マンション管理士試験・管理業務主任者試験に落ちてしまい、もう勉強を辞めようと考えていますか。
忙しい毎日の中、時間を見つけての勉強は並大抵のことではないので、そう思うのも仕方のないことです。

確かに、マンション管理士試験・管理業務主任者試験に合格するのは簡単なことではありません。

しかし、諦める必要はありません。

今回はマンション管理士・管理業務主任者に受かるのはなぜ難しいのか、試験に受かりにくいケースなどについて解説していきます。

再挑戦に向けて必要なこともお伝えしているので、勉強に挫折しそうになっている方は、ぜひこのコラムを読み進めてください。

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マンション管理士

管理業務主任者試験

マンション管理士試験・管理業務主任者試験に合格するのは簡単ではない

マンション管理士試験と管理業務主任者試験、いずれも簡単に合格できる試験ではありません。

その理由は合格率の低さから伺えます。

マンション管理士試験の合格率は過去5年で8〜12%(最新令和5年は10.1%)。
この数値は難関資格と言われている社労士試験に次ぐほどの低さとなっています。

マンション管理士は名称独占資格であるため、資格を持っている人しか「マンション管理士」と名乗ることができません。
マンション管理や運営に関するアドバイスをプロの目線で行う必要があるため、厳しい合格率を勝ち抜いた者だけが名乗れる仕組みになっていることが、合格率が低い要因となっています。

一方、管理業務主任者の合格率は過去5年で18〜24%(最新令和5年は21.9%)
マンション管理士の合格率よりも2倍程度高いので、一見すると、管理業務主任者の難易度は低いように感じるかもしれません。

しかし、管理業務主任者試験は、マンション管理士を同時に取得しようと考えている人や、宅建を勉強している人が受験するケースがよくあります。
不動産に関してある程度の知識がある人が受験していることを踏まえると、難易度は見かけ以上に難しいと考えられるでしょう。

このように、マンション管理士と管理業務主任者はいずれも難易度が高く、簡単に受かる試験とは言えないでしょう。

マンション管理士試験・管理業務主任者試験に受かりにくいケースとは?

「マンション管理士試験・管理業務主任者試験には簡単には受からない」といっても、実際に合格する人がいるもの事実です。

それでは、両試験に受かりにくいケースとは具体的にどのようなものなのか、原因を探ってみましょう。

勉強量が足りない

マンション管理士と管理業務主任者は、一朝一夕のにわか仕込みの勉強で合格できる試験ではありません。
勉強量が足りなければ、当然合格は厳しくなります。

では、試験に合格するには、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか。

一般的に、マンション管理士試験に合格するために必要な時間は「500時間」、管理業務主任者の勉強時間は「300時間」とされています。

1日に2時間、毎日欠かさず勉強するペースで考えると、マンション管理士は「8ヶ月」、管理業務主任者は「5ヶ月」かかる計算になります。

もちろん、勉強時間については不動産の業務経験がある人や不動産に関連した資格を持っている人であれば、もう少し短い勉強時間で合格できるかもしれません。

しかし、別の見方をすると、初学者の方はさらに勉強時間が必要なケースもあるということです。
300時間ないし500時間というのは、勉強の習慣がない人や知識を吸収する時間を考慮しての時間です。

勉強時間はあくまでも目安。
勉強時間が足りず、試験対策が万全でないのであれば、合格が覚束なくなるのは仕方のないことと考えられます。

関連記事:マンション管理士試験の合格に必要な勉強時間と期間は?時間を割くべき科目も解説

関連記事:管理業務主任者試験の合格に必要な勉強時間・期間を解説!時間を割くべき内容は?

