受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験を目指した理由・契機

既に取得済みの宅建や賃貸不動産経営管理士以外の資格を取得して、不動産関係の知識を更に得たかった。特に、マンション管理士は不動産関係の資格の中では難関とされているので、挑戦しがいがあると考えた。
また、分譲マンションに住んでおり組合活動に関する知識を付けたかった。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

工藤先生の講義やテキストがわかりやすいと思った。
他社の受講も検討しましたが、通学形式の予備校は費用的時間的に厳しいと思う一方で、Web視聴形式の中で最もカリキュラムが充実しており、合格への近道だと感じたため。

合格体験記・学習上の工夫

2022年度にダブル受験し、管業は合格、マン管は2点差で不合格という結果に終わりました。
反省点として学習開始時期が遅かったこと、学習方法が自己流で、本番で点を取るための要点を掴めず、また改正点への対策が疎かになって本番で失点したことから、管業の合格発表の後すぐに申し込んで学習を開始し、アガルートのカリキュラムの全てを吸収して必ず合格しよう、と決意して取り組みを始めました。

2月から9月までは平日は通勤時間一時間と就寝前の一時間の計二時間、休日は三、四時間程度の学習をほぼ毎日は継続しました。
10月から試験までは土日に自宅近くの無料の学習室にこもって学習しました。短期集中の追い込み型ではなく、長期継続型の学習を選択したことで余裕を持って学習計画を進めることができ、切れ目のない対策が出来ました。

学習方法は過去問を反復して解くことをメインに、模試で補完しさらにホームルームでの改正点などの補足情報も活用しました。
自分でペンを動かさないと覚えることが出来ないタイプのため、大学ノートに覚えるべき内容を書き込み、暗記用の赤シートで後から振り返る事が出来るようにしました。
工藤先生は5回過去問を回すように、とおしゃっていましたが、他の受験生が5回転するならば自分は差をつけるために5回転以上しよう、と思い最終的には7回転しました。

そして迎えた11/26の本試験ですが、2022年度本試験に比べて難易度が格段に上がっており、アガルートと他社のどの模試よりも難しく感じ、全く馴染みのない問題も多くありました。
しかしながら今まで自分が積み上げてきたものに自信がありましたので、この難易度なら他の人も解けないだろうと思い、会計問題など落ち着いて考えれば確実に正解出来る問題を落とさないように、冷静に取り組む事が出来ました。
とはいえ、自己採点は37点で、各予備校の予想合格点のボーダーでしたので無事合格出来て良かったです。

総合講義のご感想・ご利用方法

講義を視聴し、単元ごとに該当の過去問を解き、上巻が終わったら通しでもう一度過去問を解き、終わったら中巻下巻に進んでいくやり方を8月ぐらいまでは続けました。
マンション建替円滑化法や区分所有法、不動産登記法の分野についてはなかなか理解が進まなかったので、何回も視聴しました。
テキストは試験前にはボロボロになっていて、かなり使い古しており、基礎から応用の内容に至るまでテキストの知識を理解していれば他のテキストは必要なかったです。

また、テキストには試験に問われ易いポイントが強調して記載されており、講義動画では細かい部分まで解説しつつも、工藤先生が押さえるべきポイントとそうでないポイントを逐一お伝えいただいたので、力を掛けるポイントがクリアになりました。

使い勝手の面では、Webテキストのワード検索機能は重宝しました。例えば出先で区分所有法と標規の異同を確認したい時、上巻しか自分のカバンに入っていなかった場合などに簡単に調べる事が出来て良かったです。

また、講義は長くて1コマ15分程度の動画だったので、通勤電車などのスキマ時間を有効活用する意味でも、自分の集中力の持続時間を考えてもちょうどいい長さで、コツコツと進める事ができました。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

問題ごとに解いた日付と○×を付け、何度も解くことができるようにそれ以外は何も書き込みを行いませんでした。
一回転目は、講義を視聴した後に該当箇所を解き、解説動画がある問題は視聴しました。
二回転目は、巻が終わるごとに通しで。後は覚えては忘れるの繰り返しなので、反復継続して何度も行い、最終的には7回転しました。

再受験でしたので最初から正答率は高かったですが、必ず全ての肢ごとに解説を確認してから次に進むようにしました。どうしても理解難しい内容については、動画も確認しながら理解を進めて行きました。
過去問を深く理解しながら反復継続して解くことが、最も重要な対策であると思います。
特に設備系の分野では毎年焼き直しの問題が出題されますし、過去問と類似した問題は確実に正解出来るようにならないと合格点に達することは難しいと思います。

当然、本番では全く新出の論点で過去問では対策しきれない問題もありましたが、過去問の対策がきちんと出来ていた自信がありましたので、難問を正解することよりも他の過去問の論点で対応出来る問題を確実に得点出来るように意識を切り替え、焦らずに対応出来たと思います。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

総まとめ講座については、結論から言うとほとんど使用しませんでした。
理由は管理業務主任者の過去問の一問一答が約半分あるので、知識を吸収する効果よりも間違えた場合に不安が増大するマイナス面を多く感じた為です。
また、一行のみの解説なので該当箇所の総合講義等を見に行き、どうしても細かく調べないとならず時間のロスになるとも思いました。
あと、総合講義のテキストを熟読していましたので、ダイジェスト版の総まとめ講座を一から習得する必要性が薄かったのもあります。
アガルートのカリキュラムに沿って学習を進めましたが、総まとめ講座だけは戦略的に学習をしない代わりに過去問と模試に時間を割く選択をした次第です。

模擬試験のご感想・ご利用方法

アガルートの模試2回分と、レックの市販模試3回分を、10月の中旬ぐらいから毎週時間を測って解きました。
アガルートの模試に関しては全問動画解説があったのでありがたかったのと、解説が詳しくされていたので理解が進みました。
アガルートの2回目が39点だった以外は、全て40点超えだったので仕上がっている感触はありましたが、知識を定着させるために3回解き直しました。
今まで過去問で正解出来ている論点でも問われ方が違うと失点したり、曖昧に覚えていた点が問われて間違えた点もありましたので、自分では気づかなかった弱点を認識出来てとても良かったです。

あと、本試験に向けて時間配分を把握するために模試は大変重要だと思います。
私は問1から順番に解くスタイルですが、前半の区分所有法、民法は一問あたりの時間がかかる事は必然なので、逆にあまり焦って回答を出さないようにしました。
あと、会計の問題は落ち着いて考えれば失点はほとんどしない自信があったので、少し時間を掛けてでもきちんと解くように心がけました。
そして、時間配分を見つつ後半に一問あたり時間のかからない設備系の問題をスピードアップして解いて10分前に全て解き終え、後は判断に迷った問題の再検討やマークミスが無いかを確認する時間に充てました。

解くスピードは早すぎてもケアレスミスが増えるので良いとも限らず、そのあたりの時間感覚は実際に時間を測って解かないと身に付かないと思います。
ちなみに、上述のペースと方法で本番も解いて行ったのですが、試験終了の数分前にマークがズレている事に気づいて失点を防ぐ事が出来ました。
一点の差が勝敗を分ける事もありますし、特に本番は焦ってしまいがちなので、マークミスの確認の時間は必ず必要だと思います。

尚、アガルートの模試に関して、今年だけかもしれませんが本試験が模試よりもかなり難しく感じ、点数も低かったので、受験生のメンタル対策としてもう少し難しくしても良かったかもしれません。

自由記載欄

最初は軽い気持ちで始めたマンション管理士と管理業務主任者の学習ですが、3年がかりでダブル合格することが出来ました。
工藤先生とアガルートのカリキュラムのお陰です。ありがとうございました。