有限会社トゥルースインタビュー!競売不動産取扱主任者は実務でどう活きる?
本ページにはプロモーションが
含まれていることがあります

賃貸住宅の管理業務と不動産の競売サポートを手がけられ、一般社団法人不動産競売流通協会の正会員としても活動されている有限会社トゥルース様にインタビューを行いました。
競売不動産取扱主任者に興味をお持ちの方は、ぜひ参考にしてください。
目次
事業内容について教えてください
主な業務は、賃貸住宅の管理です。
あわせて、不動産の競売サポートと、自社での競売不動産への入札も手がけています。
競売サポートでは、物件調査報告書をはじめとする各種資料を作成し、落札の推奨価格までお示しします。
そのうえで、お客様ご自身が入札書に記入して入札していただく、という流れです。
競売不動産取扱主任者を取得された経緯を教えてください
個人として競売不動産の入札を始めたのが、およそ20年前です。
実務の経験を重ねるなかで、不動産競売流通協会を通じて「競売不動産取扱主任者」という資格があることを知りました。
勉強は独学で進め、2回目の受験で合格してライセンスを取得しました。
すでに宅建をお持ちだったそうですが、なぜ別の資格が必要だったのでしょうか
競売の実務では、宅建(宅地建物取引士)の知識だけでは不十分だと感じていたからです。
競売物件を扱うと、民事執行法など宅建の試験範囲には含まれない分野に必ず触れることになります。
実務のなかで断片的に覚えていくこともできますが、それでは知識に抜けが出ます。
必要な範囲を体系的に学ぶために、競売不動産取扱主任者の取得が必要でした。
学んだ知識は実務のどのような場面で活きていますか
物件調査です。
競売物件は権利関係が複雑であったり、建物が損傷していたりするケースが多く、現地調査と役所での確認は欠かせません。
その際に、取得した知識を使ってリスクを一つずつ精査していきます。
結果として、お客様に入札を見送るようお勧めすることもあります。
いわば「ブレーキ役」です。
競売サポートは、入札していただくことが目的ではありません。
一般消費者を保護する立場として、止めるべきときに止められるかどうかが重要だと考えています。
資格を持っていることが業務で役立つ場面はありますか
物件調査で近隣の方にヒアリングを行う場面や、お客様との信頼関係を築く場面で、大きな強みになります。
また、資格の学習ではコンプライアンスについても学びました。
たとえば、弁護士ではない立場で交渉を行ってはいけないという制約があります。
そのため、お客様とのやり取りはあくまで伝聞の形にとどめる、といった線引きを常に意識しています。
こうした判断ができるようになったことも、学習を通じて得られたものです。
協会での活動やネットワークについて教えてください
不動産競売流通協会の正会員として10年以上活動しており、同業者との交流は大きなメリットです。
勉強会や懇親会の場では、解体業、建築業、売買業など、さまざまな業種の方と横のつながりができます。
競売の実務は一社だけで完結しないため、このネットワークが日々の業務を支えてくれています。
現在は神奈川県の一部支部長という役割も担っており、セミナーなどを通じて資格の普及にも努めています。
競売業界の今後についてどうお考えですか
入札のプロセスは、今後さらに電子化・オンライン化が進んでいくと見ています。
参加のハードルが下がることで、投資家や一般消費者の参入は増えるでしょう。
ただし、その裏側でミスのリスクも高まります。
たとえば物件番号を取り違えて入札してしまう、といったことも起こり得ます。
だからこそ、リスクを見抜く「目」や「五感」を養う必要があります。
その手段として、競売不動産取扱主任者の重要性は今後さらに高まっていくと考えています。
なお、競売不動産取扱主任者は現在は民間資格ですが、将来的に国家資格となることを目指して活動しています。
これから受験を検討している方へメッセージをお願いします
競売不動産は、宅建の知識だけでは判断しきれない領域です。
逆にいえば、体系的に学んでおけば、それが専門性としてそのまま実務の武器になります。
私自身、独学で2回目の受験で合格しました。
実務経験の有無にかかわらず、必要な知識を順番に押さえていけば十分に手が届く試験だと思います。
競売に関わる可能性があるなら、早い段階で学んでおくことをおすすめします。
おわりに
今回は、賃貸管理と競売サポートを手がけられている有限会社トゥルース様に、競売不動産取扱主任者の実務での活かし方についてお話を伺いました。
物件調査でリスクを見抜くこと、時にはお客様に入札を止めること、アンド法律上の制約を守ること。
いずれも競売不動産取扱主任者の学習が土台になっているというお話でした。
競売という分野に踏み込んで専門性を高めたい方は、ぜひ受験を検討してみてください。