合格者インタビュー

受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

測量士試験を目指した理由・契機

私は、平成8年の土地家屋調査士試験に合格し、その登録をしてから約25年経過しています。しかし土地の測量業務については、登録した当時に先輩の土地家屋調査士の先生から現場で少し教えていただいた程度で、今まできちんと学習することがありませんでしたので、以前から測量を学んでみたいと考えていました。
日常業務では、コンピューターがすべて計算してしまうので、当時覚えた数学の知識もほとんど忘れてしまっていましたし、測量を学ぶ機会も無く、そのような意識も薄れ、日常業務に最低限必要な知識のみで過ごしているうちに、あっという間に何年も経過してしまいました。

しかし、2年前に所属する土地家屋調査士会の常任理事を退任したのをきっかけに、測量をきちんと学んでみたいと改めて考えるようになりました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

自宅から徒歩2分のところに測量の専門学校がありましたが、学校に通う時間の確保が難しかったので、通学することはあきらめたのですが、測量士試験を受験することにすれば、怠け者の私でもさすがに勉強するのではないかと思って、測量士試験を受験することを決意しました。
そこで、昨年の夏にインターネットでアガルートさんの測量士講座があることを見つけ、お試しの無料体験講座を申し込んでみました。

届いた教材と中山先生の講座を拝聴したところ、さわやかな先生で、説明もとても分かり易く、これなら私にも理解できるのではないかと思い、すぐに2022年合格総合カリキュラム+定期カウンセリングに申込みいたしました。

合格体験記・学習上の工夫

まず最初に、私が心がけたことは、合格総合講義のテキストの内容を理解することでした。

合格総合講義は内容がコンパクトにまとめられていて、毎回の講座はだいたい5分前後の内容なので、通信環境さえあれば、移動先でも、少しの空き時間でも、聴講することができ、また、理解ができなかったところは何度でも繰り返し聴くことができました。

さらに、講義の再生速度を調節することができたので、通常は1.5倍~2倍の速度で、自分の理解が追いつかないところでは、通常の再生速度で聴くようにすることにより、勉強時間を短縮することができたと思います。

理解するまで中山先生の合格総合講義を3回転は聴いたと思います。

それでも理解ができないところについては、受講者だけがメンバーになっているフェイスブックグループを通じて、いつでも中山先生に質問させていただくことができました。中山先生からは必ずお返事をいただけたので、分からないところが分からないままになってしまうということはほとんどありませんでした。また、そのフェイスブックグループの他の受講生が質問されている内容と、その質問に対する中山先生のお返事も確認することができたことは、勉強を進めていくうえで大変参考になったと思います。

合格総合講義のご感想・ご利用方法

実は、アガルートさんの講義を受講する前に、独学でやってみようと思い、公益社団法人日本測量協会が販売している「受験テキスト」を購入し、読み始めたのですが、そのテキストは約800ページもあり、昔の電話帳のように分厚くて、私には内容も難解で、1か月くらい頑張ってテキストを20ページほど読んでみましたが、ほとんど理解することはできませんでした。

そのため、一時、勉強をやめてしまった時期がありました。それに対し、合格総合講義のテキストは、「受験テキスト」の半分以下のページ数で、必要最小限の情報が記載されていたので、非常に理解しやすく、また、暗記しやすい表も多く、整理され掲載されていたため、復習の際のポイントも把握し易かったと思います。

過去問を繰り返し解いていく際に、間違えたところや、勘違いしていたところには、その過去問の問題の解答のところに、合格総合講義のテキストに掲載されているページを記載し、間違えたところのテキストを必ず復習することを心がけました。

試験直前は、そのような感じで、午前試験の問題集と午後試験の問題集を繰り返し、何度も解くことに時間を割きました。

ゴールデンウィークも家族に文句を言われながら、どこにも出かけずに、ほとんど毎日1日中勉強していました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

合格総合講義の内容を理解したと思えた後は、午前試験の過去問題集を解き進めました。

合格総合講義のテキストを理解できるまで聴いたので、午前試験の問題集を解くのにはあまり時間はかかりませんでした。

しかし、記憶のあいまいなところや、理解ができていなかったところについては、再び合格総合講義のテキストを読み返しました。
2回転ほど午前試験の問題集をやり終えたところで、午後試験の問題集に取り掛かりましたが、記述式になるとさらに、記憶ができていなかった部分が浮き彫りになってきました。

数年分の午後試験の問題集を解き進めてみて初めて、繰り返し出題されている論点があることが分かりました。

定期カウンセリングのご感想・ご利用方法

私は中山先生のカウンセリングも申し込んでいましたので、月1回中山先生と直接電話でお話しできる機会がありました。

その際には、勉強のペースを確認していただいたり、理解できない点を質問させていただき、教えていただいたり、試験直前には、電卓がケース付きで配布されるから使いにくいこととか、午後の問題が冊子になっていて解答の記載がしにくい場合があることだとか、経験しなければ分からないようなことから、試験に必要な持ち物までアドバイスをいただいたりして、大変心強かったです。

感想・講師へのメッセージ等

そのようにがんばって、過去問と同じような問題であれば、ほぼ正解できるのではないかと自分で思えるくらいの自信を持つことができるようになりました。

ところが、試験当日は、見たことが無い問題が出題されたため時間をかけすぎてしまい、ほとんど見直しができる時間が無かったことを覚えています。

見直す時間的余裕もなく、誤って計算していたところにも気づきませんでした。過去問はほとんどすべて解けるように勉強してきたものの、時間を測って問題を解く練習をしてこなかったということに、試験を受けてから初めて気づいて、会場で解答しながら後悔していました。

慎重に解答しすぎて、午後の選択問題の2問目を解答し始めたときに残り時間が30分程度で、とても慌てたことを覚えています。

問題を読むことができずに、解答を白紙にしてしまった設問も数問ありました。時間に余裕があれば、正解できたであろう問題もありましたので、試験終了直後には落ち込んでしまいました。
思い返してみれば、私が勉強を開始した頃から、中山先生はカウンセリングの際に、ずっと一貫して過去問を解く練習を進めるようにアドバイスをしてくださっていました。

そのアドバイスをいただいていながら、過去問題集に着手するのが少し遅くなったため、問題を解くという部分にばかり意識が集中し、正確に早く解答するという練習が足りなかったという点が反省点として感じています。
しかし、今年の問題は、過去問を理解していれば得点できる部分が多く、中山先生のアドバイスどおり、テキストと過去問中心に勉強してきた私は、部分点の積み重ねで何とか合格点に達することができたのではないかと感じています。
測量士の講座を実施している資格予備校がほとんど無いことに加え、中山先生は測量士試験の知識だけでなく、土地家屋調査士試験の知識にもご対応できる素晴らしい先生です。

測量士補や測量士試験の次に、土地家屋調査士試験にチャレンジされるご予定の方がいらっしゃいましたら、自信をもって中山先生をご推薦いたします。

このような先生に巡り合えたおかげで、測量に関する専門的知識が乏しい私でも測量士試験に合格をすることができました。本当に感謝しています。ありがとうございました。