技術士第二次試験の過去問 | 出題傾向を解説
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技術士の第二次試験対策において過去問は欠かせません。
第二次試験の合格率は約10~15%を推移しており、市販されている参考書や問題集を活用する人も少なくありません。ただ参考書や問題集のほかに過去問を活用することで合格率を引き上げることが可能です。
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技術士の第二次試験の過去問は公益社団法人「日本技術士会」の公式サイトからダウンロード可能です。
下記リンクから各項目のダウンロードページへ遷移できます。
- 機械部門
- 船舶・海洋部門
- 航空・宇宙部門
- 電気電子部門
- 化学部門
- 繊維部門
- 金属部門
- 資源工学部門
- 建設部門
- 上下水道部門
- 衛生工学部門
- 農業部門
- 森林部門
- 水産部門
- 経営工学部門
- 情報工学部門
- 応用理学部門
- 生物工学部門
- 環境部門
- 原子力・放射線部門
- 総合技術監理部門
技術士二次試験の科目
技術士二次試験は「技術部門」と「総合技術監理部門」で試験科目が異なります。技術部門では必須科目と選択科目の筆記試験、そして口頭試験が課されます。
各科目の配点は以下の通りです。
| 科目 | 満点 | 合格基準 |
|---|---|---|
| 必須科目Ⅰ | 40点 | 60%以上(24点以上) |
| 選択科目Ⅱ | 30点 | 60%以上(18点以上) |
| 選択科目Ⅲ | 30点 | 60%以上(18点以上) |
すべての科目で60%以上の得点が必要です。一つでも基準に達しない科目があれば不合格となるため、バランスの取れた対策が求められるでしょう。
筆記試験
筆記試験は記述式を中心とした論文試験です。技術部門では必須科目Ⅰ、選択科目Ⅱ、選択科目Ⅲの3つで構成されます。
必須科目Ⅰでは、現代社会が抱える課題に対して技術士としての見解を論述します。試験時間は2時間で、600文字詰め答案用紙3枚以内に課題の抽出、解決策の提示、リスク対応などを記述しなければなりません。建設部門であれば社会資本整備や防災、環境問題などがテーマとなる傾向があります。
選択科目Ⅱは専門知識と応用力を確認する問題です。試験時間は3時間30分で、Ⅱ-1とⅡ-2の2問に解答します。Ⅱ-1では専門用語の説明や技術的な知識を問う問題が出題され、Ⅱ-2では与えられた条件下での業務遂行手順や留意点を論述します。
選択科目Ⅲでは問題解決能力と課題遂行能力が試されます。社会的なニーズや技術の進歩に関連する専門的問題について、課題を抽出し分析したうえで、具体的な解決策と実行時のリスク対応を提示する必要があるでしょう。
総合技術監理部門の筆記試験には、5つの管理技術(経済性管理、人的資源管理、情報管理、安全管理、社会環境管理)に関する択一式問題も含まれます。択一式は40問出題され、2時間で解答しなければなりません。
| 科目 | 試験時間 | 出題形式 | 満点 |
|---|---|---|---|
| 必須科目Ⅰ | 2時間 | 記述式(600文字×3枚) | 40点 |
| 選択科目Ⅱ | 3時間30分 | 記述式(600文字×3枚) | 30点 |
| 選択科目Ⅲ | 3時間30分 | 記述式(600文字×2枚) | 30点 |
口頭試験
口頭試験の試験時間は20分程度で、技術士としての実務能力と適格性が評価されます。
実務能力の評価では、コミュニケーション能力とリーダーシップ(30点満点)、評価能力とマネジメント能力(30点満点)が問われます。実務経験証明書に記載した業務について、どのように関係者と協力したか、プロジェクトをどう主導したか、業務の課題をどう改善したかなどが質問される傾向です。
適格性の評価では、技術者倫理(20点満点)と継続研鑽(20点満点)について試問されます。技術士法や技術士倫理綱領の理解度、技術士としての使命感、専門知識の更新方法などが確認されるでしょう。
