みなさんは、測量士資格試験の「応用測量」と聞いて何を思い浮かべますか。

「応用測量」とは、基本測量・公共測量の測量技術を公共事業に応用した測量分野です。

本コラムでは、「応用測量」がどのような科目なのか概要や勉強法について紹介します。過去問の出題傾向をもとにこれからの学習の参考にしてみてください。

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「応用測量」科目とは?

応用測量とは、道路、河川、公園などの計画・用地取得などに用いられる測量をいいます。

道路等の新設における路線測量では、中心線測量、仮BM設置測量、縦横断測量、用地幅杭設置測量を行います。

河川測量では、河川の維持管理などに必要な調査、距離標設置測量、水準基標測量、定期横断測量、深浅測量を行います。

用地測量では、土地境界を調査測量して用地取得などに必要な資料や図面を作成します。

このように、道路工事や河川管理に携わる測量を行う方にとっては実務に直結する知識となります。

例年の試験問題では、応用測量の出題4問に対して路線測量、用地測量、河川測量の範囲から計算問題2問、正誤を問う問題2問が出題されています。

また、過去の問題傾向として、路線測量の計算問題が必ず出題されており、用地測量の計算問題についても出題されています。

出題傾向から路線測量の知識と計算問題、用地測量の知識と計算問題、河川測量の知識を学習することで、4問中3問は正しい解答ができると思います。

「応用測量」の勉強法

応用測量は、路線測量の知識と路線長計算が例年出題されていることや、用地測量の知識と区割りに関する計算が出題されやすいことから、十分な過去問の学習が必須になります。

路線測量と用地測量の計算問題については、計算に使用する公式を使えるように学習して、どのようなパターンにも対応できるようにしておきましょう。

覚えなくてはいけない公式については、普段の生活で目につくところに公式を貼っておくことや、手帳などの持ち歩くものに公式を書いておき、何度も見れるようにしておくのがおすすめです。

河川測量については、正誤を解答ができるような学習が必須となりますが、河川測量の計算問題とその他分野の知識も学習しておきましょう。

1.路線測量

例年の問題傾向から、路線長を求める計算は確実に解けるように学習してください。

また、正誤を問う問題も出題されることがあるので、過去問を中心に繰り返し学習しましょう。

2.用地測量

正誤を問う問題が例年出題されていることから、過去問の出題は解答できるようにしておく事が必須です。

また、座標や長さを求める計算問題も例年出題されていることから、三角関数をマスターして計算問題を学習し、どのようなパターンで出題されても対応できるようにしておきましょう。

3.河川測量

用地測量と同様に正誤を問う問題が例年出題されていることから、過去問の出題は解答できるようにしておきましょう。

表の穴埋め問題や計算問題の出題にも対応できるように学習しておくとベストです。

4..過去問の傾向

過去の測量士資格試験では、路線長の計算、用地測量の正誤、用地測量の区割り計算、河川測量の正誤が頻繁に出題されています。

そのため、その範囲の学習をきちんと行うことで、4問中3問は正しい解答ができると思います。

ご自身の学習できる時間から逆算して学習方法を組み立ててみてください。

【試験科目ごとの勉強法はこちら】
測量に関する法規及びこれに関連する国際条約
多角測量
汎地球測位システム測量
水準測量
地形測量
写真測量
地図編集
応用測量
地理情報システム

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この記事の監修者 中山 祐介 講師

中山 祐介 講師 (講師紹介はこちら

独学で土地家屋調査士試験全国総合1位合格の同試験を知り尽くした講師。

「すべての受験生は独学である」の考えのもと、講義外での学習の効率を上げ、サポートするための指導をモットーに、高度な知識だけでなく、自身の代名詞でもある複素数による測量計算([中山式]複素数計算)など、最新テクニックもカバーする講義が特徴。日々、学問と指導の研鑽を積む。

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