臨床工学技士の国家試験を控えているが、「試験の日程や試験内容の詳細をイマイチよくわかっていない」と困っていませんか

本記事では以下の内容を紹介します。

  • 臨床工学技士国家試験の日程や合格率
  • 試験内容である9つの科目の詳細
  • 試験対策に便利な過去問サイト

国家試験に向けて、具体的なスケジュールや試験対策を計画できていない人は、ぜひ本記事を参考にしてください

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臨床工学技士の国家試験の日程

令和6年の臨床工学技士国家試験の日程は3月3日でした。

例年、試験日程や合格発表日の時期は決まっており、3月の上旬の日曜日に試験が行われています。

表を参考に受験スケジュールを決めましょう。

臨床工学技士国家試験 日程
試験日 3月上旬の日曜日
試験開催場所 北海道
東京都
大阪府
福岡県
合格発表日 3月下旬

(出典:一般社団法人 日本臨床工学技士教育施設協議会

最新の試験日程は、公益財団法人医療機器センターのサイトで確認できるので受験を考えている方はこまめにチェックしましょう。

臨床工学技士の国家試験の合格率は?

令和6年(2024年)に行われた第37回臨床工学技士国家試験の合格率は78.6%でした。

臨床工学技士国家試験の合格率は、例年約75~85%前後で推移しています。

実施年受験者数合格者数合格率
2024年2,630人2,068人78.6%
2023年2,706人2,311人85.4%
2022年2,603人2,096人80.5%
2021年2,652人2,232人84.2%
2020年2,642人2,168人82.1%
2019年2,828人2,193人77.5%
2018年2,737人2,017人73.7%
参照:厚生労働省 国家試験合格発表

臨床工学技士国家試験の難易度は、こちらの記事で解説しています。気になる方は参考にしましょう。

関連コラム:臨床工学技士の難易度はどれくらい?学校別の合格率なども調査

臨床工学技士国家試験の試験科目は9科目

臨床工学技士の国家試験は医学概論・臨床医学概論・医用電気電子工学・医用機械工学・生体物性材料工学・生体機能代行装置学・生体計測装置学・医用機器安全管理学の9科目です。

以下を参考にして試験内容を把握し、自分の得意・不得意を明確にして試験対策を進めて行きましょう

医学概論

医学概論で人体の構造および機能を理解すると、医療機器が人体に与える影響や病態生理などをスムーズに理解できるでしょう

そして、主な出題範囲である、呼吸器・循環器・泌尿器は完璧に仕上げてください。

医療機器が人体に与える影響や病態生理などの理解が難しいと感じるのは、医学概論で解剖生理学の学習不足が原因です。

少数出題である脳神経・消化器・内分泌・感染症は、主な出題範囲の学習を終えてから底上げするのをおすすめします。

臨床医学総論

臨床医学総論は、臨床生理学・臨床生化学・臨床免疫学・臨床薬理学などを学ぶ科目です。

臨床医学総論は国家試験の出題範囲が多いため、「国家試験の出題数の多い科目を先に押さえたい」方は、臨床医学総論を完璧に仕上げましょう。

なお、出題範囲は医学概論と同様です。

医用電気電子工学

生体機能代行装置学の基礎となる医用電気電子工学で、医療機器の内部にある電子部品や電気回路を学びましょう

出題範囲は、電気回路やセンサの基本、増幅器・機械要素、機械および流体の基礎力学などです。

「生体機能代行装置学がイマイチよくわからない」と悩んでいる方は、医用電気電子工学や臨床医学総論の学習が不足しているのです。

医用機械工学

「生体機能代行装置学の学習が進まない」方は、医用電気電子工学と合わせて生体機能代行装置学の基礎となる力学や波動、熱現象を押えましょう

医用機械工学も生体機能代行装置を理解するうえで必要な科目です。

生体物性材料工学

生体物性材料工学の出題範囲は、

  • 生体の電気的・力学的・機械的特性、
  • 人工透析・人工心肺・人工血管医療機器の人体への影響
  • 医療に使われる材料

です

国家試験の出題割合は少ないですが、生体機能代行装置学を理解するうえで必要な科目です

生体機能代行装置学

「実際の臨床で役立つ科目を完璧にしておきたい」方は生体機能代行装置学で、国家試験出題範囲でもある人工呼吸療法・人工心肺療法・透析療法などを押さえておきましょう。

生体機能代行装置学を理解しておけば、臨床でスムーズに業務を行えます。

医用治療機器学

医用治療機器学は、治療機器の構造や安全管理を学べるため、大切な科目です

出題される内容は、電気メス・超音波メス、ペースメーカー・レーザー治療器、大動脈バルーンポンピング装置などです。

生体計測装置学

生体計測装置学は、正確に患者さんの状態を把握するために必要な、心電計・血圧計・筋電計・脳波計を学ぶ科目です。

なお、生体計測装置学のなかの画像診断装置は、国家試験の出題割合が少ないため、後回しにしても良いでしょう。

医用機器安全管理学

臨床工学技士は、業務のなかで医療機関全体の医療機器の保守点検を行います

「医療エンジニアとして患者さんや職員の安全を守りたい」方は、医用機器安全管理学で医療機器の管理方法や関係法規を学んでおきましょう。

臨床工学技士の過去の試験問題を復習

臨床工学技士国家試験は、例年過去問の内容から出題される傾向です

そのため、国家試験対策として、過去問数年分を網羅的に学習する方法があります。

そのため、過去5年分の試験問題を無料で参考にできる医療機器センターの公式サイトを試験対策のために活用しましょう。

【臨床工学技士国家試験】合格総合講義で効率よく学習しよう

臨床工学技士国家試験は出題されない分野もあるので、網羅的に勉強をしようとすると学習効率がよくありません。

アガルートの臨床工学技士国家試験対策講座では臨床工学技士国家試験に頻出する問題に特化した講座になっています。

勉強でつまづきやすい計算問題も途中式を含めて丁寧に解説しています。

計算問題が苦手で自信がない方や再受験をする方にもおすすめな講座になっています。

学校や年度によって合格率は変わってきます。試験の合格率は80%と高いと油断していると再受験になってしまうので、遅れを取らないように早めに行動に移していきましょう。

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この記事の監修者 長島清香講師



予備校、学習塾等で受験指導経験をもち、現在はアガルートや臨床工学技士養成校(大学・専門学校)で教鞭をとる。

臨床工学技士国家試験の勉強量の多さに困っている学生のために、何が出題されやすいか・されなないのかをしっかりおさえた学習効率の高い講義を行っている。(講師紹介はこちら)

 

この記事の「校正」マーケティング室コンテンツチーム







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