このコラムでは「自分は社会福祉士に向いているのだろうか」「良い社会福祉士になるために何が必要なのか」を悩んでいる方にむけて、

「社会福祉士に向いている人、向いていない人」
「よい社会福祉士になるために必要な能力・スキル」

を紹介します。

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社会福祉士の仕事

社会福祉士の仕事内容は、簡単にまとめると「介護や子育て、経済面など日々の生活に困っている人に対し、本人と一緒に課題を見つけ、他職種と連携しながら、解決できるように支援する」というものです。

なので「社会福祉士は、この仕事をする」というのは、明確には定義づけられていないのです。

仕事内容は子どもから高齢者、生活困窮者まで多岐に渡ります。

勤務先も病院や社会福祉協議会(以下社協)、介護施設や市役所と幅広いです。

仕事内容も病院であれば退院や施設入所の調整、市役所であれば生活困窮者の調査や支援が主になります。

なお、比較的日勤が多いので、生活リズムを崩さずに働くことができます。

関連コラム:社会福祉士とは?仕事内容や相談業務の流れや将来性についても解説

社会福祉士に向いている人

ここからは、「社会福祉に向いている人」というのはどういう人なのか、具体的な例を交えながら説明していきます。

1 まずは受け入れることが出来る人

社会福祉士に向いている人の必須条件とも言えるのが「どんな課題や生活環境であっても、まずは相手を受け入れることができること」です。

課題を抱える人の背景には、

「職場でのいじめが原因でひきこもりになった」
「親が介護が必要になったけど、どうすれば良いか分からない」


等、様々な要因があります。

彼らに共通していることのは「他者への不信」です。

特にひきこもりや生活に困窮している人は、他者から迫害されてきた経験が多く、疑心暗鬼になっていることが多いです。

「自分のことなんて、誰も分かってくれない」と考えている人との関係を築くためには、まず「相手を受け入れる」ことが必要です。

どんな環境で生活してきた人も、相手を認める姿勢を持てることが、社会福祉士に向いている人です。

2 自分の軸を持っている人

相手を受け入れることができても、課題を解決するのは簡単ではないです。

上記にも記載した通り、人それぞれ抱えている課題は異なります。

「本人や家族が来なくなった、あるいは家に入れるのを拒否したために支援ができなくなった」「他職種の意見が優先されてしまう」ということも、少なくありません。

「自分はこういう支援をしたいんだ」と軸を持ち、他者に説明できる人は、社会福祉士に向いている人です。

自分の考えたとおりに支援できるケースばかりではありません。

それでも諦めずに支援を続ける信念を持てる人は、社会福祉士に向いている人と言えます。

3 自己管理が出来る人

自己管理ができる人は、「社会福祉士としての仕事を長く続けるため必要なこと」であるとも言えます。

難しい試験を突破し、社会福祉士の資格を活かして仕事を始めても、途中で辞めてしまう人も少なくないからです。

理由の1つとして「人間の負の感情に触れ続ける仕事のため、精神的に負担がかかる」というのが上げられます。

また書類作成や来客対応等他の仕事もあるので、業務時間を過ぎでも仕事が終わらないこともあります。

また休日でも呼び出されることがあるので、リフレッシュしにくく、心身共に体調を崩して仕事を辞める人もいます。

社会福祉士に向いている人というのは、こまめにリフレッシュし、自分の時間を作るのが上手いです。

「映画を観る」「日帰りで温泉に行く」等、仕事を離れる時間を持ち、自分を大切にすることも必要です。

よい社会福祉士になるために必要な能力・スキル

よい社会福祉士になるために必要な能力やスキルについて、「なぜそれが必要のか」を説明しながらお伝えしていきます。

1 情報収集能力

社会福祉士に向いている人は、日々情報収集や更新を行っています。

社会福祉に関する法律や制度に関することだけでなく、新聞や広報誌等、あらゆる情報が支援の際に役立つことがあります。

時には外に出て地域の集会所に顔を出したり、ボランティアに参加したりすることで、地元の人とも関係を築くことができ、課題を抱えている人が見つかりやすくなったり、支援をする時に地域住民の協力や理解を得やすくなります。

2 コミュニケーション能力

生活に課題を抱えている人を支援するためには、他職種との連携が必要不可欠です。

社会福祉士に向いている人は、どんな人ともコミュニケーションを取るのが上手いです。

社協を例に挙げると、ホームヘルパーや民生委員等との連携が求められます。

それぞれの立場を尊重しつつ、情報共有することができれば、よりよい支援につながります。

3 お金に関する知識

生活に困っている人は、「自分で金銭管理ができない」ことも多いです。

社会福祉士がお金に関する知識を持っていれば、具体的に支援を行うことができます。

身近な資格としては、ファイナンシャルプランナー3級等があります。

社会福祉士がむいていない人

「社会福祉士に向いている人」とは反対に、反対に「社会福祉士に向いていない人」の特徴をお伝えします。

1 相手の話を聴かない人

本人や家族の話を十分に聴かず、支援者だけで支援の方向性や計画を決めてしまうケースがあります。

本人や家族が納得できなければ、途中で支援を拒否する場合があります。

「まずは話を聴く」というのが、社会福祉士として求められるのです。

2 感情的になる

支援という仕事柄、どうしても相手の感情に引っ張られることはあります。

しかし相手に感情的になってしまっては、相手との関係性を壊してしまうばかりか、場合によっては本人や家族から苦情が来る場合があります。

いついかなる時でも、平常心でいることが必要です。

福祉の仕事に「唯一の正解」はない、「その仕事を生業とする覚悟があるか」が大事

いかがでしょうか。

ここまで「社会福祉士に向いている人」「良い社会福祉士になるために必要な知識、スキル」「社会福祉士に向いていない人」について取り上げました。

しかしあくまでこれは1つの例に過ぎません。

福祉の仕事というのは、正解がありません。

向いているか向いていないかは、「その仕事を生業とする覚悟があるかどうか」です。

福祉の仕事に真摯に取り組みたい人は、社会福祉士の資格を取ることをオススメします。

関連コラム:【図解あり】社会福祉士試験の受験資格と対象者をわかりやすく紹介

まとめ

社会福祉士に向いている人

  • まずは受け入れることが出来る人
  • 自分の軸を持っている人
  • 自己管理が出来る人

よい社会福祉士になるために必要な能力・スキル

  • 情報収集能力
  • コミュニケーション能力
  • お金に関する知識

社会福祉士がむいていない人

  • 相手の話を聴かない人
  • 感情的になる

結論

福祉の仕事に「唯一の正解」はない、「その仕事を生業とする覚悟があるか」が大事

令和5年度合格率81.25% 全国平均の1.40倍

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・「障害者福祉」「人体の構造と機能及び疾病・心理学理論と心理的支援」より抜粋  
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