「第2級陸上特殊無線技士試験を受けようとしているけれど、参考書は何を使えばいいかわからない」
「そもそも参考書にはどんなことが書いてあるのかわからない」

そんな方々に向けて本記事では第2級陸上特殊無線技士試験の合格のために必要な参考書・問題集・テキストについて説明し、おすすめ参考書についても紹介します。

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参考書・問題集・テキストの選び方

第2級陸上特殊無線技士試験のための参考書は、試験科目を網羅的に勉強するために以下の科目1冊にまとめて記載してるものが多いです。

  • 無線工学
  • 法規

後ほどご紹介しますが、上述したものの例外として「法規」「無線工学」の科目毎の参考書もあります。

第2級陸上特殊無線技士試験はその名の通り無線を扱うための資格であるため、無線工学という試験科目があります。

従って、参考書には無線工学の基礎理論として電気回路、電子回路等をはじめとした電波の変調、機器の取り扱いについて記載されています。

法規では「電波法」をベースに用語の定義や無線設備に関する用語、通信方法などが網羅的に記載されています。

また、参考書には試験科目の他に試験日程や合格基準など、試験に関する情報が記載されていることが多いです。

上述した内容を踏まえて、参考書選びのポイントをご紹介します。

情報が網羅されているか(最新版か)

扱うテキストに記載されてある内容が試験科目をきちんと網羅していること、試験の最新の傾向を踏まえて作成されたものであることはそれぞれ参考書選びの際に最も重要なポイントの一つです。

試験内容が変わることはほぼありませんが、試験の傾向が変わることは資格試験においてよくある話です。

扱うテキストを最新版にすることで試験の傾向や出題内容を把握し、効率的に勉強することができます。

平易な文章か

次点で重要なポイントはそもそも参考書が読みやすいかどうかです。

読みやすさはすなわち理解するための速度を上げてくれるからです。

自分が使うことになる参考書のレビューを参考にすることやご自身の手にとって読んでみて、読みやすいものを参考書にすることが重要です。

参考書・問題集・テキストの使い方

実際に購入した参考書だけで試験に臨むのは得策とは言えません。

参考書をどのように使用すると効率的かを以下ご紹介します。

周回して暗記する

効率的な参考書の使用方法は、ある一定の期間中にとりあえず一度は読了してしまうことです。

闇雲にダラダラと参考書を読んでいても、次の日になったら昨日した勉強内容を半分も覚えてないというのは珍しくありません。

従って、忘れてしまうことを前提に参考書を早めに1度読了したら、もう一度初めに戻りインプット作業を続行し、次項で述べる問題集と併せて行うことで学習の効果は高まります。

何回も同じ参考書を読むというのは一見、非効率的に見えて合格への1番の近道です。

問題集(過去問集)と併せて使用し学習効率を上げる

また、参考書だけの学習よりも問題集(過去問集)と併せて学習する方が効率的です。

参考書はあくまでもインプットするための教材に他なりませんし、試験を受ける時の時間配分や問題の内容などは参考書だけで賄うことはできません。

アウトプットのための教材として問題集を使用し、試験の所要時間内で自分が何問解答することができるか把握したり、実際に出題された問題を解くことで試験問題の雰囲気についても把握することができます。

第2級陸上特殊無線技士 おすすめの参考書

上記のポイントを踏まえて、第2級陸上特殊無線技士試験の対策におすすめの参考書をご紹介します。

やさしく学ぶ 第2級陸上特殊無線技士試験

「やさしく学ぶ 第2級陸上特殊無線技士試験」は「無線工学」と「法規」を2編構成として1冊にまとめており、第2級陸上特殊無線技士試験はこの参考書1冊で十分であると言えます。

「法規」では試験に出題された法令の要点をわかりやすく解説し、「無線工学」ではイラストや図を適宜使用しながら重要なポイントを丁寧に作成されており、初学者でも使用しやすい参考書の一つと言えます。

また、各テーマごとに試験の出題傾向に応じて「練習問題」を掲載している点も効率的な学習の一助となります。

第2級陸上特殊無線技士 無線工学編

一般財団法人情報通信振興会が出版する「第2級陸上特殊無線技士 無線工学編(無線従事者養成課程用標準教科書)」は、無線従事者を養成する課程に用いられている実際の教科書です。

無線工学を網羅的に記載していること、実際に無線従事者養成課程で使用されている教科書というだけあって内容もわかりやすく、学習していて何より安心感があります。

また、無線従事者養成課程で用いられている参考書ということだけあって「工学編」「法規編」ともに、情報量は他の参考よりも充実しており網羅的な学習ができます。

そのため試験勉強のための参考書として使用することはもちろん、合格後に無線従事者として働くことになったときの基礎知識の復習の際にも使用できるといった点が大きな特徴と言えます。

第1級・第2級・国内電信級陸上特殊無線技士 法規編

「第1級・第2級・国内電信級陸上特殊無線技士 法規編(無線従事者養成課程用標準教科書)」は、前述した参考書の「法規」編です。

巻末には用語の定義、無線従事者申請書や無線局免許状などの様式を補完しており、学習から受験の申し込みまでの一連の流れがこの参考書で完結しています。

用語の定義は試験でも出題され、仔細な部分についても問われることが多いため巻末の用語の定義集は隙間時間での学習に便利です。

第2級陸上特殊無線技士の参考書の多くは「工学編」と「法規編」が1冊にまとめられているといった点で横断的な学習ができるといった利便性があります。

「工学編」と「法規編」で分かれている本書は1冊自体がコンパクトにまとめられており持ち運びがしやすく、かさばらないといった点で、参考書と過去問を併せて行う学習の際の利便性は良く、本書の魅力でもあります。

おすすめの問題集

上述した内容を踏まえておすすめの問題集をご紹介します。参考にしてみてください。

第2級陸上特殊無線技士試験問題集(合格精選240選)

「第2級陸上特殊無線技士試験問題集(合格精選240選)」の特徴は、出題のポイントを問題の項目ごとに分類していることで各科目ごとの問題を解けるため、1つの科目に集中して学習に取り組むことができる点です。

また、計算問題では途中式を省くことなく記載しているため、復習や解答時のつまづきがなく勉強効率を高めてくれます。

テキストの構成も模擬テストと解説が収録されており、その直後に直前確認リストで要点を押さえられるため、軽いインプットとアウトプットを兼ねた学習ができるのも本書の魅力の一つです。

学習の際には、参考書でインプットした知識を問題集を解くことでアウトプットし、自身の知識が定着しているかの確認を行いながら、問題集の解説で補いきれないものを参考書で補足するのが効率的な学習方法です。

また、過去に出題された問題も一部抜粋して収録されており、解説も充実しているため受験生にはおすすめの1冊です。

特殊無線技士問題・解答集

「特殊無線技士問題・解答集」は、問題と解答だけでなく、解説や類題が記載されているため解答後の理解を後押しする形で構成されています。

また、この本の魅力はなんといってもアプリ版があることと第2級陸上特殊無線技士以外の特殊無線技士試験の勉強ができるといった点です。

本書だけで5つの試験を網羅していますが、1つの試験を受験する場合にはアプリ版を購入するのが効率的です。

電車などの移動時間や隙間時間などで問題を解くことができるため、場所の制約がなく効率的に学習できます。

さらに、第2級陸上特殊無線技士、第3級陸上特殊無線技士、第1級海上特殊無線技士、第2級海上特殊無線技士、航空特殊無線技士の以上5つの国家資格の問題が網羅されており、第2級陸上特殊無線技士試験合格後のステップアップとして他の試験の受験を検討することもできます。

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