中小企業診断士試験は日本で唯一の経営コンサルタント関連の国家資格であると同時に、難易度の高い試験としても知られています。

一発合格となると難易度はさらに上がり、「一発合格は可能なの?」「合格率はどのくらい?」など気になっている方もいるでしょう。

当コラムでは、中小企業診断士試験に一発合格することの可否や、具体的な合格率について解説します。難易度の高い理由も解説するので、受験を検討している方はぜひ参考にしてください。

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中小企業診断士に一発合格は可能? 

中小企業診断士試験に一発合格(ストレート合格)することは可能です。

ただし、中小企業診断士は非常に難易度の高い試験でもあります。

1次試験と2次試験の合格率から算出できる例年の一発合格率は10%にも満たないため、一発合格を目指すのであればしっかりとした対策が必要となるでしょう。

中小企業診断士の一発合格率 

過去5年の試験における中小企業診断士の一発合格率は、5〜8%ほどを推移しています。

年度1次合格率(A)2次合格率(B)一発合格率(A×B)
2025年23.7%17.6%4.2%
2024年27.5%18.7%5.1%
2023年29.6%18.9%5.6%
2022年28.9%18.7%5.4%
2021年36.4%18.3%6.7%
参考:一般社団法人 中小企業診断協会

比較的合格率の高い年であっても10%未満と、中小企業診断士試験を一発合格することの難しさは数値から見ても明らかです。

一発合格は不可能ではありませんが、現状ではごく一部の受験生のみが達成している難易度の高い挑戦といえるでしょう。

アガルート受講生の一発合格率は高い

アガルート受講生の中で、中小企業診断士の合格者を対象に「アガルート受講後の受験回数」のアンケートを実施しました。

その結果、合格した受講生の多くが、少ない受験回数でスピード合格していることがわかりました。

受験回数1次試験合格の割合2次試験合格の割合
1回目58.3%62.5%
2回目16.7%37.5%
3回目25.0%0.0%
中小企業診断士試験受験者アンケートの結果より

合格者のうち、一発合格した人の割合は、1次試験が58.3%(A)、2次試験は62.5%(B)です。

つまりアガルートの合格者全体の中で、一発合格率は36.4%(A×B)となります。

最短で合格を目指したい方は、ぜひアガルートの無料体験からチェックしてみてください。

中小企業診断士の一発合格が難しい理由 

中小企業診断士試験の一発合格が難しい理由としては、以下の3点が挙げられます。

  • 勉強時間の目安が1,000時間だから
  • 1次試験に科目基準点があるから
  • 2次試験で相対評価されるから

勉強時間の目安が1,000時間だから

中小企業診断士試験の合格までに必要な勉強時間は「1,000時間」と言われています。

目安となる勉強時間は資格ごとに異なりますが、中小企業診断士の1,000時間は他の難関資格と比較しても「長い方」です。

資格名勉強時間
司法書士3,000時間
中小企業診断士1,000時間
社会保険労務士800~1,000時間
行政書士500~1,000時間
宅地建物取引士300~400時間

仮に1年間で中小企業診断士合格を目指す場合、1日あたりに2〜3時間ずつコンスタントに勉強を続けなくてはなりません。

大した勉強時間に見えないかもしれませんが、毎日決まった時間を学習に割くのは大変です。適切な学習計画の立案やモチベーション維持のための方策など、考えることは多いでしょう。

社会人の場合、毎日まとまった勉強時間を確保するだけでもなかなか難しいもの。中小企業診断士試験に一発合格するには、多くの課題と向き合いつつ地道に学習を進める必要があります。

1次試験に科目基準点があるから

1次試験に科目基準点があることは、中小企業診断士試験に一発合格することを難しくしている要因です。

中小企業診断士の1次試験には「科目基準点」が設定されており、全7科目のうち1科目でも基準に満たない得点だった場合は即不合格となります。

具体的な合格ラインは以下の2点です。

  • 総点数の60%以上(420点以上)であること
  • 1科目でも満点の40%未満(40点未満)のないこと

※正確には、上記を基準とした「試験委員会が相当と認めた得点比率」が合格ライン

つまり、1科目でも満点の40%未満だった場合は不合格が確定となります。

中小企業診断士試験では、法務や財務、経済学など幅広い知識を習得しなくてはなりません。

合格ラインがシビアなうえに学ぶ範囲が広いことも、一発合格の難易度を底上げしています。

2次試験で相対評価されるから

2次試験で相対評価されることも、中小企業診断士試験に一発合格することを難しくしています。

1次試験は明確な合格ラインで判断される絶対評価ですが、2次試験は他の受験生との相対評価によって合否を決定しているとされます。

例年の2次試験の合格率は20%ほどのため、受験生の中で上位20%に入る実力を示さなくては合格はできません。

徹底した試験対策をしていても、同レベル以上の優秀な受験生が多い年は一発合格の難易度はより高くなるといえるでしょう。

まとめ

当コラムでは、中小企業診断士試験に一発合格することの可否や難易度について、以下の内容で解説しました。

  • 中小企業診断士試験に一発合格は可能だが、例年の一発合格率は5~8%ほど
  • 中小企業診断士試験の勉強時間の目安は1,000時間ほど
  • 1次試験では科目基準点が設定され、1科目でも合格点未満だった場合は即不合格
  • 2次試験では相対評価が行われ、受験者たちの中で上位20%に入らないと不合格

中小企業診断士試験はそもそも合格率の低い試験で、一発合格は不可能ではありませんが難易度は非常に高いです。

特に最初の関門となる1次試験には、科目基準点が存在。1科目でも基準に満たない場合は不合格が確定するため、全科目をまんべんなく学習する必要があります。

独学での対策に不安があれば、アガルートの「中小企業診断士試験講座」がおすすめです。要点を押さえた画期的なカリキュラムで、無理なく合格を目指せるでしょう。

中小企業診断士講座の受講生を対象としたアンケート調査概要

調査期間2026年2月4日~2026年2月20日
調査機関アガルートアカデミー
調査対象アガルートの通信講座を利用して、令和7年度中小企業診断士試験(1次試験、2次試験)に合格した受講者
有効回答数(※)1次試験:12
2次試験:8
調査方法アガルートアカデミー内でのアンケート調査(自社調査)
調査対象地域日本国内
※アンケート回答に許諾いただいた一部の方のみ実施

アガルート受講以降の1次試験合格までの受験回数

受験回数割合
1回目58.3%
2回目16.7%
3回目25.0%

アガルート受講以降の2次試験合格までの受験回数

受験回数割合
1回目62.5%
2回目37.5%
3回目0.0%

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