受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

賃貸不動産経営管理士試験を目指した理由・契機

不動産会社に勤務しており、宅建士とFP2級を取得しております。
3年ほど前賃貸部にいた頃に、会社に言われるまま指定講習を受けて業務管理者となりましたが、その時に賃貸不動産経営管理士に少し興味を持ちました。

私は個人でも小さなアパートを所有しており、勤務している会社に管理をお願いしています。
「宅建士+指定講習」でも現状では事足りてはいるのですが、今後発展が見込まれる資格でもあるし、仮に期待したような資格の発展が無くても私が持っておくべき知識を勉強できるのではないか、と思い挑戦してみました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

5月に測量士補の受験をしたのですが、購入した他社の教材(講座)が私に合わず困っておりました。
なにかネットに無いものかと探したところ、アガルート中山講師の「1か月で間に合わせる!測量士補ミニ講座」を見つけ、これが実に役立ちました。
測量士補ミニ講座の動画ばかりをYouTubeで見ているとターゲティング機能で関連動画がトップページに出てくるようになり、そこにアガルートの賃貸管理士講座の案内動画がいくつかあったので、それらを見ているうちにアガルートの講座で賃貸管理士に挑戦しようと決めました。

合格体験記・学習上の工夫

私は7月のスタートで、9月末の総まとめ講座あたりまでに模試が受けられる程度になんとかテキストと過去問を終わらせる、というざっくりした目標をとりあえず立てて学習を進めました。
工藤先生はあまり勧めなかった「まとめノート」を作りました。
学生の頃からの勉強法なので一番なじみます。

講座テキストの目次の項目(表題)をまずPowerPointでとにかく書き並べて、そこに過去問でつまずいたところ、ついでに知ったこと、関連して覚えるべきことを書き加えていきました。
(A4で50ページほど。手書きで書き込んで余白が埋まったらPowerPointで清書、ページ分けをして余白をつくる、の繰り返し。)
模試はアガルートの2回、他社の物3回綴りのものを2冊の計8回行いました。
だいたい40点くらい取れていたので“合格できそうなラインに乗っている”とは思っていましたが、うっかりミス、勘違いミス、マークミスなど失点の可能性はいくらでもあるので油断はしなかったつもりです。

私の住んでいる富山県では受験できませんので、新潟市で受験しました。
距離的には金沢のほうが近いのですが、出身大学が新潟なのでホーム・アウェイで言えばホームの気持ちで受験できるようにしました。
試験日あたりの新潟は結構寒いことも分かっていたので、十分に対策しました。
宿は試験会場まで歩いて行けるところに取り、前日に歩いて場所を確認しておきました。

総合講義のご感想・ご利用方法

9月末の総まとめ講座までにテキストを3周回する目標を立てていました。
テキストが2周回目に入ったところから平行して過去問に取り掛かりました。
当初テキストは3周回するつもりでしたが、進捗具合から2周回で切り上げることにしました。
業法の学習で管理受託・サブリースの比較等について概要、2つの経営方式、ひな形で3回同じようなことを学習したのが最初は不思議でした。
「ひな形」なるものを学習するのは初めてで、当初は重要性が判りませんでしたが、「(法律がどうこうでは無く)“ひな形”には何と書いてあるか?」といった設問があり、自分はそこで失点が多いことに気づいてからやっと“なんとなくの形”を理解するのでなく、“項目としてしっかり暗記するべき部分がある”ということに気づきました。
講師のアドバイスに従って過去問・模試での不正解、不安のある選択肢などはなるべくテキストに戻って確認し、“イマイチ判らんなぁ”という箇所は講義動画を振り返りました。
なお、このときデジタルブックの検索機能が大変便利でした。
また、音声データは、車を運転するときなど流しっぱなしにしておりました。
運転中にしっかりと聞いているわけではありませんが、信号待ちなどのタイミングで耳に入ってきた解説に“そうそう!”などとうなずいていました。
後半の設備や税に関する数値などの暗記項目は、暗記シート(赤と緑の透明シート)を活用しました。
テキストの表など暗記したい箇所をデジタルブックで開いてスクリーンショット(ブラウザ機能)でコピー、適当に編集してプリントアウト、マーカーを引いて暗記シートを使う、というやり方です。
効果的でしたがこのように理由付け無く覚えたことは忘れるのが早く、受験が終わった直後にはすぐにすっかり忘れていました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

