受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

管理業務主任者を目指した理由・契機

 管理組合の理事を14年と長くやっていて、200人ほど加入している、理事長同士の勉強会の代表もしている。最近では、他のマンションでの外部理事や顧問などを受けることも出てきました。きっかけは、雇う側も、有資格者で、管理士程度は持っている人でないとやりにくいだろうな、と考えたこと。また、単に理事を長くやっているだけでは、対応困難なことも多く、知り合いの理事会関係者にも管理士の有資格者が多いため、きちんと資格を取得するべきと考えたことです。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

 自習用として販売されている、他社の資格試験の本を買いましたが、読むだけでポイントが抑えられるとは言えなませんでした。本業や、週末には理事会などもあり、スクーリングも困難であることから、WEBビデオ視聴でできる通信教育方式がいいと考え、受講を決めました。

合格体験記・学習上の工夫

 昨年と今年は管理士、今年は管理業務主任者も受けました。管理士試験では、民法と管理適正化法の問題を苦手としていました。一方で、理事会の実務経験などから、もともと区分法・規約・修繕などは比較的得意でした。過去問をみても、「個数問題」が中心となる適正化法の問題で、どの年も大きく点を落としていました。

 欲しい資格は管理士でしたが、適正化法5問が正解扱いで免除になる管理業務主任者から取得している人が4割に達すると聞き、試験範囲も近いことから、管理士は落としても来年有利になるように、管業の合格は確実に抑える方針としました。

 実際は、学習期間のほとんどが親の介護と重なったため、通常必要とされる300(管業)-500(管理士)時間の学習時間をとても確保できませんでした。実際に取り組み始めたのは2月程度前からとなったため、短期間で一通りの試験範囲をカバーしなければならなくなりました。


 インプットを終えた時点で、過去問を何週も繰り返しやる時間がなくなったこともあり、結果として、菅業は40点以上で合格できたものの、管理士試験側は1点不足で、残念ながら、5点免除で来年再挑戦となってしまいました。ただし実際には、管業側のみで出題される傾向の強い契約や、相続などの問題も、実務で必要となる機会が多く、W受験で勉強したことは無駄にはならなかったと考えています。

総合講義のご感想・ご利用方法

 教材3冊が、出題率などから過不足なくまとめられていました。我ながら、数多くのWEB通信教育方式がある中で、アガルートを選択したことは、秀逸だったと思います。

 WEB視聴方式を選んでおきながら変な話ですが、日頃、Youtubeなどはほとんど観ません。しかし、総合講義は、視聴速度を自由に細かく設定できることが、大変助かりました。管業に絞っても、時間が不足していた私にとって、W受講分全体のインプットを最低1順済ませるために、もともと得意な分野はスピードをあげて視聴するなど、スピードを調整しやすい点が良かったです。

 講義は、W受験用でも、この部分は菅業、管理士はこの先も必要など、講師がきちんと分けて話してくださるほか、過去問などの傾向からメリハリをつけて、単元ごとに過去問の問われ方を示してくれるので、ポイントが頭に入りやすかったように思います。

 反省点として、法令条文などと併せて確認したかったが、時間的制限から難しかったこと。また、ホームルームなど、直近の変更点などを重点的に話された部分まで視聴がおいつかなかったことが挙げられます。結果として、管理士は1歩届かず残念でしたが、ふりかえると、実際に出題された部分への言及も多かったように思います。

過去問解説講座のご感想・ご利用方法

 管理士と管業に分かれて、かなり長い年月の過去問が、問題そのものの形で分野別に整理されていた点が良かったです。1問1答式の1000問といった問題を何週こなしても、実際の出題傾向に慣れるものではありません。そのため、分野ごとに、正解選択・組み合わせ・個数問題といった、選択肢をみながら正答率を段々上げていく実戦的スタイルの問題をこなし、解いたらすぐ解説を読めることが、非常によかったです。

 細かい配慮ですが、必ず問題は奇数ページにまとめて、見開きの範囲に回答や解説が見えない仕様になっていて、使いやすかったです。

 一方で、学習時間の制約から、過去問の方は解説講座のビデオ視聴は行えず、せっかくの講師のポイントが訊けたのにと思うと、残念です。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

 管理士・管業で、総合講座では3冊、過去問6冊に達する内容を、簡潔に全科目1冊でまとめたもので、特に建築基準法・維持保全のあたりの短く表でまとめてある部分が秀逸だった。管理士試験の直前から、管理士試験ー管理業務者試験の間は、この冊子をくり返し読むことが中心になった。

 総合講座でのインプットが複数回なされてることを前提とした、最終復習を目的とした講座であり、総合講座の学習すら一部虫食いで終わってしまっていた自分としては、十分に使いこなせていたとは言い難いです。ですが、結果として、特に管業だけの出題範囲でくり返し出題の多い、適正化法の部分に関して、総まとめ講座をくり返し確認したことは、効果があったように思います。管理士目指して進めてきたが、終わった後急に管業も、となるような場合に、差の部分だけ慌ててキャッチアップする目的には向いているでしょう。

模擬試験のご感想・ご利用方法

 模擬試験の問題を実際に解いたのは、合格しなかった管理士側の1回分のみで、合格した管業側は、実は解いていません。管理士の1回分だけは、実際の問題用紙のサイズや、マークシートに埋める時間も含めて実際の時間で解いてみたが、時間配分等の参考として、効果は大きかったように思います。

 管理士試験は、悩んでいると時間が不足しがちです。昨年まったくの無勉強で受けた経験から、規約・区分法・補修修繕の問題は解けることを知っていたため、そこを先に解いてから、最初の民法と最後の適正化法を解く方式を模試でも試し、実際の試験でも試しました。結果としては、不得意な部分で大きく点を落としたものの、解けるはずの問題で時間が厳しくならない効果はあったように思います。

自由記載欄(カリキュラム,講座のご感想,講師へのメッセージ等)

 規定の時間で、全体をこなせば必ず合格できるように、教材や講義が設定できているように感じました。きちんとこなす時間がなくて虫食い方式になった中でもとりあえず来年に繋がる5点免除で管業には合格できたのはよかったです。