ネイリスト技能検定試験2級のカラーリング課題では、「赤・ピンク系・ナチュラルスキンカラー・ホワイトパール」4色のうち1色がランダムで指定されます。

赤やピンク系、パールのポリッシュと比べると、ナチュラルスキンカラーはムラになりやすいのが難点。

きれいに塗るにはテクニックが必要なことから、多くのネイリストが苦戦するカラーのひとつです。

本コラムでは、ナチュラルスキンカラーポリッシュの選び方やきれいに塗るコツを解説します。

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ネイリスト技能検定試験2級の実技項目、ナチュラルスキンカラーとは

ナチュラルスキンカラーとは、素肌になじむ透明感のある色味。ヌーディーカラーとも呼ばれ、サロンでも高い人気があります。

ネイリスト技能検定試験2級の課題色は、「赤・ピンク系・ナチュラルスキンカラー・ホワイトパール」のなかから毎年ランダムで決まります。

カラーの色味は指定があるため、JNEC試験要項(18ページ)「実技試験(1級、2級)パターン表」を確認しておきましょう。

※関連コラム:試験前にチェックしよう!ネイリスト技能検定試験2級・実技テストの採点基準と手順

ナチュラルスキンカラーポリッシュの選び方

マットなポリッシュを選ぶ

ネイリスト技能検定の実技試験では、階級に限らず「ネイルプレートが透けないこと」という規定があります。

ポリッシュを薄塗りするとカラーが透けて減点対象となるため、マット系がおすすめです。

また、ポリッシュを爪にたっぷりのせてムラを隠そうとするとヨレの原因となります。

一度塗りでもネイルベットが透けないカラーを使用して、なるべく薄く均一に塗りましょう。

モデルの肌に合うポリッシュを選ぶ

ポリッシュは、ネイルモデルの肌色に合ったカラーを選ぶのもポイントのひとつです。

試験前にネイルモデルのパーソナルカラー(ブルーベースorイエローベース)を確認しましょう。

ブルーベースなら赤味のあるベージュ、イエローベースであればの黄色系カラーのベージュを選ぶと肌がきれいに見えます。

平筆と丸筆、使いやすい方を選ぶ

ポリッシュのハケは、大きく分けて「平筆」「丸筆」の2種類があります。平筆は、ポリッシュを均一に塗りやすくサイドのライン取りがしやすい点が特徴です。

丸筆は、ポリッシュがハケになじみひと筆でもきれいに仕上がります。筆に角がないため、甘皮周りのカーブをライン取りしやすいのも丸筆のメリットです。

平筆と丸筆、両方とも試してみて自分が塗りやすい形を使いましょう。

※関連コラム:ネイリスト厳選!検定試験に使えるおすすめネイルブラシを紹介

ハケ(筆)の大きさ・コシの強さで選ぶ

カラーリングの仕上がりは、使うハケによっても変わります。市販のポリッシュはハケのサイズが小さめです。

検定では、ひと塗りで均一に塗るためな大きめのハケを選ぶことで時間短縮にもなります。

ハケが大きくコシの強い「OPI」や「シャレドワ」のポリッシュがおすすめです。

ナチュラルスキンカラーをきれいに仕上げるための練習ポイント

できるだけ薄く塗る

ナチュラルスキンカラーは、ハケ跡やムラが目立ちやすいことからついつい厚塗りになりがちです。

厚塗りするとナチュラルスキンカラーならではの透明感が損なわれてしまうため、薄塗りを意識しましょう。

ハケは軽く持つ

カラーリングをムラなく仕上げるには、ハケ圧が重要です。

ネイリスト技能検定試験3級の赤ポリッシュに慣れていると、ハケ圧が強くなる傾向にあります。

ナチュラルスキンカラーは、ムラを隠そうと厚塗りするほど余計にムラが目立ってしまいます。ハケは軽く持ち、手前にスーッと引くのがポイントです。

※関連コラム:ナチュラルスキンカラーをきれいに仕上げる塗り方4つのポイント

まとめ

ナチュラルスキンカラーは、赤ポリッシュよりも塗るのが難しいカラーです。ネイルモデルの爪表面の状態や甘皮周りの仕込みによっても、仕上がりに大きく影響します。

シンプルな色味のナチュラルスキンカラーは、オフィスネイルとしても人気のカラーです。

サロンワークで施術する機会も多いため、ネイリストを目指すのであればうまく塗れるようにしておきましょう。

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