受講されていたカリキュラム

下記リンクは最新版となります。合格者の方の受講年度と異なります。

マンション管理士試験を目指した理由・契機

 2021年のお盆に69歳で就労中でしたが、80歳まで現役を目指そうと思いつき、決めました。そのためには、少しでも若いうちにそれが可能な職業に転職を果たす必要があり、高齢でも可能、不景気に強い、将来性があるなどの点で、マンション関係の資格を取得することに決めました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

 急な決心でありながら、実態も知らずに他社講座を頼り、人生初レベルの必死の受験勉強をしましたが、理解不十分なままの受験となってしまいました。その年では、管業は合格できましたが、マン管は32点しか取れずダメでした。管業試験後の自己採点の時、たまたま工藤先生の解説を見て「アガルートなら分かりやすそうだし、改正点への対応ができる」と思い、リベンジの際は独学でなく御社を頼ろうと決めました

合格体験記・学習上の工夫

 2022年のリベンジでは、スタートが早いからと欲を出し、宅建もこの際合格してやろうと、マン管とのダブル受講を貴社に申し込み、結局は自分の首を自分で締めることとなりました。勉強を始めてしばらくしてその誤りに気づきましたが、仕方がないので中央突破でやり切るべく工夫(割り切りの覚悟)をしました。

 それは、カリキュラム全てをこなそうとせず「受講は総合講座とホームルームのみとする」「過去問を何度も徹底してこなす」「模擬試験は、受験テクニックの検証と対策研究にも活用する」の3つだけをやるというものでした。

自分に合う学習法を模索し、反復学習で知識定着

 とにかく、年齢のせいで覚えるより忘れるスピードが早く、知識どころか理解さえもすぐに蒸発してしまうので、いつまで経っても足元が固まらず、ザルで水を汲み上げるが如くであって、繰り返しの回数の勝負でしかありませんでした。宅建とのインターバル取り組みというのは、その意味では失敗であり、常に「共倒れ」の恐れさえ感じていました。

 また、パソコンやスマホの技量不足で習得の時間ももどかしく、音声ファイルでのスキマ学習とSNSでの質問は諦めました。自分の決め事に負けるわけにもゆかず一応やり通せましたが、その中でこれは良い方法だったというのもあります。それは、問題集を何度も繰り返して使うために、出題部分には一切の書き込みをせず真っ白を保ち、回答と採点は別紙を作って行ったということです。1枚で60問の回答をチェックできる様式を大量コピーして作り活用しました。おかげで過去問集は10周回以上やりましたが「答えを覚えてしまい繰り返しの効果が出ない」とのこともおこらず、常に「長考」を強いられ弱い記憶力へのムチになったかと思います

総合講義のご感想・ご利用方法

 感想として、テキストがよく検討されコンパクトで良いと思いました。アウトラインと基本内容の把握に目的を限定し、細部情報や出題レベルの知識習得は過去問集で、という割り切りがあり、分厚いよりこの方が遥かに良いと思いました。また、工藤先生の解説はその行間を埋めるもので、くだけた説明内容がわかりやすくて良かったです。また、各法律の目的論の解説もあり、例えば民法では「だってそうでなければ可哀想すぎるじゃないですか」とくるので、なるほどとなるわけであり、一旦は頭の中にスルッと入るわけです。

 利用方法は、先生の推奨どおりでした。「テキストを読み込むより前に、講義を先行視聴して、まずは強引に線だけ引いてしまい、その後テキストで理解の確認と踏み固めを行う。視聴部分の過去問集をやり、アウトプットで知識の定着と受験に必要レベルのより広く、細かい知識習得に努める。過去問で分からなかったところや疑問点はテキストや講義に戻り再確認する。」これをスケジュールと睨み合いをしながらひたすら繰り返すといった方法でした。過去問集の5周目以降ぐらいからは、ポイントや知識を別紙にワンポイントでメモし、確認と暗記用の資料とし、直前対策資料にしました。ホームルームもかかさず見たので弱点補強と知識の整理となり、大変役立ちました。

総まとめ講座のご感想・ご利用方法

 総まとめ講座については、テキストは一覧したものの、活用までには至りませんでした。同講座については視聴までに至っていません。理由は、時間的余裕の不足です。我が身知らずに宅建受験を同時並行させたこと、また、全力疾走で短距離を一周したのみの前年と違い、2周目を走ったら何も頭に残っていないことに驚き、その5倍の労力と走行距離をこなさざるをえなっかったためです。時間があれば活用できたと思います。

 さわり程度での活用における感想となりますが、「仕上げのおさらいにはそれなりに役に立つだろうが、それには1ヶ月ぐらいの時間が必要」と思いました。しっかりとした感想を申し上げられずに申し訳ありません。

模擬試験のご感想・ご利用方法

 模擬試験は、正解率の測定とは別に、受験テクニックの研究とミス防止対策の訓練に活用しました。2種類用意していただけたので、コピーで増やし2種類6部とし、模擬試験はこれで6回行いました。

 本番で目指したテクニックは「問1からはかからず6ぐらいから始め、出題者の最初の「カマシ」から逃れる。まずは一巡を目指し、迷う問題は後回しとして時間ロスを防ぐ。自信のある肢に当たったら以下の肢を即刻無視して飛ばし次問にかかる。問題用紙の各問題文の頭に回答の数字を各肢へのマルペケ記載とは別に、大きく書いておく。同番号は一括して回答用紙に転記し、転記ミスを発生しにくくする。最後に十分な時間を残し、上記の最後2つの作業でミスがなかったか、執拗に点検する。」というものでした。

 直前の1ヶ月前の宅建試験では、時間があったにもかかわらず、疲れて点検を放棄し、回答数字の表示間違いを一箇所見逃しその1点の差(35点)で合格を逃しました。これが大ショックで、マン管受験では特にこだわったわけです。

自由記載欄(カリキュラム,講座のご感想,講師へのメッセージ等)

 ひどい記憶力低下を労力でねじ伏せて、なんとか合格を手にすることができました。これも御社の支えがあったからこそです。ありがとうございました。疲れはしましたが、宅建には悔いが残っており、リベンジも検討中です。ありがとうございました。