

集合研修の場合、参加人数に見合った会場の手配・昼食用のケータリング手配・遠方からの参加者に対する交通費や宿泊費の支給など、膨大なコストがかかります。

開催規模が大きい企業や、全国各地に支店のある企業では、特に大きなコストとなるので注意しましょう。

一方、オンライン研修であれば最低限の配信機材を準備するだけで完結するため、比較的安価に済ませられます。

スケジューリングの難しさ

集合研修では、全ての参加者が同じ時間・同じ場所に集まる必要があり、スケジューリングが難しいのが特徴です。

本部の意向だけで一方的に日程を決めてしまうと、「現場への配慮がない」「現場は繁忙期なのに」と却って反感を招くかもしれません。かといって参加者全員の都合が合う日も珍しく、調整は困難を極めます。

オンライン研修であれば、アーカイブとして残した動画を後日閲覧したり、海外支店など遠方の社員であっても参加しやすくなります。

学習のペース

集合研修では全員が同じペースで進行する必要があり、個別の遅れに対応できません。
進みが早い人は退屈してしまったり、既に知っていることを何度も聞かされたり、ロスが多いのも特徴です。

オンライン研修でプログラムが細分化されていれば、自分が必要な研修・時間帯にだけ参加するなど工夫できるのが魅力です。

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集合研修まとめ

集合研修はロールプレイやプレゼンテーションなど、対面でのコミュニケーションを伴う研修に最適な手法です。

反対に、コストがかかること、スケジューリングが難しいこと、インプット重視の研修には向かない点に注意しましょう。

アガルートアカデミーでは、実践的なアウトプットやロールプレイを多く取り入れたオンライン研修プログラムを提供しています。

集合研修と変わらない効果を安価に発揮したいときは、お気軽にお問い合わせください。

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