【過去問付き】介護福祉士試験は過去問だけで受かる!理由と3つの活用法を解説
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介護福祉士試験に合格するための勉強方法はいろいろあります。
その中でも過去問を使用したり、推奨されることが多くありますが、なぜなのでしょうか?
今回は過去問だけで介護福祉士試験は合格できるのか、どのように使用すれば良いのかを解説していきます。
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介護福祉士国家試験は過去問だけで合格できる?
まず介護福祉士試験に一発で合格したい場合、過去問を解いていれば合格できるのか。
結論からいうと、介護福祉士国家試験は過去問だけで合格できます。
ではなぜ過去問で合格することができるのかを解説していきます。
理由1 過去問には要点がまとまっている
過去問はこれまで国家試験に出題された問題をそのままの文章でまとめてあるため、問題の傾向をつかみやすくなっています。
過去に何度も出題されているものには、どの会社の過去問にも印がついているので押さえておくべき問題が明確です。
また、解説が表や図、絵を使って1問ごとにしっかりとされているので、理解がしやすいです。
なお、問題集は予想問題のため、難易度もやや難しくなっています。
関連コラム:【科目別】介護福祉士国家試験問題の出題傾向と勉強の優先度
理由2 過去問は出題が多い分野をカバーできる
過去に何度も出題された問題は掲載されていることが多いですが、めったに出題されない問題は載せられていません。
全てを掲載していては、厚みも増し、労力も増えるので問題の取捨選択がされています。
解説の補足説明で、簡単に説明されていることはあります。
もしも介護福祉士試験で見たことのない問題に当たっても落ち着いてください。
他の問題で点数を取ればいいので焦らないようにしましょう。
過去問集で出てきた問題をしっかりと正答すれば合格できます。
理由3 過去問を解くことで理解度を高めることができる
過去問は知識の定着のために使用する方もいます。
しかし間違っている問題文を訂正することによって、理解度がわかります。
理解度が低いと思われるところは解説を読んでみたり、参考書を開くなどして書き込んでいくことをおすすめします。
間違えているところを訂正していくことにより、文章を丸暗記するのではない確実な知識になっていきます。
本番当日もどこがなぜ違うのかを書き入れていけば、見直しもスムーズにいきます。
介護福祉士の過去問3年分【令和元年~令和3年】
科目名 | 第34回(令和3年) | 第33回(令和2年) | 第32回(令和元年) |
---|---|---|---|
人間の尊厳と自立 | 問題1~問題2 | 問題1~問題2 | 問題1~問題2 |
人間関係とコミュニケーション | 問題3~問題4 | 問題3~問題4 | 問題3~問題4 |
社会の理解 | 問題5~問題16 | 問題5~問題16 | 問題5~問題16 |
介護の基本 | 問題17~問題26 | 問題17~問題26 | 問題17~問題26 |
コミュニケーション技術 | 問題27~問題34 | 問題27~問題34 | 問題27~問題34 |
生活支援技術 | 問題35~問題60 | 問題35~問題60 | 問題35~問題60 |
介護過程 | 問題61~問題68 | 問題61~問題68 | 問題61~問題68 |
発達と老化の理解 | 問題69~問題76 | 問題69~問題76 | 問題69~問題76 |
認知症の理解 | 問題77~問題86 | 問題77~問題86 | 問題77~問題86 |
障害の理解 | 問題87~問題96 | 問題87~問題96 | 問題87~問題96 |
こころとからだのしくみ | 問題97~問題108 | 問題97~問題108 | 問題97~問題108 |
医療的ケア | 問題109~問題113 | 問題109~問題113 | 問題109~問題113 |
総合問題 | 総合問題1~総合問題4 | 総合問題1~総合問題4 | 総合問題1~総合問題4 |
合格基準及び正答 | 正答一覧 | 正答一覧 | 正答一覧 |
※引用:[介護福祉士国家試験]過去の試験問題:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター
過去問の活用法
介護福祉士試験を使っての勉強は過去問が有用であることはご理解いただけたと思います。
では過去問をどのように使用していけば、効率よく点数を上げていくことができるのでしょうか。
過去問をより有効に活用するための勉強方法をご紹介していきます。
過去問は最低3周する
過去問は最低でも3周は解いてみましょう。
しかし全問を3周解くとなるとものすごく時間がかかります。
集中力も続かなくなってきては時間の無駄なため、回数ごとにルールを決めます。
- 1周目
間違えは気にせずとにかく問題を解いて、本当にわからないところだけ解説を読む - 2周目
本気で全問解き、間違えた問題にはチェックを入れておく。解説はしっかり読む
しっかり理解できているところ(確実に点数がとれるところ)も違う形の印をつけておく。 - 3周目
2周目で間違ったところとさっぱりわからなかった問題のみ回答していく
間違った問題には印をつけておく
このように最低3周行えば、自分が今どこが苦手なのかわかってきます。
4周目以降は3周目の繰り返しです。
弱点を見つけて補うことで、点数アップにつながるため何度も過去問を解きましょう。
解説を丸写ししない
何度も不合格になる方の特徴として、完璧主義が挙げられます。
間違えた問題を見直すとき性格が邪魔をして、解説を一言一句写す方もいますが、全部丸写しは避けたほうがよいです。
丸写ししているあいだに時間だけが過ぎていき、知識として定着していません。
まずは問題文のなかのどこが間違っているかを探します。
その次に解説を読んで、正しい文章にするだけで大丈夫です。
解説の中には他の問題で役立つ情報もたくさん詰まっています。
まずは解説をしっかり読みましょう。
理解できればおのずと答えはみえてくるはずです。
試験対策にテキスト(参考書)を使うときは過去問とリンクさせる
もし過去問とテキストの両方を購入した方は、テキストと問題集をリンクさせておきましょう。
複数の会社からテキストと問題集が出されています。
良いと思った問題集があれば、テキストも同じ会社で揃えておきましょう。
シリーズを揃えておくことで、テキストの参照ページがすぐにわかるなど、効率的に学習を進めることができます。
問題集やテキストはさまざまなものが出版社から出ています。
テキストや過去問集は長く使用するので、選ぶ際は中をしっかり確認し、使い続けられるものを選ぶことが大切です。
過去問を進めていく中で、間違えた問題やなかなか覚えられないことがあれば、付箋に内容を書いてテキストに貼っておきましょう。
注意が必要な問題の付箋つきテキストを完成させることで、試験当日はテキストだけで効率的に最終チェックをおこなうことができます。
関連コラム:【介護福祉士国家試験】テキストを選ぶ基準とおすすめ本2冊
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全くの異業種から介護の世界に飛び込み、訪問介護員として介護業界での勤務をスタート。住居環境・経済状況が様々なケースを担当。
現在は、医療ソーシャルワーカーとして、地域の在宅・施設の福祉職と協働しながら、数多くの高齢者・障害者とその家族への退院支援業務にあたる。