気象予報士試験の過去問・解答例の入手方法!10年分やるべき?活用方法を解説
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気象予報士試験の対策として過去問を活用したいものの、「どこで入手できるのか分からない」と悩む方も多いのではないでしょうか。
実は、気象予報士試験の過去問は一部が無料で公開されており、誰でもダウンロードして利用できます。
ただし、使い方によっては、うまく学習に活かせないケースもあります。
このコラムでは、過去問を無料で入手する方法をはじめ、過去問を何年分くらい解くべきなのか、効果的な活用方法や注意点についてもあわせて解説します。
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気象予報士試験の過去問・解答例を入手する方法

気象予報士試験の過去問は、直近10回分であれば一般財団法人気象業務支援センターのホームページから無料でPDF形式をダウンロードできます。
公式に公開されている過去問は、実際の試験問題をそのまま確認できるため、まずはここから入手するのがおすすめです。
ただし、掲載されているのは問題と解答(正誤)のみで、詳しい解説は付いていません。
そのため、理解を深めたい場合は、市販の過去問題集を併用するとよいでしょう。
書籍版の過去問題集には、各問題の考え方や解答に至るまでのプロセス、間違えやすいポイントなどが丁寧に解説されています。
気象予報士試験では「なぜその答えになるのか」をしっかり理解することが大切です。
このように、無料で入手できる公式過去問と、解説が充実した問題集をうまく使い分けることが、効果的な対策につながります。
気象予報士の過去問題は何年分やるべき?10年分必要か
基本的に過去問の利用は、過去5年分(10回分)を目安にすると良いでしょう。
とはいえ、過去5年以前の問題は全く役に立たないかというと、そうでもありません。
基本となる知識や注意すべき現象についての問題は繰り返し出題されますし、何が気象予報士にとって必要な知識なのかを知ることができます。
しかし古い問題には、技術的に現在と異なる解答もあるので注意が必要です。
また、近年多くの被害を出した気象災害に関しても出題頻度が高くなっています。
このような理由から、5年分以上の過去問を、最低でも2〜3回繰り返し解くことをおすすめします。
また、過去問に取り組むタイミングとしては、学科試験合格を目指す場合、遅くとも半年前から解き始めるのが一つの目安です。
ただし、初めて気象学を学ぶ方や、日々の学習時間が限られている方は、時期にこだわらず早めに過去問に触れましょう。
気象予報士試験は過去問題だけでは解説が不十分
気象予報士試験は、過去問だけでは対策できません。気象学の基礎は、過去問だけでは学べないためです。
そのため、まずは参考書やテキストを使って、気象学の基礎をしっかり固めることが重要です。
特に初学者の場合は、いきなり過去問に取り組むのではなく、用語や原理を理解してから演習に進むことで、学習効率が大きく変わります。
そのうえで過去問に取り組み、解けなかった問題や理解が曖昧な部分は、必ずテキストに戻って復習しましょう。
「過去問→テキストで復習→再度解き直し」というサイクルを回すことで、知識の定着と応用力の向上につながります。
また、過去問はあくまで「出題形式や傾向をつかむための教材」として活用することが大切です。
特に学科試験では丸暗記に頼るのではなく、仕組みや考え方を理解することを意識しましょう。
さらに、古い問題には現在の制度や予報技術と異なる内容が含まれる場合もあります。
最新の情報は気象庁のホームページから得られるので、積極的に利用してくださいね。
気象予報士試験の過去問題の5つの活用方法
過去問をしっかり目的をもって使えば、試験の難易度や傾向を把握できます。
ここでは、過去問を使って勉強する際、どのようなことを意識して解けば良いのか以下5つのことを紹介します。
- 目標と実力との差を知る
- 出題傾向を把握し、頻出分野を特定する
- 繰り返し解いて問題に慣れる
- 改善点を見つける
- 試験のリハーサルをする
①目標と実力との差を知る
受験勉強を進めるうえで、まずは目標と現在の実力との差を正確に把握することが重要です。
自分の実力を知る最適な方法は、過去問を解くこと。
具体的には、実際に過去問を時間を測って解き、得点や正答率を確認することで、自分の立ち位置を客観的に把握できます。
過去問には配点も示されているため、合格ラインと照らし合わせれば、あと何点必要なのかも明確になります。
まだまだ基礎知識が必要なのか、あと少しで合格しそうなのか、計画的に学習を進めるためにも過去問を解いてみることをお勧めします。
②出題傾向を把握し、頻出分野を特定する
過去問は、出題傾向を把握し、頻出分野を特定するためにも活用できます。
具体的には、複数年分の過去問を解きながら「どの分野からどのくらい出題されているか」「似たようなテーマが繰り返し出ていないか」をチェックすることがポイントです。
たとえば、学科試験では大気の熱力学や気象法規、実技試験では天気図の読み取りや防災に関する問題など、出題されやすい分野には一定の傾向があります。
また、近年では実際に発生した災害や異常気象に関連した問題が出題されるケースもあり、時事性のあるテーマにも注目しておくとよいでしょう。
このように過去問を分析することで、優先的に学習すべき頻出分野が明確になります。
