測量士試験を受験する方もしくは今からチャレンジしようと思っている方で、「GNSS測量(汎地球測位システム測量)」をどう学習していくかわからない人も多いのではないでしょうか。

測量士試験では衛星を使用した測量方法だけに複雑なルールが多い分野です。

しかし、ポイントを押さえればクリアできますので、身構えずに学んでいきましょう。

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測量士試験「GNSS測量(汎地球測位システム測量)」科目とは?

測量士試験において、「GNSS測量(汎地球測位システム測量)」は午前試験の出題科目の一つです。

問題数は3問程度ですが、必ず出題される内容です。

確実に点数を稼ぐことができる内容のため、しっかりと勉強しましょう。

測量士試験での出題内容としては、汎地球測位システム測量について定義や測量方法についての記載がほとんどですので、「GNSS測量(汎地球測位システム測量)」の文章の要点についてしっかりと覚えておきましょう。

基礎知識として、GNSS測量(Global Navigation Satellite System)とは別名、汎地球測位システム測量と呼ばれます。以前はGPS測量と呼ばれていました。

衛星からの電波を解析して距離を知ることにより地上の位置を確定する測量方法です。

身近な物ですと、カーナビの機能で良く知られるGPS衛星が挙げられます。

なぜ、GNSS測量が毎年出題されているのかというと、現在の測量で必要だからです。

公共測量業務を行う際に、従来の基準点測量では工事箇所まで既存の基準点を利用して場合によっては何キロもの距離を測ってこなくてはならない場合がありました。

それが、近年の測量技術によって人工衛星から工事箇所の位置情報と標高がかなり正確に算出できるようになったため上空が開けている所ならどこでも基準点を作れるようになりました。

そのため、作業日数が大幅に短縮され、現在の測量業では必要不可欠な測量方法です。

近年の測量業務をするのに必要な知識であるため、身につけていきましょう。

測量士試験GNSS測量(汎地球測位システム測量)」の勉強法

「GNSS測量(汎地球測位システム測量)」の効果的な勉強法は、次の3つです。

  1. 記述式の問題傾向をおさえる
  2. 身近で興味が湧きそうなGNSS測量の用語をおさえる
  3. 頻出問題をおさえる

「GNSS測量」は技術発展が著しい分野であるため測量士試験の中でも年々内容が変わり続けています。

そんな、「GNSS測量」を難しく感じている人もいるでしょう。

ここからは、勉強法について詳しく解説します。

1 記述式の問題傾向をおさえる

記述系の試験の内容として出題されるのは、

・記述の虫食いになった語句に対して最も適当な答えを選ぶ問題
・明らかに間違っている記述を選ぶ問題
・明らかに間違っている記述の組み合わせを選ぶ問題

という形式で出題されます。

ですので、語句と説明文の内容が説明できるように勉強しましょう。

2 身近で興味が湧きそうなGNSS測量の用語をおさえる

余り聞きなれない用語が多い「GNSS測量」は、とっつき難く感じます。

そこでまずは、身近で興味が湧きそうなGNSS測量の用語を覚えることです。

例えば、良く出る用語として、

  • アメリカのGPS(ジーピーエス)
  • ロシアのGLONASS(グロナス)
  • ヨーロッパ共同体のGalileo(ガリレオ)
  • 日本の準天頂システム(みちびき)

など人工衛星にはそれぞれの国によって呼び方があります。

また、一つの受信機で4個以上の衛星を受信してその位置を割り出す「単独測位」という方法はカーナビなどに使用されています。

このように身近で興味が湧きそうな内容から入る事でとっつき易くなるでしょう。

3 頻出問題をおさえる

近年の出題傾向として、比較的あたらしい内容が頻出しています。

そのひとつが汎地球測位システムによる水準測量の方法の記述です。

例えば、

・GNSS水準測量では、スタティック法により観測を行う。

・GNSS水準測量では、電波の大気遅延が高さ方向の精度に影響することから,観測時の気象条件 に十分注意する。

などの記述が試験に出ています。

もう一つが、準天頂システムについての記述です。

例えば、

・準天頂衛星システムは,日本における衛星測位の利用可能エリアや利用時間帯を広げる効果 がある。

・準天頂衛星から送信される情報は,日本と経度の近いアジアやオセアニア地域でも受信が可能である。

という記述が試験に出ています。

GNSS水準測量、準天頂衛星についての説明はできるようにするなるが合格には必須でしょう。


いかがでしたでしょうか。

GNSS測量は年々内容が追加されてきていますが、試験問題は追加された内容を優先して出している傾向にあります。

よって、ポイントをおさえて勉強を行えば問題無く合格点がとれる内容ではないでしょうか。

試験を受けられる方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

【試験科目ごとの勉強法はこちら】
測量に関する法規及びこれに関連する国際条約
多角測量
汎地球測位システム測量
水準測量
地形測量
写真測量
地図編集
応用測量
地理情報システム

関連記事:【測量士の勉強法】午前試験(択一式)・午後試験(記述式)それぞれ解説

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この記事の監修者 中山 祐介 講師

中山 祐介 講師 (講師紹介はこちら

2008年 法政大学 文学部地理学科 卒業
2010年 東京都立大学 大学院 都市環境科学研究科 修了
2012年 土地家屋調査士試験を全国1位で合格(択一1位・書式2位)
2013年 測量士 登録
2014年 行政書士試験 合格
2015年 特定行政書士考査 合格

独学で土地家屋調査士試験全国総合1位合格の同試験を知り尽くした講師。

「すべての受験生は独学である」の考えのもと、講義外での学習の効率を上げ、サポートするための指導をモットーに、高度な知識だけでなく、自身の代名詞でもある複素数による測量計算([中山式]複素数計算)など、最新テクニックもカバーする講義が特徴。日々、学問と指導の研鑽を積む。

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