「自分のネイルサロンを持ちたい」「スクール講師としてネイリストの育成に力を注ぎたい」など、5年後10年後のキャリアプランはありますか?

「ネイリスト=ネイルサロン勤務」というイメージを持つ方が多いかもしれません。

実際には、ネイルスクール講師やネイル試験の試験官などさまざまな働き方があります。つまり、サロンワークでの経験がキャリア形成に役立つということです。

理想ネイリスト像をしっかりとイメージしておくと、どんな経験が必要なのか、どんな資格を取得した方が良いのかが明確になります。

そこで今回は、ネイリストのキャリアプランと活躍し続けるために必要なスキルについて詳しく解説します。

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ネイリストのキャリアプラン

ネイリストのキャリアプランとしては、大きく下記の4つのパターンが考えられます。

  1. ネイルサロン内で昇格を目指す
  2. 専門学校やスクールの講師になる
  3. 独立開業して自分のお店を持つ
  4. フリーランスとして面貸しや業務委託で働く

ここからは、1〜4それぞれの特徴や仕事内容、必要なスキルについて詳しく見ていきましょう。

ネイルサロン内で昇格を目指す

ネイルサロン内での昇格は、ネイリストの最も代表的なキャリアプランといえます。

サロンの規模によって昇格の段階は異なりますが、店長や副店長を目指すのが一般的でしょう。

店長・副店長は、スタッフの育成やシフト管理、売り上げ管理など店舗の運営に関わる業務も多くなります。ネイル技術だけでなく、リーダーシップやマネジメント力といったスキルが不可欠です。

サロン経営やマーケティングに携わりたい方は、管理職であるマネージャーやスーパーバイザーを目指すという選択もあります。

専門学校やネイルスクールの講師になる

JNA(日本ネイリスト協会)が設けている認定講師資格を取得することで、ネイル講師として専門学校やスクールでも活躍できます。

一定以上の技術やスキルが求められるため、一般的には数年のサロンワーク経験を積んでから目指すネイリストが大半のようです。

専門学校やスクール講師は、多くの生徒と関わる仕事のためコーチング力やコミュニケーション力も必要です。

また、最近はオンラインレッスンの需要が高まっていることから、パソコンスキルを身につけておくと活躍の場がより広がるでしょう。

ちなみに、JNA認定講師試験を受験するにはネイリスト技能検定1級・ジェルネイル技能検定上級・ネイルサロン衛生管理士・JNAフットケア理論検定試験の資格を取得している必要があります。

そのほかにもさまざまな条件があるため、受験を検討する際はよく要項を確認しておいてください。

独立開業して自分のお店を持つ

独立開業のメリットは、メニューや料金、内装などを自由で自由に決められること。

開業の場合、ビルのテナントや路面店を借りる店舗型ネイルサロンとマンションや自宅の一角を使用する自宅型ネイルサロン、2パターンあります。

店舗型ネイルサロンは集客力が高く宣伝もしやすいのがメリット。その反面、自宅型ネイルサロンに比べて初期費用や固定賃料が高額になります。

そのため、まずは自宅型ネイルサロンからスタートしある程度の収益が見込めるようになってから店舗型ネイルサロンにチャレンジするという選択肢もアリかもしれません。

フリーランスとして面貸しや業務委託で働く

自分のお店を持つのではなく、フリーランスのネイリストとして面貸しや業務委託で働くという方法もあります。

面貸しとは、サロン内の場所を借りて施術を行うことです。売り上げや顧客は、自身に帰属しサロンには契約した歩合料を支払います。

自分で集客や予約管理・経理などを行う必要がありますが、努力次第で大幅な年収アップが期待できるでしょう。もともとネイルサロンに勤めていて、すでに既存顧客がついているネイリストに向いています。

ちなみに、業務委託は、サロンから業務を受託しその売り上げの一部を報酬として受け取ることです。

予約や集客などはすべてお店側が管理してくれるため、ネイルの施術に集中できます。サロンでの勤務経験がなくても、挑戦しやすい働き方だといえるでしょう。

ただし、業務委託の場合、基本的には他のサロンスタッフと同様、常にお店で待機していなければなりません。面貸しよりも融通が効きづらいというデメリットがあります。

ネイリストのキャリアップに必要なこと

最後に、「ダブルライセンスを取得する」「語学力を身につける」などキャリアアップを目指すうえ必要なスキルについて解説します。

ダブルライセンスを取得する

ネイルの資格は、ネイリスト検定やジェル検定、認定講師・衛生管理士などさまざまな種類があります。

資格取得は必須ではありませんが、ネイルサロンへの就職役立つでしょう。サロンワークで技術を磨きながら、さまざまな資格に挑戦してみてください。

語学を勉強する

将来、海外のネイルサロンへの転職を考えているのであれば、語学力は必須です。爪の形や好みのデザインなど、お客様と現地の言葉でやりとりできるためコミュニケーションが円滑になります。

海外進出はしなくても、語学力を身につけておくと新規顧客の獲得&リピート率アップにつながります。

まとめ

ネイリストにはさまざまなキャリアがあり、どんな働き方がしたいのか目標を決めておくことで身に付けるべきスキルが明確になります。

その第一歩として、資格を取得してサロンワークで経験を積みましょう。

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