ネイリスト技能検定試験3級は、筆記と実技といった2種類の試験で構成されています。3級を取得するには、筆記と実技それぞれに合格しなければなりません。

今回は、ネイリスト技能検定試験3級の筆記試験に関する内容や合格率について解説します。

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ネイリスト技能検定試験3級の合格率

ネイリスト技能検定試験とは、日本ネイリスト検定センター(JNEC)が主催する試験です。ネイリスト技能検定試験は、1~3級まで3階級にわかれています。

受ける階級によって難易度や求められる技術が異なり、なかでも3級はネイルの基礎知識と基本技術を身につける初心者向けの試験です。性別や年齢、学齢などの受験制限が一切なく誰でも受験できます。

ここで、日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)が発表したデータを見てみましょう。

2023年秋期までのネイリスト技能検定試験3級の累計合格率は84.98%と、1級・2級に比べて高くなっています。

2023年秋期までの累計受験者数合格者数合格率
1級157,428人61,751人39.22%
2級342,785人147,532人43.04%
3級490,335人416,710人84.98%
TOTAL990,548人625,993人63.20%
出典:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)

ネイリスト技能検定試験3級筆記試験の内容

ネイリスト技能検定試験3級の筆記試験時間は30分。限られた時間のなかで全80問の問題を解かなければなりません。

筆記試験の出題内容は、衛生と消毒に関する内容をはじめ「爪の生理解剖学(爪の病気やトラブルなど)」「皮膚科学(爪の構造)」「ネイルケアの手順」など。

3級に合格すると、ネイルケアやネイルアートに関する基本的な技術・知識を習得していることの証明になります。

試験内容実施時間合格点
実技試験70分38点(50点満点中)
筆記試験30分80点(100点満点中)
参考:公益財団法人日本ネイリスト検定試験センター(JNEC)

ネイリスト技能検定試験3級の出題形式

ネイリスト技能検定試験3級の筆記試験はマークシート形式。マークシートは、解答箇所がズレると合格ラインに達せず不合格となる可能性があります。

問題と解答を照らし合わせながら、慌てず慎重に問題を解きましょう。

合格に必要な勉強時間

ネイリスト技能検定試験3級に合格するのに、1〜3ヶ月近くかかかるといわれています。資格試験にはじめて挑戦するのであれば、1日約2〜3時間の勉強時間を確保した方が良いでしょう。

働きながら資格取得を目指す人も多く、仕事と勉強を両立するのは至難の業。仕事で疲れて帰ったあとに勉強がなかなか進まないのであれば、休日に集中的に学習すると良いかもしれません。

また、ネイリスト技能検定試験3級は、春夏秋冬の年4回実施。計画的な勉強スケジュールを立てて、試験に備えましょう。

実技試験の勉強も忘れずに

ネイリスト技能検定試験3級に合格するには、筆記試験と実技試験の両方に受からなければなりません。実技試験の勉強は独学では難しい部分が多く、ネイルスクールや通信講座などの利用がおすすめです。

筆記試験対策には過去問を活用しよう

ネイリスト技能検定試験3級の筆記試験は、日本ネイリスト検定センター(JNEC)発行の「ネイリスト技能検定試験公式問題集」から出題されます。

筆記試験の出題傾向は毎年ほぼ決まっています。

過去問を繰り返し解くことにより、「じっくり時間をかけて解く問題」「すぐに解ける問題」というように問題ごとのペース配分把握できるようになります。

そのためには、過去問を繰り返し解いて出題の傾向を把握することが重要です。

ただし、過去の問題が100%出るとは限りません。特に爪の名称は引っ掛け問題も多く、間違えやすい分野でもあります。問題を解くだけでなく、解説もきちんと読んでおきましょう。

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