インテリアコーディネーターの資格取得を検討し、独学で合格を目指したいけど、どのような参考書を買えばよいかわからない。そんな人は多いと思います。

このコラムでは、インテリアコーディネーターの独学におすすめなテキスト・問題集を、一次試験で3選、二次試験で3選それぞれご紹介します。

巷に出回っているたくさんの書籍の中で、どんなものを買い求めたら良いのか迷っている人は是非参考にしてみてください。

インテリアコーディネーター試験 テキストの選び方

テキスト・問題集選びにはポイントがあります。

最新版を選ぶ

安いから、または知人から譲ってもらったなどの理由で古い発行年月の本で勉強をしてしまう人がいると思いますが必ず最新版で勉強を進めましょう。

試験問題の中には時事ネタを問われたり最新用語が出てくる可能性があります。

試験問題はその時代に応じて改定されて出題されますので新しい情報を取り入れられるようにテキスト・問題集は最新版を使いましょう。

自分が読みやすいと思う、レベルに合ったものを選ぶ

「著名な人が書いているから」など、自分の身の丈を超えるような本に手を出してしまい、難し過ぎてなかなか頭に入ってこない…などとならないように気を付けたいものです。

自分が読みやすい内容、レベルの合ったテキスト・問題集を選び、勉強する時に抵抗なくページが開けるようなものを選びましょう。

一次試験と二次試験の本のシリーズ(出版社や著者)が同じだと使いやすい

本のシリーズ(出版社や著者)は、一次試験と二次試験にまたがり内容や書き方が同じであった方が読みやすいし勉強がしやすいです。

絶対にしなければならない注意点ではありませんが、あえていうならばシリーズはそろえた方が違和感なく勉強を進められるでしょう。

一次、二次試験の両方購入することを検討している人は、なるべくシリーズをそろえて購入するとよいかもしれません。

一次試験対策におすすめのテキスト&問題集3選

では、一次試験の対策としておすすめの3冊を紹介します。

一次試験は学科試験です。勉強する内容はボリュームがあるので要点がうまくまとまっている本を選んでいきましょう。

1.インテリアコーディネーターハンドブック(上・下 )

インテリアコーディネーターハンドブック 上・下 (インテリア産業協会)は、インテリアコーディネーターの資格を主催するインテリア産業協会が発行している公式の本です。

資格の内容に沿ったガイドラインが掲載されているので勉強内容が網羅されている形式です。主催者が発行している本なだけに本筋の全てが書かれている内容です。

ただしどの箇所も大事な内容として均一に書かれているので、頻出内容がどれか明確かと言われれば迷ってしまう可能性もあります。

2.インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2023 上・下巻 (徹底研究シリーズ)

インテリアコーディネーター1次試験 過去問題徹底研究2023 (徹底研究シリーズ)(株式会社ハウジングエージェンシー)は、参考書として、長年にわたる実績のある本です。

今までの傾向とさらには新試験制度後の最新5年分の1次試験全問題を収録していて、信頼度も高い著者なので、資格取得を目指している人にとっては心強い一冊です。

インテリアだけでなく、住宅業界の取得に関する書籍を発行している会社なだけに、研究されている内容が盛り込まれています。

3.これ1冊で最短合格 インテリアコーディネーター1次 試験対策テキスト&問題集

これ1冊で最短合格 インテリアコーディネーター1次 試験対策テキスト&問題集(秀和システム)は、試験の頻出分野を重点的に解説され、効率的に合格できるように編集されています。

いわゆる頻出問題や要点を絞って傾向と対策が練られたように編集されています。

二次試験対策におすすめのテキスト&問題集3選

次に、二次試験の対策としておすすめの3冊を紹介します。

二次試験はプレゼンテーションと論文です。インテリアコーディネーターは、実技としてプレゼンテーション能力を求められます。

実際にインテリアコーディネーターは実務でもスケッチやラフプランなどをお客様の前で打ち合わせ時に描く機会が求められます。
その際にもちろんスマートに素早くそしてキレイに描ける方が良いに越したことはありません。

実践でも必要とされるのがこの二次試験の能力なのです。

ではどんな試験対策が大事なのかを学べる本を見ていきましょう。

1.インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方

インテリアコーディネーター資格試験 はじめてのインテリア製図 合格する図面の描き方(ハウジングエージェンシー)は、製図未経験の人でも安心して取組めるように丁寧に解説されています。

今までパースを描いたことが無い初心者でも製図の過程を段階的に教えてくれる一冊です。

未経験者だけでなく、経験者にとってもさらにレベルアップをはかりたいあるいは、安定した内容で二次試験に臨みたい人にとっても参考になる内容です。

2.インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究(徹底研究シリーズ) 

インテリアコーディネーター2次試験 過去問題徹底研究 (徹底研究シリーズ)(ハウジングエージェンシー)は、一次試験でもご紹介した「徹底研究シリーズ」です。

最新10年分の過去問題(プレゼンテーション・論文)を完全収録されたおすすめの1冊となっています。

一次試験同様、傾向を徹底分析されているので過去問に特化した本といえます。カラー解答例が付いているのでとても見やすいのも特徴です。

この著者は一次試験対策だけでなく、二次試験についてもしっかり傾向と対策を研究してくれているので、実践できる内容として頼りになる本です。

3.これ1冊で最短合格 インテリアコーディネーター2次試験対策テキスト&問題集

これ1冊で最短合格 インテリアコーディネーター2次試験対策テキスト&問題集(秀和システム)

こちらも一次試験で紹介したものと同じシリーズのものです。

ニ次試験受験者のために、出題範囲の要点をまとめた解説がポイントとなっています。
ひっかけ問題にも強くなれるテキスト・問題集です。

一次試験同様に同じシリーズで購入して内容をしっかり読み込んで傾向をつかみ、二次試験に臨んで欲しいものです。

解き慣れているつもりでも、なかなか実技試験は場数を踏まないと慣れないものです。

ひっかけ対策などに研究されたこの本で実技試験を乗り切りましょう。

まとめ

独学で学べるテキスト・問題集がさまざまある中で自分に合ったものを選んでいけば取得できる可能性はある資格です。

学科試験は何とか独学でできても、二次試験の実技はやはりコツや試験用の対策を練る必要があります。

自分で勉強する自信が無い、あるいは効率的に要点をまとめた情報が欲しいという人には、在宅で対策出来る通信講座という勉強方法もあります。

仕事で忙しくてなかなか通学できないけれども資格取得に特化した教材で学びたいという人には通信講座はおすすめの勉強方法の一つです。

相談や質問対策がなされている講座を選んで、試験に対する不安を解消していきましょう。

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