税理士試験の合格を目指す受験生にとって、模試は実力を測る重要な機会です。

しかし「どの予備校の模試を受ければよいのか」「そもそも模試は必要なのか」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

本記事では、税理士試験の主要な模試4選の特徴・日程・料金を徹底比較!

さらに、効果的な活用法やよくある質問まで詳しく解説します。

税理士試験の模試を受けたいのなら、アガルートと提携しているネットスクールがおすすめです。

予備校特徴
ネットスクール(アガルート提携)・すべてのカリキュラムに模試が付属
・直前対策コースは直前講義/過去問ゼミ/的中答練/とおる模試から構成
・過去問の重要論点を再確認し、解法手順を学習できる
LEC・会場受験で本番の緊張感を体験
・講師によるWeb解説動画が提供

模試選びで迷っている方は、この記事をぜひ参考にしてください。

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【税理士試験】模試4選一覧!予備校・日程・料金を紹介

税理士試験の模試を実施している主要な予備校は4校あり、各校の日程や料金は以下の通りです。

予備校名称日程料金
ネットスクール
(アガルート提携)
直前対策コース34,601円(税込)~
資格の大原全国統一公開模擬試験2026年7月予定
TAC全国公開模試2025年6月12日~15日【早稲田大学】2025年6月8日1科目5,000円(税込)
LEC全国公開模試【自宅受験】2025年6月10日~発送
【会場受験】2025年6月20日~22日
1科目 2,750円(税込)

各予備校の税理士模試を比較!おすすめは?

それでは、それぞれの特徴について詳しく見ていきましょう。

ネットスクール(アガルートアカデミー提携)

