中卒や高卒の方も含め、幅広い年齢層の方が受験しており、受験を検討している方も大勢いるのではないかと思います。

本コラムでは、中小企業診断士のなり方について順を追って詳しく解説しています。

受験を検討している方は、ぜひご一読ください。

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中小企業診断士とは?

中小企業診断士は、中小企業をターゲットとして経営課題に関する診断や助言を行う専門家です。

全国には数多くの中小企業が存在しており、各中小企業が成長をするためには経営的なサポートが欠かせません。

中小企業診断士の主な役割として、成長を目指している中小企業を対象に経営面での診断や助言を提供することが挙げられます。

なお、中小企業診断士については以下のコラムでも詳しく解説しています。

関連コラム:中小企業診断士とは?仕事内容や取得のメリット・なるまでの流れを詳しく解説

中小企業診断士になるには?なり方を解説

中小企業診断士になるには「中小企業診断士試験」を受ける必要がありますが、現在特定の受験資格は存在しません。

1次・2次試験に合格し、実務補修を受け、中小企業診断士として登録するというのが一連の流れとなります。

下記より詳しく解説していきます。

【前提】特定の受験資格は存在しない

まず前提として、中小企業診断士試験の1次試験を受ける際に学歴や年齢、実務経験など、特定の要件が要求されることはありません。

中卒や高卒の方も含め、幅広い年齢層の方が受験されています。

ただし、当たり前の話ではありますが2次試験に関しては1次試験の合格という条件が必要です。

尚且つ、1次試験の合格資格については有効期限が存在しています。2次試験の受験資格に関する詳細は、次の章で詳しくご説明します。

また、中小企業診断士の受験資格については以下のコラムでも詳しく解説していますので、興味のある方はぜひこちらもご覧ください。

関連コラム:中小企業診断士の受験資格に学歴はある?1次試験・2次試験が受けられる条件を解説

中小企業診断士1次・2次試験に合格する

中小企業診断士試験においては、まず1次試験に合格する必要があります。

そして、その後は2次試験に合格するか、代わりに中小企業診断士養成課程を修了するか、資格取得のためにはどちらか一方が必要です。

なお、2次試験の受験には1次試験の合格が条件とされています。

しかし、中小企業診断士試験では合格有効期間というものが設定されています。

これは1次試験に合格した場合、1次試験合格の本年度を含む2年間に限り、2次試験の筆記試験を受験することが可能になるというものです。

逆にいうと3年目とそれ以降は再度1次試験に合格しなければなりません。

関連コラム1:中小企業診断士試験の概要|試験日・申し込み方法も解説
関連コラム2:中小企業診断士の養成課程まとめ 機関一覧・費用も解説

実務補習を受ける

実は試験に合格しただけでは、中小企業診断士を名乗って仕事を行うことはできません。

具体的には、3年以内に以下の要件を満たす必要があります。

  • 実務補習を15日以上受ける
  • 診断実務に15日以上従事する(実務従事)

※2次試験合格ではなく養成課程修了の場合、実務の要件は不要

元々企業コンサルなどを行なっていた人などの場合は、後者の診断実務に関する要件をクリアできる可能性があります。

しかし、そうでない場合は実務補習を15日以上受けることで実務経験の代替とすることが可能です。

実務補習は、中小企業診断士が行う経営コンサルティングの実務経験を積むために、実際の中小企業などを対象にして経営コンサルティングのグループワークなどを行うものになっています。

グループの人数は一般的に5名程度。指導員として、ベテランの中小企業診断士がつくのが通例です。

1社あたり5日の日程で、3社で合計15日という要件を満たすのが一般的なスケジュールとなっています。

また、働きながら補習を受けることも可能です。

詳しくは以下のコラムをご覧ください。

関連コラム:中小企業診断士の実務補習はどんな内容?

そして、補習を終えると、いよいよ以下で解説している登録手続きに移ります。

中小企業診断士として登録する

実務補習・実務従事などによって要件を満たしたら、中小企業診断士として登録するために申請手続きを行いましょう。

具体的には、中小企業庁のサイトから申請書や証明書をダウンロードして、必要事項を記入します。

なお、その際に必要となる書類については以下の通りです。

実務補習・実務従事を修了した場合

  • 中小企業診断士登録申請書
  • 中小企業診断士2次試験合格証書
  • 実務補習修了証書または実務従事の実績証明書
  • 住民票の写し

養成課程を修了した場合

  • 中小企業診断士登録申請書
  • 養成課程あるいは登録養成課程の修了証明書
  • 住民票の写し

中小企業診断士になるための最大の難所は「試験合格」

以上、中小企業診断士のなり方について解説してきました。

なお、中小企業診断士になるための最大の難所に関しては、試験に合格することであるといえるでしょう。

中小企業診断士試験は1次試験・2次試験ともに例年20%程度の合格率と、決して簡単ではありません。

合格のためには事前にしっかりとした試験対策が求められます。

独学では厳しいと感じる方は、予備校の活用も検討してみましょう。

中でもアガルートの中小企業診断士試験講座では、1次試験・2次試験ともに全国平均以上の合格実績を残しています。

気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。

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