自分のサロンを持つことは、ネイリストが目指すキャリアのひとつです。

しかし、「どれくらい経験を積んでから開業すべきかわからない」「独立して生計を立てていけるのだろうか」など不安な気持ちを持つ人も多いのではないでしょうか。

独立するのであれば、新規顧客の獲得や年収アップなどサロン経営を成功させたいと思うものです。

本コラムでは、独立の難しさや開業の際に持っておくと役立つ資格について解説します。

経験豊富な講師によるオンライン個人レッスンあり

講義動画はすべての手順を収録

講師が選定したこだわりの用具つきコースもご用意

未経験でもネイリストとして独立・開業することは可能

未経験でもネイリストとして独立し、自分のサロンを持つことは可能です。

ネイルスクールやオンライン講座で資格を取得後、未経験の状態から数年間のサロン勤務を経て開業するケースも少なくありません。

しかし、未経験ですぐに独立するとなると「新規顧客を獲得しづらい」「マーケティングスキルが乏しい」など経営面で困ることが多いのも事実です。

独立するということは、「集客・施術・経営」を全て自分で行わなければなりません。

サロンワークの流れが把握できていなかったり、業界知識が身についていなかったりすると、「なかなか集客できない」「経費の割合がわからない」といった問題点も出てくるでしょう。

ネイリストとしての経験が少ない状態で独立する場合は、メリット・デメリットをきちんと把握しておいた方が良いかもしれません。

【メリット】
・自分のペースで働ける
・自分のこだわりを形にできる
・大幅な年収アップが見込める

【デメリット】
・集客が大変
・経営の知識
・ネイルサロンの流れが分からない

独立・開業するのが難しい3つの理由

ネイリストとして独立開業することは簡単ではありません。「ライバルが多い」「マーケティングスキルが必要」など、ネイルサロンの開業が難しい理由について解説します。

1.新規参入しやすくライバルが多い

ネイリストは国家資格ではないため、特別な資格がなくても新規参入しやすいのが特徴です。

椅子や机が一台ずつあれば施術できるため、自宅の一室でプライベートネイルサロンとしてオープンするケースも増えています。

カウンセリングに時間をかけたり、寛げる特別な空間を演出したり、ライバル店舗と差別化することが必要不可欠です。

2.マーケティングスキルが必要(集客が難しい)

新規顧客を一人でも多く獲得することは、ネイルサロンの成長において欠かせない要素のひとつです。

とはいえ、新規顧客を獲得するには「リスティング広告を出す」「メールマガジンを配信する」「インフルエンサーとコラボする」など膨大なコストと時間がかかります。

しかも、一度やって終わりではなく「運用」し定期的に発信し続けていかなければなりません。

そのためには、「お店を選んでくれた理由」「競合他社はどんな施策を行っているか」というように、お客様視点に立って考えるマーケティングスキルが必要不可欠です。

3.客数と従業員数のバランス

先ほどお話しましたが、ネイルサロンオーナーは「集客・経営・施術」のすべてを一人で行わなければなりません。

ジェルネイルの場合、一人あたりの施術に2時間近くかかることから1日に受けられる予約人数にも限りがあります。

売り上げを伸ばそうと思ったらスタッフを増やす必要があり、その分人件費もかさみます。

開業する前に、「売り上げ目標・単価・客数」のバランスを考えておきましょう。

独立を見据えるなら検定資格の取得ががおすすめ

将来独立を考えているのであれば、「ジェル検定」「ネイルサロン衛生管理士」といった資格を持っておくと安心です。

ネイリスト技能検定試験2級

ネイリスト技能検定試験は1〜3級まであります。独立を目指している方は、ネイリスト技能検定試験2級は取得しておいた方が良いでしょう。

2級は、サロンワークで通用する技術や知識を身につけるための資格です。そのため、実技試験では「ネイルケア」「リペア」「チップ&ラップ」「アート」といった高いスキルが求められます。

ジェル検定上級

ジェル検定は、初級・中級・上級といった3つの階級にわかれています。ジェル検定よりも先に、ネイリスト技能検定を受けるネイリストがほとんどです。

ジェルネイルのニーズは高いため、サロンワークでも役立ちます。独立サロンのHPでプロフィールを載せる場合、ジェル検定上級まで取得しておく顧客からの信頼度もアップするでしょう。

ネイルサロン衛生管理士

ネイルサロン衛生管理士は、ネイルサロンの衛生面や安全面について一定の基準を満たしていることを証明する資格。

JNA認定校で講習会を受講し筆記試験に合格することで取得できます。ネイルサロン衛生管理士としての認定証やバッジが授与されるため、顧客に対して安心感をアピールできるのではないでしょうか。

ネイルサロン衛生管理士は、1日で取得できるためサロンの定休日を利用してチャレンジしてみてください。

まとめ

ネイリストは特別が資格が不要なことから新規参入しやすい分、競合も多く新規顧客の獲得は容易ではありません。

独立を成功させるのであれば、資格取得後にネイルサロンで経験を積んでからはじめた方が良いでしょう。

マーケティングについて学ぶ講座を受講したり、サロンワークで役立つ資格を取得したり事前に準備しておくと安心です。

経験豊富な講師によるオンライン個人レッスンあり

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