アガルートの税理士講座(ネットスクール提供)は、難関資格である税理士試験の最短合格を目指す受験生を徹底的にサポートします。

最大のメリットは、オンラインで完結する利便性と充実したフォロー体制です。

講義はPCやスマートフォン、タブレットでいつでも視聴可能で、倍速再生やアプリによるオフライン再生に対応し、隙間時間も無駄にしません。

教材は経験豊富な講師陣が執筆しており、合格に必要な知識が凝縮されています。

特に、毎月実施されるオンライン個別カウンセリングでは、学習の進捗や具体的な解法手順、理論暗記の方法まで講師に直接相談可能です。

学習の不安を解消しながら計画的に進められます。

また、直前対策コースに含まれる「とおる模試」は、的中答練の前半後に実施され、現状の正確な実力診断と、その後の学習内容の指針を提供。

本試験で得点を積み上げるための実践力を効果的に鍛えます。

直前講義、過去問ゼミ、的中答練、とおる模試の組み合わせにより、合格答案作成に向けた万全の総仕上げが可能です。

資格の大原

資格の大原は、税理士試験の受験指導で長い歴史と実績を持つ大手予備校です。

大原の模試は「全国統一公開模試」と「直前対策模擬試験」の2種類。

全国統一公開模試は6月初旬、直前対策模擬試験は6月中旬~7月上旬(複数回実施)に実施され、受験生の実力を測る重要な機会となっています。

大原の模試の特徴は、網羅的な出題範囲にあります。

基礎から応用まで幅広い論点をカバーしており、やや難易度の高い問題も出題される傾向です。

そのため、高得点を狙うよりも、基本問題を確実に押さえることが重要でしょう。

また、採点・分析サービスが充実しており、自己採点結果を入力すれば予想得点や得点分布表、正答率・難易度表まで確認できます。

自分の位置づけを正確に把握できる点が大きな強みです。

TAC

TACは資格の大原と並ぶ税理士試験の二大予備校の一つです。

TACの「全国公開模試」は、本試験2ヶ月前の実力把握を目的としています。

最新の出題傾向を徹底分析した問題が出題され、本試験に近い環境で実力を測れるのが特徴です。

TACの模試の大きな魅力は、解説講義の質の高さにあります。

Web解説講義が全日程終了翌日から配信され、各問題の解法や手順を丁寧に確認できます。

また、成績表も精度が高く、信頼できる母集団による実力判定が可能です。

受験方法は会場受験と自宅受験の両方に対応しており、自分のスタイルに合わせて選択できます。

会場受験では早稲田大学などの大規模会場で実施されるため、本試験の雰囲気を体験できるでしょう。

LEC

LECは、法律系資格を中心に幅広い資格試験対策を提供する予備校です。

LECの模試は、長年のノウハウと最新の試験傾向を踏まえた問題作成が特徴です。

税理士試験だけでなく、他の資格試験の出題傾向も加味して問題を作成するため、多角的な視点からの出題が期待できます。

LECの大きな特徴は「模試解説動画」の提供です。

会場受験者と自宅受験で答案を提出した方には、講師による解説動画の視聴権がプレゼントされます。

模試の解説や受験生が知りたい情報が盛り込まれており、復習に最適でしょう。

税理士試験の模試は受けるべき?メリットとデメリット

模試を受けるかどうかは、受験生にとって重要な判断です。

ここでは模試を受けるメリットとデメリットを詳しく解説します。

模試を受けるメリット

模試には本試験の合格に向けて大きなメリットがあります。

主なメリットを3つご紹介しましょう。

本試験に近い環境で実力を測れる

模試の最大のメリットは、本試験に近い環境で実力を測れる点です。

普段の答練は自宅や通い慣れた教室で受けることが多く、環境が一定しています。

しかし模試では、特に会場受験を選択した場合、見知らぬ会場で多くの受験生と一緒に問題を解くことになります。

本試験独特の緊張感や雰囲気を事前に体験することで、本番で過度に緊張せずに実力を発揮しやすくなるでしょう。

試験会場の雰囲気に慣れておくことは、想像以上に重要です。

自宅で模試を受ける場合も、試験本番であることを意識しましょう。

時間配分の練習ができる

税理士試験は120分という限られた時間の中で、多くの問題を解かなければなりません。

模試では本試験と同じ時間配分で問題に取り組むため、どの問題にどれだけ時間をかけるべきか、実践的な練習ができます。

特に簿記論のように問題数が多い科目では、時間配分が合否を大きく左右するでしょう。

模試を通じて「第一問に20分、第二問に30分、第三問に70分」といった具体的な時間配分を確立できれば、本試験でも落ち着いて対応できます。

現時点での自分の実力がわかる

税理士試験は相対評価の競争試験であり、上位10~20%程度が合格ラインとされています。

模試を受験することで、自分がどの位置にいるのかを客観的に把握できます。

成績表には順位や偏差値、得点分布が記載されている場合もあり、現時点での実力を正確に測定できるでしょう。

ただし、6月時点の順位が本試験の結果と必ずしも一致するわけではありません。

模試後の1ヶ月間で大きく実力を伸ばす受験生も多いため、あくまで現時点での立ち位置として捉えることが大切です。

模試を受けるデメリット

模試にはメリットだけでなく、デメリットも存在します。自分の状況を踏まえて受験を判断しましょう。

結果に一喜一憂してモチベーションが下がる

模試の結果が悪いと、モチベーションが大きく低下する恐れがあります。

特に成績が平均以下だった場合や、ボーダーラインを大きく下回った場合、「自分は合格できないのではないか」と不安になる受験生は少なくありません。

中には模試の結果がトラウマになり、その後の学習に悪影響が出るケースもあります。

実際、模試の結果が悪かった受験生が本試験で合格した事例も多数報告されています。

模試の成績が悪くても、そこから何を学ぶかが重要です。

点数に一喜一憂せず、冷静に分析する姿勢が求められます。

6月時点の順位は本試験の結果と必ずしも一致しない