勉強方法や学習スケジュールが間違っている

主に独学で挑戦している人が陥りやすいケースですが、勉強方法や学習スケジュールが間違っていると、合格は難しくなるでしょう。

マンション管理士試験と管理業務主任者試験は、いずれも試験範囲が広いので、合格するには正しいスケジュールのもと計画的に勉強を進めていくことが大切です。

講座などを受講していると、カリキュラムが事前に組んであるので、そのとおりに勉強していけば問題ありません。

しかし、独学だと、自分ですべてスケジュールを組み、学習を進めなければならなくなってしまいます。
自己流の勉強方法や学習スケジュールでは正しい配分が分からず、その結果合格が遠くなってしまうケースが見受けられます。

関連記事:マンション管理士試験・管理業務主任者試験の試験内容・勉強方法と解くコツ

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マンション管理士試験・管理業務主任者試験に再挑戦するために必要な3つの事

試験に落ちてしまった時に大切なのは「次の試験で合格するにはどうすればいいのか」と気持ちを切り替えること。

ここからはマンション管理士試験・管理業務主任者試験に再挑戦するために必要なことを3つお伝えします。

一歩及ばなかった振り返り(反省)をする

まずは今回の試験で何ができなかったのか、振り返りをしましょう。

試験の中で、「この問題は出来た」とか「この問題はさっぱり分からなかった」という箇所を分類します。
そして、自分の弱点を見つけたら、そこを重点的に勉強しましょう。

弱点の克服には時間がかかってしまいますが、克服できれば合格圏内まで得点を引き上げられる可能性が一気に高くなります。

苦手分野をなくすことが、合格へのカギです。

スキマ時間も活用して勉強量を増やす

マンション管理士や管理業務主任者を受ける人の多くは社会人。
そのため、まとまった勉強時間を確保するのは至難の業です。

そこで、「スキマ時間」も活用して勉強量を増やしましょう。

5分や10分のスキマ時間も、積み重ねればやがて大きな時間となります。

通勤の電車やお昼休憩、人との待ち合わせ前、家事の合間など、、、
いつもより少しだけ早起きして勉強時間を作り出すという方法もあるでしょう。

こうした日々のちょっとした時間を有効活用し、勉強時間を増やしてみてください。

スキマ時間には「耳から」の学習を取り入れるのがおすすめです。
講義動画では倍速で聞けるものもありますし、時間のない社会人にとっては最適な勉強方法になります。

プロが立てたカリキュラムを活用する

マンション管理士・管理業務主任者に受からない時は、プロが立てたカリキュラムを活用するのも1つの方法です。

試験に合格するには、区分所有法、マンション標準管理規約、民法、判例等に関する横断的な知識と理解が欠かせません。

したがって、1つの法令や分野にこだわりすぎず、バランスよく勉強することが重要です。

しかし、独学で勉強を進めるとなると、どうしてもペース配分が難しくなります。
法律の独特の言い回しなどを理解するのに、想像以上に時間がかかるためです。

講座を受講するとなると、独学で受験するよりか費用はかかってしまいますが、プロが立てたカリキュラムを利用することで、最短コースで合格に近づけます。

「時間」を節約するという視点からみると、プロの力を借りるのも有効な選択肢となりえるでしょう。

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マンション管理士試験・管理業務主任者試験は諦めなければ合格できる

マンション管理士試験・管理業務主任者試験は、勉強を続けていれば必ず合格できる試験です。
不合格になった理由を探り対策できれば、次回の試験はきっと突破できます。

ただし、マンション管理士試験・管理業務主任者試験は、どちらも難易度が高く、そう簡単に合格できる試験ではないもの事実です。

もし今、独学で試験に挑戦しているのであれば、通信講座の利用を検討してみてはいかがでしょうか。

今までに蓄積してきた知識に加え、通信講座で効率よく学ぶことで、一気に合格の可能性が高まるでしょう。

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令和5年度マンション管理士試験のアガルート受講生の合格率は42.64%(全国平均の4.22倍)

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この記事の監修者

工藤美香講師

不動産会社への入社をきっかけに、不動産関連資格の学習を開始。

何事も諦めないをモットーに、不動産会社での実務やモデル業と学習を両立させ、マンション管理士試験、管理業務主任者試験、宅建試験、賃貸不動産経営管理士試験全てにストレートで合格。

学習の継続のしやすさに重きを置き、要点の分かりやすいコンパクトな講義、受講生目線に立った使いやすいテキストの制作に心血を注いでいる。

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