川崎医科大学医学部は再受験に寛容? 合格するポイントを解説
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川崎医科大学は、岡山県倉敷市に本部を置く私立医科大学です。
キャンパス内には、およそ1700点以上の病理肉眼標本が臓器別に展示されている「現代医学教育博物館」が設置されています。
多数の標本物が展示されている医科大学は非常に希少で、他大学の医学部生や医療関係者が見学に訪れるほどです。
そのような環境に魅力を感じ、川崎医科大学医学部への再受験を検討されている方もいるのではないでしょうか。
そこで本コラムでは、川崎医科大学医学部が再受験に寛容なのか解説します。
再受験を目指す方が合格するポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
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川崎医科大学医学部は再受験に寛容なのか
川崎医科大学医学部は再受験に対して「とても寛容」といえます。
再受験が集中する22歳以上の受験者数が多いこと、合格率も比較的高い点から、再受験者に対して寛容であると考えられるでしょう。
以降の項目で詳しく解説しますが、川崎医科大学医学部は18歳の現役生より22歳以上の合格者が多く、そのような大学は決して多くありません。
再受験に対する寛容度はとても高く、チャレンジしやすい大学のひとつであるといえます。
川崎医科大学医学部が再受験に寛容といえる理由①
川崎医科大学医学部が再受験に寛容といえる理由について解説します。まずは、以下の表をご覧ください。
〇川崎医科大学医学部:年齢別合格者数
| 年度 | 現役生(18歳) | 19歳 | 20歳 | 21歳 | 22歳以上 |
|---|---|---|---|---|---|
| H30 | 8名 | 39名 | 51名 | 59名 | 58名 |
| H29 | 5名 | 36名 | 41名 | 59名 | 76名 |
| H28 | 6名 | 39名 | 60名 | 48名 | 47名 |
| H27 | 6名 | 31名 | 50名 | 50名 | 72名 |
上記の表は、平成27年から30年までの年齢別の合格者数をまとめたものです。
18歳の現役生の合格者数は1桁台と厳しい状況ですが、19歳や20歳、21歳、22歳以上の合格者数は右肩上がりの傾向に。
平成29年の22歳以上の合格者数は76名と、非常に多くの再受験者が合格を手にしています。
一般的な大学は「現役至上主義」の傾向が強いですが、川崎医科大学医学部は浪人生や再受験性に寛容な大学へ変貌を遂げたともいわれています。
このようなデータから、川崎医科大学医学部は再受験でも合格を目指せる大学といえるでしょう。
川崎医科大学医学部が再受験に寛容といえる理由②
川崎医科大学医学部が再受験にとても寛容といえる理由は、22歳以上の合格者数が多いだけではありません。次に以下の表を見ていきましょう。
〇川崎医科大学医学部:22歳以上の受験者数と合格率
| 年度 | 受験者数 | 合格率 |
|---|---|---|
| H30 | 515名 | 11.3% |
| H29 | 593名 | 12.8% |
| H28 | 518名 | 9.1% |
| H27 | 541名 | 13.3% |
上記の表は、22歳以上の受験者数と合格率をまとめたものです。
平成28年の合格率は9.1%ですが、ほかの年は10%台をキープしています。
一般的に22歳以上の合格率が10%台を推移している場合、再受験に対して寛容性が高いと判断できます。
先ほどの合格者数のデータと複合して考えると、川崎医科大学医学部は再受験でも十分に合格圏内を目指せるでしょう。
川崎医科大学医学部の入試情報
川崎医科大学医学部を再受験するにあたり、どのような科目をおさえておく必要があるのでしょうか。
以下では、川崎医科大学医学部の倍率や試験科目などの入試情報を紹介します。
| 倍率(2024年度) | ・志願倍率:25.44倍 ・実質倍率:24.46倍 |
| 試験科目(第一次試験) | 英語100・数学100・理科150・小論文【計350】 |
| 試験科目(第二次試験) | 面接 |
参考:2025学生募集要項
2024年の志願倍率は25.44倍、実質倍率は24.46倍と、医学部受験の中ではやや高めの傾向です。
試験は第一次試験と第二次試験があり、一次試験は英語と数学、理科の3科目に加えて小論文も含まれます。
第二次試験では面接があるため、面接対策も忘れずに行っておきましょう。
川崎医科大学医学部に再受験で合格するポイント
川崎医科大学医学部は基本的に再受験者にとても寛容です。しかし、とても寛容とはいえ、受験者全員が合格できるわけではありません。
川崎医科大学医学部の試験傾向を掴んでおき、合格に近付ける対策を立てるのが大切です。
以下では、川崎医科大学医学部に再受験で合格するポイントを3つ紹介します。
理科で高得点を狙う
理科の配点は150点。英語と数学は各100点となっているため、理科で高得点を獲得するのが合格への近道となるでしょう。
理科は、物理・化学・生物から2科目を選択します。例年通りの傾向であれば、大問4〜6題のマーク形式となります。
理科の試験時間は2科目で120分、1科目あたりの配分は60分のため、スピーディーに解いていく必要があるでしょう。
英語は医学部固有テーマにも慣れておく
英語の配点は100点。制限時間は80分で、大問4つをマーク式で解いていきます。
難易度は全体を通して標準レベルですが、長文読解では医療テーマについて取り上げている傾向が高めです。医学系の語彙や文法をマスターしておきましょう。
また、医療テーマ以外では、科学技術や時事問題が出題される可能性もあるため、幅広いテーマに慣れておくのがおすすめです。
面接は再受験ならではのアピールを行う
面接は、受験生1人に対し、面接官3人で行う個人面接です。
時間は10分程ですが、医学部への志望理由や医師として働くうえで大切なことについて聞かれます。
月並みな回答でやり過ごすのではなく、再受験ならではの強みを活かせるかどうかが鍵となるでしょう。
また、再受験の時期を通じで学んだこと、以前の大学での経験や現在の社会人経験を聞かれる可能性も否定できません。
質問に詰まってしまうと評価が下がってしまうため、淀みなく答えられるように対策を講じるのがポイントです。
川崎医科大学医学部の再受験まとめ
本コラムでは、川崎医科大学医学部の再受験に対してどの程度寛容なのか紹介しました。
結論として、川崎医科大学医学部は再受験に対して「とても寛容」です。
18歳の現役生より22歳以上の合格者数が多いこと、再受験の合格率が概ね10%台をキープしている点から、チャレンジしやすいといえます。
川崎医科大学医学部の試験では理科で高得点を狙うことのほか、英語は医学部固有テーマに慣れておくのが大切です。
そのためにも予備校などに通って適切な対策を講じましょう。
予備校に通っている時間がない社会人の場合は、オンライン予備校がおすすめです。
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関連コラム:医学部の再受験に寛容な私立・国公立大学は?社会人におすすめの大学や判断ポイントも解説
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