模試は通常6月に実施されますが、本試験は8月上旬です。

この約2ヶ月間で、短期集中型や専念受験生は驚くほど実力を伸ばします。

特に直前期の1ヶ月間は、学習効率が最も高まる時期でしょう。

そのため、6月時点で上位にいても油断はできませんし、逆に下位でも諦める必要はありません。

模試の順位はあくまで現時点での実力を示すものであり、本試験の結果を保証するものではないと理解しておくことが大切です。

税理士の模試の効果的な活用術3つ

模試を受けるだけでは十分な効果は得られません。ここでは模試を最大限活用するための3つの方法をご紹介します。

本番のシミュレーションをする

模試を本番のシミュレーションとして活用することが、最も重要なポイントです。

具体的には以下のような工夫をしましょう。

いつ何をするか決めておく

試験本番に行く時と同じように身支度を整え、いつ家を出て何時の交通機関を利用すればいいか確認し、抜け漏れがないか確認しましょう。

また試験会場に付いたと想定して、トイレに行くタイミングや試験開始前の準備時間の使い方などもシミュレーションしておくようにしてください。

範囲表を見ない

 範囲表を見てしまうと、事前に出題論点を予測できてしまいます。

本試験では範囲表がないため、模試でも範囲表を見ずに受験することで、より実践的な訓練になります。

初見の問題に対して、どの理論を書くべきか瞬時に判断する力を養えるでしょう。

本試験と同じ持ち物で臨む 

電卓、筆記用具、時計など、本試験で使用する予定の道具を模試でも使いましょう。

特に電卓は慣れが重要です。模試で使用することで、本番での操作ミスを防げます。

弱点を把握し復習をする

模試の真価は、受験後の復習で発揮されます。

解答解説を徹底的に読み込む 

各予備校は詳細な解答解説を提供しています。

解説を読むだけでなく、解法のプロセスや考え方まで理解することが重要です。

間違えた理由を分析する

単に「間違えた」で終わらせず、なぜ間違えたのかを分析しましょう。

時間が足りなかったのか、知識が不足していたのか、ケアレスミスだったのか。

原因によって対策は異なります。

学習計画に反映する

模試の結果を今後の学習計画に反映させることで、効率的に実力を伸ばせます。

残り2ヶ月間の学習計画を見直し、弱点分野に多くの時間を割り当てることが重要です。

理論の暗記スケジュール、答練の解き直しスケジュール、過去問演習のスケジュールなど、本試験から逆算して計画を立てることをおすすめします。

ただし、得意分野を完全に放置するのではなく、バランスを保つことも忘れないでください。

税理士試験の模試に関するよくある質問

税理士試験の模試について、受験生からよく寄せられる質問にお答えします。

税理士試験の模試はいつ受ける?

税理士試験の模試は、通常6月中旬に実施されます。

本試験が8月上旬のため、模試は本試験の約2ヶ月前に設定されています。基礎期の学習を終え、直前期に入る前のタイミングで実力を測る設計です。

初学者の場合、6月時点ではまだ学習が完全に仕上がっていないかもしれません。

しかし、あえてその時期に模試を受けることで、残り2ヶ月間の学習の方向性を定められます。

学習経験者の場合、6月は理論の暗記や計算の反復練習がある程度進んでいる時期でしょう。

模試を受けることで、前年からどれだけ実力が伸びたかを確認できます。

複数の予備校の模試を受験する「他流試合」を検討している方は、6月中旬の週末が集中する傾向にあるため、スケジュールに余裕を持って計画を立てましょう。

市販の模試問題集でも大丈夫?

市販の模試問題集も、活用方法次第で十分に効果的です。

市販の問題集の利点は、費用を抑えられる点と、自分のペースで取り組める点にあります。

ただし、全国順位や偏差値は分からないため、客観的な実力測定には限界があるでしょう。

予備校の模試と市販の問題集を組み合わせることで、より充実した本試験対策が可能になります。

模試の結果が悪かった場合の対処法

模試の結果が悪くても、決して諦める必要はありません。

むしろ自分の現時点での弱点がわかったので、模試を受けておいて良かったと思うべきです。

弱点を克服し、理論の暗記を徹底し、計算のスピードを上げるなど、模試後にどのような学習スケジュールにするか計画を立てましょう。

ただ結果が悪くて気持ちが落ち込んでいる場合、無理に勉強を続けても効率は上がりません。

1日だけリフレッシュの時間を取るなど、気持ちを切り替えることを行うのも重要でしょう。

翌日からは前を向いて、本試験に向けて全力で取り組む。そのメリハリが、最終的な合格につながります。

まとめ:税理士試験合格のための模試活用戦略

税理士試験の模試は、合格に向けた重要なステップです。

模試を受けるメリットは、本試験の雰囲気に慣れ、全国での位置づけを把握し、時間配分を練習できる点にあります。

模試を最大限活用するには、本番のシミュレーションとして受験し、弱点を把握して徹底的に復習し、今後の学習計画に反映させることが重要です。

模試の結果が悪くても諦めず、残り2ヶ月間の学習に全力を注げば、十分に合格のチャンスはあります。

ネットスクール(アガルート提携)が提供する税理士WEB講座は、経験豊かな講師陣が執筆したテキスト&問題集で初学者の方でも効率的な学習が可能。

また、学習経験者の方や試験直前対策だけしたいという方のために、科目別の「直前対策コース」も充実しています。

過去問ゼミと答練・模試をセットになっているため、アウトプットに特化したカリキュラムを受けたい方にはおすすめです。

模試はあくまで通過点であり、本試験で合格すれば良いのです。

本記事が、税理士試験の合格を目指すあなたの模試活用の参考になるように願っています。

最後まで諦めず、全力で取り組んでください。応援しています。

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