口頭試験の合格率は80~90%と高めですが、準備不足による不合格も少なくありません。筆記試験で作成した答案の再現、実務経験証明書の内容確認、想定質問への回答準備が欠かせません。特に業務内容を3分程度で簡潔に説明できるよう練習しておく必要があります。
過去問からわかる技術士二次試験の出題傾向
過去問を見ていると技術士二次試験には一定の出題傾向があることがわかります。
必須科目の出題傾向
必須科目では、各技術部門に共通する社会的課題がテーマとなります。技術として課題をどう解決していくのかを考える力が問われます。
頻出キーワードとして以下が挙げられます。
- デジタルトランスフォーメーション(DX)、i-Construction、BIM/CIM
- カーボンニュートラル、グリーンインフラ、自然共生社会
- インフラ長寿命化、予防保全型メンテナンス
- 防災・減災、国土強靭化、気候変動適応策
- 生産性向上、働き方改革、担い手確保
これらのキーワードについて、定義だけでなく現状の課題、技術的対応策、期待される効果まで説明できる準備が必要でしょう。白書や政策文書を読み込み、最新の統計データや施策の動向を把握しておくことが高得点につながります。
選択科目Ⅱの出題傾向
選択科目Ⅱでは、専門分野の基礎知識と応用力が問われます。出題はⅡ-1とⅡ-2に分かれており、それぞれ異なる能力を評価する設計です。
Ⅱ-1は専門用語や技術の説明を求める問題が中心となります。建設部門の「鋼構造及びコンクリート」を例にとると、溶接欠陥の種類と原因、応力-ひずみ曲線の説明、温度ひび割れのメカニズムなどが出題されました。機械部門では鍛造加工の設計上の考慮事項、CAE解析の誤差要因、フェールセーフ設計の実例などが問われています。
Ⅱ-2は業務遂行手順と留意点を論述する問題です。与えられた業務条件に対して、専門知識と実務経験に基づいた具体的な手順を示し、各段階での技術的留意点や工夫すべき点を説明しなければなりません。
選択科目Ⅲの出題傾向
選択科目Ⅲは問題解決能力と課題遂行能力を評価する科目です。必須科目と類似した出題形式ですが、より専門的な知識と技術的提案が求められる点が異なります。
選択科目Ⅲの出題には以下の特徴があります。
| 出題要素 | 求められる内容 |
|---|---|
| 課題の抽出 | 多面的な観点(技術面、経済面、社会面など)から3つ程度の課題を具体的に示す |
| 解決策の提示 | 最重要課題に対する複数の解決策を専門技術用語を交えて詳述する |
| リスク対応 | 解決策実行時に生じうるリスクと対策を技術的観点から論じる |
| 技術者倫理 | 業務遂行における倫理的配慮や社会の持続可能性への貢献を示す |
また、論文構成の論理性も重視されます。課題→解決策→リスク対応の流れが一貫しており、各要素が相互に矛盾なく結びついていることが求められるでしょう。過去問を用いて論文構成パターンを習得し、制限時間内に完成度の高い答案を作成する訓練が効果的です。
まとめ
技術士二次試験の過去問研究は合格への必須条件です。日本技術士会の公式サイトから入手できる過去問を活用し、出題傾向の把握と答案作成能力の向上に取り組みましょう。
必須科目では政府の重点施策に関連したテーマが出題される傾向があり、選択科目では専門分野の深い知識と実践的な問題解決能力が試されます。過去5年分以上の問題を解き、合格レベルの論文構成を体得することが重要です。特に記述式問題では、専門技術用語を適切に用いた論理的な答案作成が高評価につながります。
口頭試験対策も早期に着手しましょう。筆記試験合格後から準備を始めるのでは時間が不足します。実務経験証明書の内容確認と想定質問への回答準備を並行して進め、技術士としての資質を存分にアピールできる態勢を整えてください。
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