過去問は9月末の総まとめ講座までに5周回する目標を立てていましたが無理そうなので3周回とし、受験本番までにはなんとか4周回目として奇数問のみ、5周回目として偶数問のみを解きました。
解説動画を見たのは2周回目までだったと思います。
間違えたり、理解できていなかったと思う箇所には付箋を貼り、「黒鉛筆」でアンダーラインを引き2~3回と間違うようならば赤・青のラインを入れていきました。
過去問の冊子は付箋だらけでハリネズミにようになりますが、先にも書いた「まとめノート」に記入した部分の付箋は外していきました。(次の周回で間違えたりすればまた貼ります。)
まとめノートに書く時点で、テキストをチェックしたり他の問の解説を見たりして関連事項があれば書いていきました。
過去問を解くのは基本的には平日で、まとめたりするのは休日でした。
過去問を解くのは作業的なところがあって多少疲れていてもとにかく進めることができますが、まとめたりするのは頭を働かせながらやりたかったからです。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

総まとめ講座のスタートが9月末でいよいよ直前期という時期ですから、とにかく他の受講者の方々に9月末までに追いつきたい、というスケジュール上の目安にしておりました。
教材を学習し始めてまず、過去問で解けるようになっていたはずの問いが1問1答式になると、意外に間違えてしまうことに驚きました。
本講座に比べてボリュームが少ないので、どこが特に大事なのかという理解すべき知識の優先順位がわかったような気がしました。(本講座では平面的に“とにかく”学んでいたように思います。)
総まとめ講座は1問1答が5周回、講座視聴が2周回だったと思います。
10月くらいの話ですから、この頃は細切れでもとにかく進められる過去問、総まとめを平日に主にやって、引っかかった箇所の振り返りや深堀り、まとめノートへの書き込み、模試などの本番対策は休日にやりました。

直前ヤマ当て模試のご感想・ご利用方法

模試は10月頃からやりました。
解説が工藤先生から中里先生に代わって、声や言葉遣いなどが変わると、それだけで同じ内容の知識でも少し違う角度の説明に聞こえて良かったと思います。
模試はアガルート以外にも2社のものを用意し、計8回やりました。
すべて休日の昼間に本番を想定して時間配分や問題用紙の汚し方(アンダーラインや選択肢への丸バツ、正誤どちらを問うているかの丸バツ、マークシートへの記入を何問ずつやるかなど)を本番想定でやりました。
中里先生の解説講義を見て「ここはなんとなくの理解ではなく、しっかり項目を全部覚えておいた方が良いな」ということがいくつかわかって、とにかく覚えるべきものを覚えました。
間違えた肢、疑問の残る肢については賃管業法・借地借家法に関する部分はテキスト等に戻ってチェックしましたが、それ以外の分野はその肢だけを覚えました。
アガルートの模試は40点と42点、その他の模試も大体40点前後、本番では43点の得点でした。(本番は5問免除を5点としての数字です。)
ちなみに模試の前、9月前半だったか、R4年度版の過去問を模試の様にして解きましたがその際は33点でした。

自由記載欄

講師の方々、スタッフの方々、合格させていただきありがとうございました。
5月に測量士補の受験をしており、それが終わって一息ついた頃に賃貸管理士の受験を決めました。
合格率の高いアガルート講座の利用を第一候補に考えていたのですが、YouTubeで見たアガルートの賃貸管理士講座工藤先生の案内動画が単なる募集広告ではなく、独学で学習される方に向けてのアドバイス的な内容だった事に好印象を受けて受講を決めたと思います。(“好印象”を与えるアガルートの作戦なのかもしれませんが…笑)
私は元々不動産とは関係ない職種だったのですが、4年ほど前に不動産会社へ転職しました。(宅建士は昔に合格していました。)
現在は売買の営業職をしていますが、以前は賃貸や管理・メンテナンスの部署にいたこともありました。
その当時あまり意味がわからずに覚えた断片的な知識が、今回の受験で繋がるようなところがあって興味深かったです。

また先にも書きましたが個人で小さなアパートを一棟所有しており、青色申告しているのですが、それに関する知識・経験が試験の出題範囲になっているとはなんとも不思議な感じ(?)がしました。
2023年は測量士補と賃貸不動産経営管理士の取得という目標を達成できました。
世間的には(?)それほど大した目標ではなかったかもしれませんが、私個人としては久々に真剣に勉強をして、しかも良い結果となって本当に嬉しく思っています。
スタッフの方々、講師の方々、良い結果へ導いてくださってありがとうございました。