アクチュアリー試験は、1・2次試験があり2次試験では電卓が必須です。

電卓と一口に言っても、種類がたくさんありすぎて「どうやって選べば良いのかわからない」「何を使えば良いのかわからない」という方もいるのではないでしょうか。

本コラムでは、アクチュアリー試験2次試験で持ち込める電卓の規格やおすすめの電卓を紹介します。

2次試験で使用できる電卓の規格

アクチュアリー試験を開催している「公益社団法人 日本アクチュアリー会」によると、2次試験で持ち込める電卓は以下のようなものとなっています。

電源内蔵式で四則演算・√演算・数値のメモリー機能のみを有するもの

[sin][cos]などのキーが付いた関数電卓は使用できません。

このほか、紙に記録する機能があるものや※プログラム入力機能が搭載されている電卓も使用禁止となっています。

※%、定数計算、消費税計算、商売計算(原価、売価、粗利益率)、為替換算、日数計算及び時間計算機能が付いた電卓は使用可能

外形寸法が幅20cm×奥行き20cm×高さ5cmを超えないもの

アクチュアリー試験2次試験で使用できる電卓のサイズは、「幅20cm×奥行き20cm×高さ5cmを超えないもの」と決まっています。

アクチュアリー試験で使う電卓の選び方

メモリ機能が搭載されている

M+、M-、MR、MCといったメモリ機能が搭載されている機能を選びましょう。

表示されている数字を記憶できるという機能です。アクチュアリー試験では、1問目の答えが別の問題を解くのに必要となるケースがほとんどです。メモリ機能をりようすれば、計算にかかる時間を短縮できるようになります。

「MRC」「MR/MC」と「MR」「MC」のキーが一緒になっている電卓もありますが、計算時間に差が出るため各キーが独立しているものがおすすめです。

この他にもバックスペース機能やGT(グランドトータル)機能などは時間の電卓での計算時間短縮に繋がるので、あれば便利です。

高速入力できる

試験時間は限られているため、電卓を打つスピードも重要です。キーロールオーバー機能があれば、高速入力しながら計算する際に役立ちます。

キーロールオーバーとは、押したキーから指を離す前に次のキーを押しても認識されるという機能です。

桁数が12桁以上ある

アクチュアリー試験では、桁数の大きな数字を扱う問題が出題されることもあります。

表示が8桁や10桁の電卓だと、桁数が少ないとキーが打ちにくくなることも。12桁以上の電卓ならスムーズに計算問題を解けるでしょう。

アクチュアリー試験におすすめの電卓

シャープ 実務電卓 グリーン購入法適合モデル ナイスサイズタイプ 12桁 EL-N732KX

SHARPの「EL-N732KX」は、√(ルート)演算機能やメモリ機能、GT(グランドトータル)機能、ロールオーバー機能が搭載されています。

液晶の角度を調整でき、勉強中や試験中に「表示が見にくい」などの煩わしさもありません。

カシオ グリーン購入法適合電卓 12桁 テレワークにも活躍 デスクタイプ DF-120GT-N

CASIOの「DF-120GT-N」は、「MC」キーと「MR」キーが分かれいます。

大型キーを採用し、打ち間違えが少なく打ちやすいのが特徴です。

まとめ

アクチュアリー試験で使える電卓を紹介しました。

使う電卓のスペックはもちろん、ブラインドタッチを習得し計算問題をスムーズに解けるようにしておきましょう。