合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

管理業務主任者試験・マンション管理士試験を目指した理由・契機

もともと銀行員でしたが、59歳にして不動産関連の会社に転職、第二の人生を歩むこととなりました。

とは言え、不動産に関する知識は全く無かったため、宅建へのチャレンジを通じ、知識を身に着けていくこととし、昨年度運よく一回目で合格しました。そして60歳となり還暦を迎えた今年度は、知識の幅を更に広げるべく、不動産関連の新たな資格の取得に挑むこととしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

次はどの資格を取るべきか、インターネットでいろいろ探している中で、アガルートさんのページに行き着きました。講師の工藤さんの略歴を見て、宅建試験合格の翌年に、賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・管理業務主任者の試験全てに一発合格していることを知り、「こちらは60歳と年齢はかなりいっているものの、自分も同じチャレンジをしてみよう。」と決意し、アガルートの各講座を受講して、3科目すべての資格取得を目指すこととしました。

合格体験記・学習上の工夫

結果的に、工藤講師と同様、賃貸不動産経営管理士・マンション管理士・管理業務主任者試験の全てに合格することができました。学習範囲は極めて広いわけですが、理解に時間がかかる民法を中心に、宅建試験の中で身に着けた知識でカバーされる範囲が多いのも助けになりました。また、最初にマンション管理士・管理業務主任者の学習をしたことにより、賃貸不動産経営管理士のテキストで始めて見るような事項はわずかなものにとどまり、大きく時間が節約できました。

   学習の順序は、①テキストを見ながら工藤講師の総合講義を一通り視聴、②テキスト2周目は、テキストの要点を頭で整理しながら、ポイントをカードに記入、③過去問題全てにトライし、カードではカバーされていない知らない事項に出会えば、該当カードに、その都度追記、④カードは余白時間を利用し、時々眺める、⑤間違った過去問題は、印をつけておき、正解となるまでトライ、⑤直前の1か月は、カードの内容を最大限暗記すると共に、過去に間違った問題を再度解き、最後は、前年度問題・直前山あて模試の計3回で時間配分・知識の再確認を行なう、⑥いざ本番、といった感じです。

  ②のカードの作成には相応の時間がかかりますが、カード作成途中で、アガルートさんから「総まとめ講座」のテキストが別途送られてきており、これが非常によく整理されているので、時間があまり取れない場合は、このテキストをカード代わりに使い倒すという方法も十分ありかと思いました。

もっとも、頭を整理しながら自分の言葉で書くという作業で得られる効果も大きく、また持ち運びも便利なので、早めに準備に着手できた自分としては、カード方式で良かったと思っています。

  いずれにしても、試験は3科目とも選択式なので、暗記というよりは理解が重要かと思います。自分の場合、年齢から言っても、やみくもに暗記するのはもはや無理でしたので、上記①~③の過程で、極力理解に努めることとし、その結果、直前の暗記は最小限で済んだかと思います。

  また、受験するに当たっては、工藤講師もいろいろな場面でおっしゃっていた通り、「満点を取る必要はない。難しい問題は、みんなできないので、落としてはいけない問題を確実に正解することが合格への近道。とにかく3科目とも、50問中40問正解すれば合格できるんだ。」ということを常に意識して学習し、試験本番でも実践できたかと思います。実際に、本番では想定外の問題(特に管理業務主任者試験の個数問題)も数々ありましたが、「10問までは間違えられる」ということですので、そこまでの焦りはありませんでした。

   加えて、3つの試験を同時に受けたこともあり、「この試験ではこの項目が重要とかこの項目はあまり出そうにないので覚えなくてよい」などという余計なことを考えることなく、万遍なく幅広い知識を身に着けることに努めたことが、結果的には効率的な学習に繋がったのではないかとも思っています。

総合講義のご感想・ご利用方法

テキストは非常にわかりやすく頭に入りやすいものでした。各ページの横に「CHECK」欄があり、非常に細かいことを含め書いてありましたが、過去問に挑むと、ここに書いてあることが結構出てくるので、そのたびに「よくできたテキストだなー」と感心しました。

とは言え、テキストだけ読んでいても、勉強した気になるだけで、なかなか頭に入ってこないというのも事実ですが、これを工藤講師の講義が見事に補ってくれました。                             

  講義により、難解な部分がどういうことを意味しているのか、また、どうしてそのようなルールになっているのかを明確に示してくれると共に、試験に挑む上での重要性の濃淡がわかることも有益でした。

