ネイリスト技能検定試験3級では、赤ポリッシュが10本すべてに塗られている状態からスタート。ポリッシュオフは、ネイリスト技能検定試験2・3級における実技試験の審査項目のひとつです。

簡単に思えるポリッシュオフですが、赤ポリッシュをきれいにオフするにはコツがいります。

本コラムでは、ネイリストである筆者が赤ポリッシュをきれいにオフをする方法と注意点について解説します。

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赤ポリッシュを早くきれいにオフするコツ

ポリッシュリムーバーをコットンにしみ込ませる

ポリッシュオフの前にリムーバーをコットンにしみ込ませておくのがポイントです。

リムーバーの量が少なすぎると、爪の表面に取りきれなかったポリッシュが残ってしまいます。

爪の上にコットンをのせて浸透させる

リムーバーをたっぷりしみ込ませたたコットンを爪の上にのせます。親指で軽く押しつけ、そのまま5秒間ほど放置しましょう。リムーバーをポリッシュに馴染ませることで、ムラなくきれいにオフできます。

【ポイント】
爪にコットンをのせたら、全体にポリッシュが行き渡るよう親指を前後左右に動かしましょう。コットンを爪の上にのせるだけだと、甘皮周りや爪の端にポリッシュが残りやすくなります。

コットンを手前にゆっくりと引く

甘皮周りや爪の端までリムーバーを染み込ませたら、少し圧をかけて手前にコットンを引きます。

ポリッシュオフのときにコットンを左右に動かすと、指に汚れがついてしまいます。

こすらない

落ちにくいポリッシュは強く擦りがちですが、爪表面に傷がついたり、皮膚にポリッシュがついてしまったりと、爪や皮膚トラブルを起こす原因にもなります。

皮膚についた赤ポリッシュは、落とすのが難しく見栄えも悪くなってしまうためやさしく丁寧にオフしましょう。

残っているポリッシュはきれいな面で

一度に全てのポリッシュを拭き取らなくても問題ありません。

オフしきれなかった赤ポリッシュは、新しいコットンやコットンを巻き付けたウッドスティックを使ってしっかり拭き取りましょう。

【ウッドスティックは事前に準備しておく】

ウッドスティックは、使いやすいよう事前に形を整えておくと施術がスムーズです。先端には薄くコットンを巻き付けておきましょう。

また、カッターの刃のように先端に向かって細く削ったウッドスティックも用意しておくと、細かな部分を修正しやすくなります。

同じウッドスティックを何度も使うと赤ポリッシュでが付いて汚れるため、予備を用意しておくのも忘れずに。

ポリッシュをオフするときの注意点

「リムーバーのふたを閉める」「皮膚についたらすぐに拭き取る」といった、ポリッシュオフの際に気をつけるべきポイントを紹介します。

リムーバーのふたは必ず閉める

ポリッシュリムーバーのふたは、必ず閉めましょう。ふたを開けたまま次の工程に入ってしまった場合、衛生面の問題で減点対象となります。

アセトン入りのリムーバーを使用する

リムーバーにはアセトン入りのものと、アセトンが入っていないノンアセトン(アセトンフリー)があります。

ノンアセトンは、爪や肌に優しい成分で作られていますがオフがしにくいのが難点です。

制限時間が短い検定では、アセトン入りのリムーバーを選びましょう。

皮膚についたらすぐに拭き取る

ポリッシュが皮膚につくと、時間が経つにつれて落ちにくくなります。皮膚についたら、手を止め素早く拭き取ることが大切です。

拭き取る際は、ポリッシュがついていない清潔なコットンやウッドスティックを使いましょう。

まとめ

ポリッシュオフは、ネイルカラーをきれいに仕上げるうえで欠かすことのできない重要なプロセスのひとつです。皮膚に汚れがついたまま施術を進めた場合、検定では減点の対象となります。

「ポリッシュリムーバーをコットンにしみ込ませる」「一度で拭き取ろうとしない」といつた点を意識しながら、焦らず丁寧にオフしましょう。

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