やみくもに勉強するのではなく、出題傾向を踏まえて効率よく対策を進めるためにも、過去問は「解くだけでなく分析する」ことを意識して活用しましょう。
③繰り返し解いて問題に慣れる
問題を解くことに慣れるため、過去問を繰り返し解くことはとても有効です。
試験本番で、じっくり考えゆっくり解答していては、時間内に終わりません。
問題の形式に慣れ、速く正確に解答するために、ある程度の訓練は必須。
苦手な人が多い記述問題も、言葉がすぐ出てくるまで慣れることが必要です。
過去問を通して問題に慣れ、合格ラインを目指しましょう。
④改善点を見つける
自分の改善点を見つけるために、過去問を解くことは効果的です。
目標と実力の差をはっきりさせ、理解が不十分なところを勉強し直しましょう。
苦手なところは個別に内容をまとめたり、隙間時間に繰り返し勉強すればできるようになります。
苦手なところを放置せず、目的意識を持ち、繰り返し過去問を解いてみましょう
⑤試験のリハーサルをする
試験日と同じ時間に問題を解いてリハーサルをする、という過去問の活用方法もあります。自宅模擬試験ですね。
科目ごとに時間内に解答できるようになったら、実際の試験と同じ時刻に過去問を解いてみましょう。
細切れに過去問を解くのとは違い、かなり疲れを感じるはずです。
集中力が切れそうになるかもしれません。
緊張するタイプの方は、首が凝って頭が痛くなるかもしれません。
このように擬似的に試験を経験することで、休憩時間の過ごし方や、当日の持ち物も再確認できますよ。
本番に実力を発揮できるよう、過去問と一緒にトレーシングペーパーも用意し、ぜひリハーサルしてみて下さい。
【科目別】気象予報士試験の過去問の使い方
気象予報士試験の過去問は、学科と実技で使い方を分けることが重要です。
出題形式や求められる力が異なるため、それぞれに合った活用方法を意識することで、学習効率が大きく変わります。
学科と実技それぞれの過去問の効率的な使い方を解説していきます。
学科一般・専門
学科一般・専門では、過去問をやみくもに解くのではなく、インプットとアウトプットを往復する形で活用していきましょう。
まずは一度過去問を解いてみて、「テキストの知識がどう使われているのか」「どのレベルの問題が出るのか」をざっくり掴みましょう。最初は解けなくても問題ありません。
次に、間違えた問題や曖昧だった部分をテキストに戻って復習します。
「なぜ間違えたのか」「どの知識が足りなかったのか」を意識しながら理解を深めてください。
そのうえで、もう一度解き直してアウトプットできるかを確認します。
この「過去問→テキスト→解き直し」を繰り返すことで、知識がしっかり定着していきます。
なお、気象予報士試験は過去問と同じ問題がそのまま出ることは多くありません(※気象法規を除く)。
似たテーマでも問われ方が変わるため、丸暗記ではなく「考え方」を理解することが重要です。
一方で、気象法規は過去問の繰り返しが多く、確実に得点したい分野です。
4問中4問正解を目標に、過去問を繰り返し解いて知識を固めましょう。
実技試験
実技試験では、過去問を深く理解することを重視して活用するのがポイントです。
回数をこなすよりも、1問ごとの理解度を高めることが合格につながります。
1周目は、時間を気にせず過去問に取り組みましょう。
解説を読み込みながら、「天気図から何が読み取れるのか」「どの知識が使われているのか」を一つひとつ確認していきます。
最初は自力で解き、答え合わせをしながら理解を深める進め方がおすすめです。
そのうえで、同じ問題をもう一度解き直し、内容がしっかり身についているかを確認します。
理解が進んできたら、2周目以降は時間制限を設けて演習を行います。
実技試験は75分で1題を解く必要があるため、実技1・実技2の計2題を150分で解く練習を行い、本番を意識した時間配分に慣れていきましょう。
特に、「等値線引き」や「寒冷渦の囲み」といった作図問題は、スピードと正確さが求められます。
こうした問題は繰り返し練習して、迷わず手を動かせる状態にしておくことが重要です。
このように、過去問を通じて問題形式・配点・時間配分を把握しながら、理解と実践を繰り返すことが、実技試験対策のカギになります。
まとめ
過去問を最大限活用する5つの方法をお伝えしました。
- 目標と実力との差を知る
- 出題傾向を把握し、頻出分野を特定する
- 繰り返し解いて問題に慣れる
- 改善点を見つける
- 試験のリハーサルをする
使用する過去問は、目安として5年分以上を少なくとも2〜3回は繰り返し解きましょう。
気象予報士試験の過去問を解き始める時期は、まず学科試験合格を目指すなら、遅くとも半年前からが目安。もっと早く始めても良いです。
また過去問を解く際には、「過去問の暗記を勉強の中心にしない」「過去問が難しくても落ち込まない」に注意して下さい。
過去問題を目的をもって使うことで、試験の難易度や傾向を把握できます。
最短で合格ラインを越すために、過去問を有効に活用し、試験に挑んでください。
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この記事の著者 晴野 あさみ
出産後、かねてより興味のあった気象予報士を目指す。
幼児2人の育児に奮闘しつつ、気象予報士試験に合格。
現在ブログやメディアプラットフォームで気象予報士試験の過去問解説、気象予報士試験用語集、ミニテストも公開中。