皆さん、こんにちは。

アガルートアカデミー通関士試験講座、担当の加藤佑喜(ゆき)と申します。

今回は、通関士試験の独学・講座受講の補助教材、どちらにも役に立つ市販テキスト(参考書)・問題集についてお話します。

これから購入を考えている人や、気になる教材があるけど自分に合うのか分からない人の参考になれば幸いです。

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通関士試験の独学におすすめのテキスト(参考書)

おすすめのテキスト(参考書)を見ていきましょう。

※ランキング形式ではありません。それぞれの特徴を参考の上で、必要なものをお選び下さい。

通関士教科書 通関士 完全攻略ガイド 2024年版

通関士教科書 通関士 完全攻略ガイド 2024年版の特徴は、トップクラスの情報量。850ページを超える圧倒的ボリュームです。

前年度の本試験の中で出題されたもので、これまでに記載が無かったものは、翌年分には補足がされるという、細部の情報まで揃っている一冊。

単元ごとにチェック問題、巻末には練習問題もあるので都度、理解ができているか確認をすることができます。

同社の過去問題集(後述)とセットで学習することも良いです。

法改正については、7月頃に購入者特典として閲覧できるサイトがあります。

2024年版 通関士試験合格ハンドブック

2024年版 通関士試験合格ハンドブックの特徴は、800ページを超える圧倒的ボリュームとわかりやすい解説です。

Web講座やダウンロード式の貨物分類カード、オリジナル模擬試験(巻末)の豪華特典付き(※特典は2022年版です)

貿易教育業界のパイオニア、片山先生の分かりやすい解説と表現が随所に散りばめられている一冊。

図や絵での解説や、「ココが狙われる!」と注意喚起をしてくれるため、どこに注目すべきかが明確になります。

Q&A(チェック問題)とオリジナル模擬試験で理解度を確認することができます。

通関士 スピードテキスト 2024年度

通関士 スピードテキスト 2024年度特徴は、要点がまとまったテキストで持ち歩きに最適なところです。

前述までのテキスト2点と比較するとおおよそ半分のボリュームであるため、持ち運びがしやすいです。

要点がまとまっており、「まずは基礎をしっかり」という人に良い一冊。

同社の「通関士 過去問スピードマスター 2024年度 」とセットで学習することも良いです。

量に圧倒されてしまいそうな場合には、ここからステップアップするのはいかがでしょうか。

通関士試験の独学におすすめの問題集

次に、おすすめの問題集について見ていきましょう。

※こちらもランキング形式ではありません。それぞれの特徴を参考の上、必要なものをお選び下さい。

通関士教科書 通関士 過去問題集 2024年版

通関士教科書 通関士 過去問題集 2024年版特徴は、テキストと同様に、700ページを超える圧倒的ボリュームがあることです。

第1回の本試験から直近の本試験までの中から重要な論点を含む問題を精選。

昨年の本試験問題も本書に含まれています。

過去の問題・解答を最新法令に合わせて修正し、出題形式も現在の試験制度に合わせており、単元ごとに複数の問題が用意されているため苦手部分の克服にも便利です。

学習日付を記入できる欄があるので、「そろそろもう一度解いてみよう」という意識を持つことができます。

通関士試験ゼロからの申告書2023

通関士試験ゼロからの申告書2023特徴は、通関実務の申告書作成問題にスポットを当てた一冊です。

輸出申告書、輸入申告書の問題が各15問ずつあり、解き進めるごとに難易度がアップします。

通関士試験において最重要問題と言えるため、いろんな種類の品目分類を経験しておくことで不安の解消、自信をつけていくことができるでしょう。

初心者の方はまずは輸出・輸入それぞれ5問ずつ、次に10問目までなど、偏りなく進めて行くことをおすすめしています。

通関士試験補習シリーズ計算問題ドリル2023

通関士試験補習シリーズ計算問題ドリル2023特徴は、計算問題に特化した1冊です。

通関士試験の実務科目で出題される関税額や消費税額、課税価格の計算問題の対策ドリル(赤シート付き)。

本試験での計算問題は全部で5問出題されるため、おさえておくべき部分です。

基礎レベル、発展レベル、本試験レベルと三段階(level1~5)に分かれているため、着実に基礎から固めることができます。

姉妹本の「関税評価ドリル」もありますが、計算問題に苦手意識がある人はここから始めると良いです。

その後、必要と感じれば、関税評価ドリルの購入を検討されてはいかがでしょうか。

2023~2024年版 どこでもできる通関士選択式徹底対策

2023~2024年版 どこでもできる通関士選択式徹底対策特徴は、通関士試験問題集最小サイズ!(タテ約18㎝×ヨコ約11㎝)名前の通り、この1冊でどこでも学習が可能なことです。