そして何より、工藤講師の若者言葉(?)が、毎回、講義を楽しいものにしてくれました。「ちょいちょい出てくる」「ワンチャンあげよう」「まるっと」「なるはやで」「半端ない」「〇〇ってどうなの?」「〇〇でいいじゃん」など、オフィシャルな講義で、これまで経験したことのない数々の言葉に思わず笑ってしまうと共に、また次の章に進もうというインセンティブになりました。

過去問解析講座のご感想・ご利用方法

過去問については、とにかく問題数が豊富で、選択肢毎の解説も非常に充実していたので、効果絶大でした。テキスト段階で生じていた数々の疑問も、過去問の解説を通じ、氷解していきました。また、試験問題のくせや、自分は、こういうところが弱いとか、こういうところが間違いやすい、ひっかかりやすい、などといったことが、過去問を通じ、よくわかりました。ある程度の基礎知識を身に着けていれば、読めば十分にわかる解説でしたので、過去問に関する動画の視聴には至りませんでした。工藤講師にお会いできなかったのは少し残念でしたが、時間の節約にはなりました。

  過去問の利用方法は前述の通りです。テキストに出てきていないような事項については、カードに補記していきましたので、最終的には、カードの内容を覚えていけば、全ての過去問が解けるという状態になっており、実際に全部覚えられたかどうかは別として、「この範囲さえ覚えていれば必ず合格できる」という安心感が醸成されたかと思います。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

「合格体験記」のところでも、書かせて頂きましたが、このテキストも、非常によく整理されており、素晴らしいものでした。

自分は、各項目の左側ページの過去問と右側のページのまとめを一通り流し知識の確認をする、自分が作ったカードで不足している点があれば、カードに追記するという形で使用しましたが、前述の通り、カード作成をしていなければ、このテキストを使い倒していました。内容は素晴らしいのですが、過去問に取り組む際に、答えがうまく隠せず、すぐ見えてしまう点は少し残念かなーとも思いました。

模擬試験のご感想・ご利用方法

前述の通り、直前の総まとめとして、時間を測り、本番と同じように模試をやりました。この解説も非常に充実したものでしたので、時間をかけてじっくり読み込みました。工藤講師の解説の通り、「難しい問題・トリッキーな問題は必ずある。こういった問題はみんなできないので気にする必要はない。確実に40問正解しよう。」ということを、この模試を通じて再認識させて頂き、本番に臨むことができ、この点からも、効果的な模試でした。間違った問題は、試験直前に再度チャレンジしました。

自由記載欄

 今年度3科目とも一発合格できた背景としては、やはりコロナの影響が大きかったかと思います。

従前の環境では、平日の夜は毎日飲み会、休日も出掛けたり旅行に行ったり、ということで、なかなか学習の時間が確保できなかったかと思いますが、コロナ渦で時間は十分ありましたので、このことも、チャレンジをすることができた大きな要素となりました。

全受験生が、多かれ少なかれこういった状況だったかと思いますので、各科目とも、他社さんも含めた合格点の予想より、総じて実際の合格点が高くなったのも頷けるところです。

上記の通り、学習時間の確保という面では大きなハンディをもらっていましたので、工藤講師と同じ3科目受かったとしても決して自慢にはならないということで、実は、11月上旬に「基本情報技術者試験」も合わせて受験しました。

これからは、やはりITの時代ですし、不動産業界のITとの融合も、今後ますます進んでいくだろうとの判断に基づくものでした。ところが、文系の自分にとっては、アルゴリズムとかハードウエアに関する問題は、やはり難解で、前年度に合格した「ITパスポート試験」とは大違い。

結果的には、この試験にも合格しましたが、予想以上にこちらに時間を取られ、不動産3科目に割く時間は、その分少なくなりました。それでも3科目とも合格できたのは、早めに学習をスタートしたことに加え、何よりアガルートさんの講座の質が高く、効率的に学習できた結果によるものだと思っています。有難うございました。

 3科目とも、試験当日の解答速報、問題解説、合格点予想も視聴させて頂きました。アガルートさん・工藤講師の素早い対応と質の高さに驚きました。また、マンション管理士試験の詳細解説は、翌週の管理業務主任者試験に向けて、とても役に立ちました。試験直前の区分所有法と標準管理規約について整理したYOUTUBE動画なども、頭を整理する上で、とても有益であり、肌理細かくご対応頂いたものと思います。

 繰り返しになりますが、今年度、3科目全てに合格できた最大の勝因は、アガルートさん・工藤講師にお付き合い頂いたことに間違いありません。受験を終えて感じるのは、「3科目とも中途半端に勉強して合格できるほど甘くはなく、決して近道は無いが、逆に言えば、アガルート講座の導きに従い、学習すれば、必ず合格できる」ということです。本当に有難うございました。