皆さん、こんにちは。

アガルートアカデミー通関士試験講座、担当の加藤佑喜(ゆき)です。

今回は、通関実務科目の必需品、「電卓」について、持ち込みできる種類と注意事項、選び方のポイントをお話します。

既に電卓を持っている方、これから用意する方は、本試験の案内(後に記載しています。)をしっかり読んでいただき、お気に入りの電卓(パートナー)と一緒に試験を戦い抜きましょう!!

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通関士試験で持ち込みできる電卓の規格やルール

それでは早速、電卓についての通関士試験受験案内の「受験の際の注意事項(抜粋)」をご覧頂きましょう。

試験場には、必ず受験票を持参してください。持参しない方は入場できません。

受験票の他には、筆記用具及び必要に応じ携帯用電子計算機をお持ちください。

(注)携帯用電子計算機は、次の各条件に該当するもののみ使用を認めます。

イ 計算機能のみを有するもの(例えば、紙に記録する機能、音を発する機能、電子手帳機能を有するもの、関数電卓等は不可。)

ロ 数値を表示する部分がおおむね水平であるもの(数値を表示する部分が周囲に見えない程度の傾斜であるものは可。)

ハ 電源内蔵式のもの

第56回通関士試験受験案内

ということで、音の出るものや、周囲に見える程度の角度がついている電卓は不可です。

スマートフォンの電卓も当然使用はできません。

これから購入する方は、「これはもしかしたらアウト?」と思うようなものの購入は避けた方が良いですね。

身近な人に通関士試験受験経験者がいらっしゃるのであれば、ぜひ使用した電卓をみせてもらうと良いでしょう。

受験当日、全ての受験者の電卓を1つずつ確認することはありませんが、数名はチェックを受けているのを見たことがあるという声も聞こえてきます。

万一の為に、もっているなら予備の電卓を用意しておくのも1つの方法かと思います。

通関士試験で使う電卓の選び方

では、これから購入をする方のために、電卓を選ぶポイントをご紹介します。

➀桁数は12桁以上のもの(これは特に重要!!!)

実務の計算問題では、大きな額の計算をすることが多いです。

コンパクトな電卓は持ち運びには便利ですが、桁数が少ないとエラーとなって正しい計算ができなくなってしまいますので、この12桁以上は重視(むしろ厳守)して頂けます様、お願いします。

②できるだけ大きく、重さがあり、安定したもの

試験中に皆さんが使用する机の大きさは受験会場によって異なりますのでなんとも申し上げられませんが、小さい・軽い電卓はあまりおすすめできません。

落ち着いて計算するためにも、ある程度の重みで安定させた状態で問題を解けるようにしておきましょう。

(私のように緊張して手が震える方もきっといらっしゃるでしょう。)

電卓が小さいと、無意識に誤ったキーに指が当たってしまう可能性もありますね。

防げるリスクは排除するに越したことはありません。

③セレクターにご注意!(位置は固定。毎回位置を確認しよう)

電卓にはラウンドセレクター、条件セレクターという端数処理や少数点以下の調整をするための機能が備わっているものがあります。

(下記の画像にあるような、液晶の下につまみが付いている部分です。)

このつまみがカバンの中で知らないうちに動いてしまっていて、そのまま気が付かずに計算が解答と一致しない…ということもあり得ます。

便利な機能ではありますが、「端数処理しない」設定になっているか、「小数点以下も液晶に映るように」設定されているかを必ず確認して下さい。

(セレクターが付いていない電卓を選ぶというのも良いですが、付いているものが多いかと思います。)

通関士試験におすすめの電卓

「おすすめの電卓はありますか?」という質問を頂くことがあります。

こちらについては、メーカーによってボタンの配置が異なっているので、普段から使い慣れているもので、受験案内のルールに沿っていれば、そちらをお使い頂くことが良いです。

無理に新しく購入する必要はありません。

これから購入される方は、ネットショップで購入するよりも、ぜひ店頭で手に取って大きさや感覚を試すことを時間が許す限りはやってみてほしいです。

大きさ、機能をチョイスした後には色選びを楽しんじゃいましょう。

私は白色が好きなので、そこはこだわって選びました。

せっかく勉強するなら、好きなものに囲まれて頑張るということでモチベーション維持やアップができるなら大いにアリだと思います。

合格する為にマスターしたい電卓の機能

さて、電卓を選んだあとに気になるのは「機能を使いこなす必要があるかどうか」ですね。

もちろん機能を使える方が有利です。

試験まで時間に余裕があるのであれば、ぜひ覚えておくと良いです。

しかし、「慣れればどうってことない」と言われても、初学者の方や、時間にあまり余裕の無い方は、「通関士試験の問題自体が難しいのに、電卓の機能にまで気を回せない」という方もきっといらっしゃるはずです。

その様な場合は、機能を使う人よりも少し時間がかかるという事を必ず意識して時間をはかって問題に取り組むということをして下さい。

苦手な部分はどこか得意な部分で補うということも必要です。

加えて、計算した金額の書き取り間違いがないことにも十分気を付ける必要があります。

これを踏まえて計算の練習をするようにして下さい。

そして、電卓を使いこなせるようになって早く答えを出せるようになりたい方は以下の機能について、普段の学習から使うようにしておくと良いです。

申告書問題に関わる按分計算や歩留まり計算をする際には、これらの機能を使えるようになっておくと、非常に効率が良いです。

  • M+
  • M-
  • RM/CM
  • GT

※使い方については各自でお調べ願います。

まとめ

いかがでしょうか。ここまでご覧いただきありがとうございます。

計算問題が含まれる通関実務は、本試験の最後に受験する科目です。

もっとも、電卓を使って正しく計算することは当然ですが、それ以上に重要なのは加算費用なのか、そうでないのかを判断する知識が必要です(関税定率法で学習します)。

ここを誤ってしまうと、いくら電卓を正しく使いこなせても不正解となってしまいます。

また、先程登場した言葉「按分計算」や「歩留まり計算」についても複雑ではありませんが、考え方についてはきちんとおさえておく必要があります。

解き方を暗記に頼ってしまうと、他の問題に対して応用が利かなくなってしまうので、仕組みを理解することが大事です。

アガルートの通関士試験講座では、これらについても動画にて解説をしておりますので、「心配だな」という方はぜひ受講をご検討ください。

「計算や数学が苦手だな」という方にも、「なぜそういう計算式になるのか」の過程を重視しています。

受講生にはFacebookでの質問も受付けていますので、しっかりサポート体制を整えております。

0からでも大丈夫です。なぜなら私自身も、初学者でしたから。

皆さんの試験合格のサポートができることを心から楽しみにしております。

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この記事の著者 加藤 佑喜講師

【保有資格】
・通関士
・貿易実務検定®A級
・通関ビジネス実務検定™C級
・STC Advanced
・銀行業務外国為替3級
・EPAビジネス実務検定C級
・日商ビジネス英語検定2級等

【経歴】
大阪の専門学校や大学にて通関士試験、貿易実務の対面・オンライン講座を担当。約15年間、高校生までの個別指導、塾講師を経験。

頑張る人にはしつこいくらいに応援するタイプです。苦手な部分は目をそらさせません!できる限り、難しくない表現での解説を心掛けております。

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