TOEICの特急シリーズと同等の大きさで、移動時間やちょっとした隙間時間にも学習が可能です。

本試験で語群選択式で出題されやすいものについて、本書は穴埋め形式で出題されているため、より理解を深められるようになっています。

本試験の語群選択式問題が付録となっています。

通関士試験問題・解説集2023年度版

通関士試験問題・解説集2023年度版特徴は、過去3年分の本試験問題と科目別・出題頻度順問題で数をこなせることです。

直近3年分の本試験問題と、直近約10年間の本試験問題を中心に徹底した分析で頻出度の高い問題が掲載されています。

同協会が発行している解説書「通関士試験の指針2023年度版」とセットで学習することも良いです。

通関士試験に向けてテキスト・問題集を選ぶ際のチェックポイント

通関士試験に関する市販のテキストや問題集の種類はあまり多くはありません。

そして、大型書店でないと販売していない可能性が高いです。

皆さんがお住まいの地域にそのような大型書店がある場合は、このレビューも参考にしていただきながら、実際に手に取ってみられると良いでしょう。

では、テキストを選ぶ際のチェックポイントに触れていきます。

➀どんな情報が必要なのか

テキストは、分厚ければ当然たくさんの情報が記載されていますが、多ければ必ずしも良いとは限りません。

  • ポイント1 必要な情報を探すことができるかどうか
  • ポイント2 読みやすさ、使いやすさはどうか

これらを念頭に置いておきましょう。

②自分のレベルに合っているのか

テキストは試験まで学習を共にするパートナーだと言えます。

完全に自分にマッチしたものが市販されているかというと難しいかもしれませんが、少なくとも、以下のポイントで自分のレベルと合っているか確認すると良いでしょう。

  • ポイント1 文字ばかりが並んでいて読みづらいなら、絵や図などがあるものを選ぶ
  • ポイント2 どこに必要な記載があるのか、その位置がある程度記憶に残るものを選ぶ

特にポイント2は重要です。

やり方は簡単です。

テキストにざっと目を通してからすぐに閉じてみて下さい。

その時に「どこにどんな記載や絵が配置されていたか」その雰囲気がスッと思い出せるようでしたら相性は悪くないと思います。

購入前にテキストを手に取ることができる人はぜひ試してみてください。

難しい場合は、後述するおすすめのテキストを参考にして下さい。

③環境にあった本(テキストや問題集)であるか

皆さんが学習する場所はどこですか?

  • 学校
  • 自宅
  • カフェ
  • 図書館

通関士のテキストは分厚いもの(=重いもの)が多いです。

移動することを考えると、非常に選択肢は限られますが、電子書籍や必要なページをデータ化する等の工夫をするということも検討すると良いでしょう。

私は専門学校などへ出講の際にテキストと問題集を持ち歩きますが、かばんの重みで肩にアザができていることがあります(笑)

なかには分厚い本を力技で分解している人もいます(笑)

良いですね、何事も自分に合った工夫が大事です。

④テキストはいつ出版されたものか

通関士試験は、関税法や通関業法などの「法律」について出題されます。

法律は常に改正がされます(「年に1回まとめて」というようなペースではありません)。

法改正は毎年一定量ということでもありません。

多い年もあれば、少ないと感じる年もあります。

皆さんが受験される年度のテキストを使用することがベストですが、1年前のもの程度であれば、法改正点をご自身で追いかけられるなら使用しても問題はないでしょう。

インターネットやフリーマーケットの様なサイト等でかなり古いものがセットで売られているのを目にしますが、おすすめはできません。

まとめ

ここまでご覧いただきありがとうございます。

いかがでしょうか。

ご自身が必要とするテキストや問題集は見つかりましたでしょうか。

大事なことは、「自分に必要なものを選ぶ」ということです。

「売上No.1だから」、「〇〇さんのおすすめだから」というのは参考の1つに過ぎません。

独学でも講座受講でも、合格するために「自分に何が必要なのか」ということにしっかり目を向けましょう。

そして、これらを踏まえて独学に不安がある場合には、ぜひアガルートアカデミーの通関士試験講座をご検討下さい。

当講座では通関士試験に必要な全ての単元を動画で視聴することが可能です。

勉強の取り組み方や考え方、過去の本試験問題の解説や注意点についても多数収録をしております。

皆さんの合格のサポートができることを、心から楽しみにしております。頑張りましょう。

関連コラム:通関士試験に独学で合格するのは無理?独学のメリット・デメリットを解説

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この記事の著者 加藤 佑喜講師

【保有資格】
・通関士
・貿易実務検定®A級
・通関ビジネス実務検定™C級
・STC Advanced
・銀行業務外国為替3級
・EPAビジネス実務検定C級
・日商ビジネス英語検定2級等

【経歴】
大阪の専門学校や大学にて通関士試験、貿易実務の対面・オンライン講座を担当。約15年間、高校生までの個別指導、塾講師を経験。

頑張る人にはしつこいくらいに応援するタイプです。苦手な部分は目をそらさせません!できる限り、難しくない表現での解説を心掛けております。

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