お金に関して幅広い知識を有することを証明するのがFPの資格。
不動産業界でも、FPの知識、資格を活かした活躍が期待されています。

そこで今回は、FP資格の取得が不動産業界でどう活きるのか、不動産業界への転職で評価されるのはどのレベルの資格からなのか、ということをお話していきます。

FP資格の取得をご検討中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

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FP(ファイナンシャルプランナー)資格の概要

FP(ファイナンシャルプランナー)は、金融、保険、税制、不動産、相続など、幅広い知識を有していることを証明する資格です。
顧客の夢や目標を叶えるために、お金に関するさまざまな提案、アドバイス等を行ったり、サポートを行うことが主な仕事となっています。

FPに関する資格は、国家資格の「FP技能士」と民間資格の「AFP」「CFP」の3種類。
FP技能士は、易しい順に3級、2級、1級と区別され、基礎からFP業務のプロ知識まで、段階的に学んでいくことが出来ます。

入門編の3級は、ビジネスパーソン以外に学生や主婦の受検生も多く、実務で活かせる2級も含め、国家資格の中でも受検者数が多い人気資格です。

AFPとCFPは、日本FP協会が認定を行う民間資格です。
難易度はそれぞれAFP=FP2級、CFP=FP1級相当で、2年ごとの資格更新制度があり、FPとして継続して新しい知識を学ばなければなりません。

FPの資格はいずれも信頼度が高く、金融業界を始めとして多くの業界で評価されています。

※関連コラム:ファイナンシャルプランナーの資格とは?仕事内容は?FPになるには?

FPの資格は不動産業界で活きる?

FPの資格は、不動産開発(デベロッパー)、不動産の流通(不動産仲介、不動産販売代理業)、不動産管理業界、または建築業界でも活かすことができます。

なぜなら、FP試験では、不動産に関する知識だけでなく、相続や税制、資産運用に関しても学ぶため、不動産業における様々な業務で活かせるのです。

勤務先で関わるFP分野
(複数回答可)
割合
ライフプランニング32.0%
リタイアメントプランニング10.0%
金融資産運用設計16.2%
保障・補償設計10.0%
不動産運用設計67.1%
タックス・プランニング41.9%
相続・事業承継設計48.4%
いずれも該当しない14.5%

※参考:「不動産・住宅業界で働くFPを対象とした意識調査」調査結果

事実、上記の「勤務先で関わるFP業務」のアンケート結果によると、「不動産運用設計」が67.1%、「相続・事業承継設計」が48.4%、「タックスプランニング」が41.9%と、不動産業界でもFP知識が多く活用されていることがわかります。

不動産投資や不動産売買には、不動産運用の分野はもちろん、税制や資産運用の知識が深く関わってきます。
FPのタックス・プランニングの分野を学ぶと、知識の土台をしかりと形成することが可能です。

不動産の相続に関わる業務では、FPの相続・事業継承に関する知識が活きてきます。
これらの知識を自ら積極的に学ぶことは、顧客に対する提案力や、信頼度のアップに繋がるでしょう。

また、「CFP、AFP資格を取得したことに満足していますか」の問いには、「満足している(57.4%)」「とても満足している(21.1%)」合わせて78.5%の人が資格取得に満足していると答えました。

「CFP、AFP資格を取得したことに満足している理由」で、最も多い回答は「仕事・業務に役立っている」の60.9%、次いで「勤務先・顧客から資格を取得していることを評価された」の33.3%でした。

目的を持ってFP資格を取得したことで、相応の成果が得られ、満足できているということがわかります。
不動産業界においてFP資格は、やはり実用性の高い資格であるようです。

CFP、AFP資格を取得したことに満足している理由割合
仕事・業務に役立っている60.9%
勤務先・顧客から資格を取得していることを評価された33.3%
自分や家族のライフプランに役立ってる44.8%
就職・転職時に有利になった5.0%
その他3.3%

不動産業界では大きな金額が動くことが多いため、不安になる顧客も少なくありません。
FPの資格を持ち、顧客に寄り添った提案・アドバイスができる人材は、顧客からの信頼も高まり、取引を円滑に進めることができるでしょう。

こうした理由から、FP資格は不動産業界でも十分に活用、活躍が期待でき、今後も需要はあると見込まれます。

※関連コラム:FPの主な転職先・就職先5選!未経験でも大丈夫?

不動産業界への転職で有利になるのはFP2級以上?

FPの資格は、上記のように、主に不動産開発業、不動産の仲介・代理業、不動産の管理業、またはハウスメーカーなどの建築に関わる仕事で活かせます。

相続や税金、住宅ローンの知識は顧客の信頼獲得に繋がるため、転職においても有利に働く可能性高いでしょう。

不動産業界において、転職で評価されやすいのはFP2級以上の資格になります。

FP3級はFP資格の入門編。
お金に関する知識をプライベートに活かすには十分な内容ですが、合格率が高いため希少性が低く、専門性の部分でも物足りない印象を与えてしまうことも。

そのため、3級だと取得しても名刺に記載しない場合もあるようです。

転職を希望している場合は、FP2級以上、もしくはAFPやCFPといった資格を取得することで、お金に関する深い知識を有していると判断されやすくなり、評価につながります。
転職、または実務でFP資格を活かしたいのであれば、多少難しくても2級以上に挑戦した方が良いでしょう。

不動産業界への転職に有利な資格は、FP資格の他にもいくつかあります。

中でも、「宅建士」や「管理業務主任者」などの不動産関連資格はより専門性を高めてくれるため、FPとのダブルライセンスを検討してみても良いでしょう。

まとめ

FPは、不動産だけでなく、税、資産運用、相続といった周辺知識も得られるため、金融業界のみならず、不動産業界でも活きる資格です。

お金に関わるさまざまな分野に精通しているFP資格を保有していることは、取引金額の大きい不動産業界において信頼獲得に繋がり、業務においてもプラスに働くでしょう。

FP資格を業務で活かし、評価されるためには、2級以上の取得がおすすめです。

宅建や管理業務主任者などの不動産関連資格とのダブルライセンスも有効な選択肢となりえます。

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