「自分以外のネイリストの年収はどれくらいだろうか」

「相場よりも稼げているのだろうか」

高い技術力と接客スキルが求めらるネイリストは、フィジカル・メンタルともに大変な仕事です。

働くうえでモチベーションのひとつになるのが、年収の高さ。どれだけ頑張っても年収が低いと、成長意欲を保ち続けるのは難しくなるものです。

年収と一口にいっても、エリアや勤務先の規模、年齢によって千差万別。

そこで今回は、地域や年齢別によるネイリストの平均年収について解説します。年収アップするためのポイントも参考にしてみてください。

経験豊富な講師によるオンライン個人レッスンあり

講義動画はすべての手順を収録

講師が選定したこだわりの用具つきコースもご用意

ネイリストの平均年収は320万円前後

全研本社株式会社が2023年6月に実施した「最低賃金から見る美容業界の給料調査【東京版】」を参考に見て見ましょう。

同調査は、美容業界専門求人サイト「美プロ」に掲載されている求人募集のから、職種別・雇用形態別・地域別で給与を算出。

ネイリストの正社員の平均月収は、226,618円となっています。

226,618円×12ヶ月=2,719,416円という計算です。

これにボーナスや手当、残業代などがプラスされると年収は320万円前後になると考えられます。

ただ、ボーナスが支給されるネイルサロンは多くはありません。大手ネイルサロンでは、年に一度30〜60万円前後のボーナスが支給されることもあります。

また、歩合制や業務委託を採用するネイルサロンもあるため、頑張り次第では平均年収以上を稼ぐことも可能です。

年齢・地域によっても年収違う?

ネイリストの年収は、年齢や経験年数、勤務するエリアによっても大きく異なります。

【年齢別】ネイリストの年収ピークは30代

ネイリストの求人を見ると、平均年収は20代が200〜240万、30代になると300〜360万、40代を迎えると220〜260万円前後となっています。

年収は、30代をピークに少しずつ下がる傾向です。理由として、結婚や出産を機に離職し、フルタイム勤務からパートタイムに切り替える女性が増えることが挙げられます。

また、30代は「チーフや店長への昇格」「独立してネイルサロンをオープンする」といったキャリアアップの時期。

20代のうちに技術やセンスを磨いて人気ネイリストになれば、チーフや副店長、店長という具合に昇進し大幅な収入アップも見込めるでしょう。

スクール講師になれば、年齢が上がっても安定した収入を得ることが可能です。

【地域別】高年収を狙うなら関東エリア

某求人サイトの調査によれば、地域別によるネイリストの年収は下記の通りとなっています。

北海道・東北:306万円
北海道・東北:306万円
関東:336万円
東海:317万円
関西:318万円
中国:322万円
四国:308万円
九州・沖縄:313万円

ネイリストの年収がもっとも高いのは、関東エリアで336万円。さらにその内訳を見ると、東京都は平均年収が352万円となっています。

年収アップを目指すのであれば、東京都内のネイルサロンに転職するのが良いかもしれません。

JNA認定講師になると年収はさらにアップ

JNA認定講師になれば、一般ネイリスト以上の年収を得ることも可能です。ここからは、JNA認定講師になった場合の平均年収についても解説します。

JNA認定講師

「JNA認定講師」の平均年収は約350万円と、一般のネイリストよりも年収が高くなっています。

【JNA認定講師とは】
ネイリスト技能検定試験1級を取得しているネイリストのなかでも一握りしか合格できないとされる難関資格のひとつ。

ネイルスクールや検定試験の試験官、イベント実行委員、コンテストの審査員など活躍の場は多岐にわたります。

JNA認定講師といっても資格を取得したすべての人がスクール講師として働いているわけではありません。

独立のタイミングで「JNA認定講師」になるネイリストもいれば、ネイルスクールで講師として働いている人もいます。

ネイルサロンに勤務する場合は、JNA認定講師の資格手当がついたり基本給が上がったり、年収アップが期待できるかもしれません。

まとめ

ネイリストの平均年収は320万円前後と、一般企業に務める会社員よりもやや低い水準です。

とはいえ、経験を積んでスクール講師として活躍し高収入を得ているネイリストも多くいます。

年収はもちろん、5年先10年先にネイリストとしてどうなりたいかを考えたうえでキャリアを考えてみてはどうでしょうか。

経験豊富な講師によるオンライン個人レッスンあり

講義動画はすべての手順を収録

講師が選定したこだわりの用具つきコースもご用意