今回は、ドイツ語技能検定試験のメリットや資格の活用方法をお話しします

ドイツ語技能検定試験を受験するかどうかお悩みではありませんか?

既にドイツ語を学んでいる方、あるいはこれからドイツ語を学ぼうとしている人の中には、「合格したら何かメリットがあるのかなぁ」と疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。

そんな方は、ぜひ参考にしてください。

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ドイツ語技能検定試験に合格する7つのメリット

それでは、ドイツ語技能検定試験に合格するメリットについて具体的にみていきましょう

ドイツ語技能検定試験は、自身のもつドイツ語能力を客観的かつ公的に証明する検定になります。

ドイツ語能力の証明以外にも様々なメリットがあります

1.一部大学の単位として認定されている

ドイツ語技能検定試験に合格すると、検定試験による単位認定制度を取り入れている大学において、外国語科目の単位として認定されます

単位認定制度とは、語学検定などの公的な資格を、該当する科目を履修したとみなし、受講を免除する制度です。

例えば、岡山大学では、5級で1単位、4級で2単位、3級で3単位、2級以上で4単位と、5級から単位として認められています。

また、早稲田大学人間科学部は、外国語授業免除制度と呼ばれ、ドイツ語技能検定試験3級以上で、1年次のドイツ語授業が免除となり成績にA+が与えられます。

単位認定の有無や具体的な基準や単位については、それぞれの大学あるいは学部で確認するとよいでしょう。

※参考:2022年岡山大学外部検定試験による単位の認定について
※参考:2022年早稲田大学外語授業免除制度について

2.入学資格、入学選考基準に採用される

外国語の検定試験を、受験資格の要件にしている大学があります

例えば、上智大学の総合人間科学部 社会福祉学科・看護学科における、2023年度社会人入学試験の募集要項では、出願に際し満たすべき要件のひとつとして、ドイツ語技能検定試験準1級と1級が認められています。

また、外国語の検定試験が、いわゆる一芸入試の出願資格に該当する大学も多いです。

日本の大学入学試験を考えるなら、ドイツ語技能検定試験で十分です。

ただし、海外の大学を受験する場合は、ゲーテ・インスティトゥート主催のドイツ語検定試験(Goethe-Zertifikat)など、国際的に通用する検定試験を受験するとよいでしょう。

※参考:2023年度一般選抜 制度概要・入学試験要項(Web出願) | 入試案内 | 上智大学 Sophia University

3.履歴書に記載することが可能

ドイツ語技能検定試験に合格すると、その実績を履歴書に記載することが可能です。

ドイツ語を必要とする、あるいは関連する仕事であれば、履歴書に記載することにより、業務遂行能力を示す客観的な根拠となります。

ドイツ語と関連性が高い仕事に応募する時に、ドイツ語技能検定試験2級しか合格していなかった場合は、履歴書に「準1級合格に向けて勉強中」、もしくは「◯月準1級受験予定」と補足するとよいでしょう。

ただし、取得していない資格を複数挙げて勉強中と記載するのは勉強中を書きすぎると、かえって印象を悪くする可能性があるため、必要最低限に留めます。

業務がドイツ語とは直接関係がない仕事の場合でもドイツ語技能検定試験の合格が、自発性の高さや自己研鑽を積んできた実績のアピールにつながります

履歴書には積極的に記載しましょう。

4.通訳案内士の外国語筆記試験の免除

全国通訳案内士の一次試験には、ドイツ語の筆記試験がありますが、ドイツ語技能検定試験1級の取得者は一次試験が免除されます

そもそも、全国通訳案内士とはどのような資格でしょうか。

訪日外国人を日本各地へ案内してガイドを行う全国通訳案内士は、通訳案内士の国家試験に合格し、都道府県に登録した人が、「全国通訳案内士」として名乗ることができる名称独占資格です。

なお、名称独占資格とは、資格を有しない人が全国通訳案内士、あるいは類似の名称を用いることが、法的に禁止されている資格をいいます。

全国通訳案内士になると、派遣会社などを通じて外国人旅行客の通訳ガイドの仕事を受けることが多いです。

地域によっては自治体から、通訳ガイドを依頼されることもあります。

5.「通訳」の仕事の求人に有利に働く

通訳業務の求人への応募や、派遣会社に登録する際に、単にドイツ語ができると記載するのではなく、ドイツ語技能検定試験の資格を明示する方が有利です。

企業に入って通訳業務を行うだけではなく、国際見本市などの国際的なイベントに派遣されるなど仕事の幅が広がります。

また、独自に通訳者を募集している地方自治体に応募するとよいでしょう。

ドイツ語圏から来日した小学生や中学生を受け入れた公立学校に派遣され、先生と生徒あるいは保護者の間に入って通訳をします。

通訳する相手が主に子供であり、ドイツ語力に不安のある通訳初心者の方におすすめです。

新型コロナウイルス感染拡大以前のように旅行需要が旺盛になると、フリーランスの通訳として海外の旅行会社と契約し、日本人スタッフとして働く方法もあります

6.「翻訳」の仕事の求人に有利に働く

企業の翻訳業務の求人への応募や翻訳業務の派遣に登録する際に、ドイツ語技能検定試験の資格を有している方が有利に働きます

クラウドソーシングサイトなどを利用して、プロの翻訳者としてデビューする方法もあります。

プロフィールにおいて、ドイツ語技能検定試験の資格は、アピールできる立派な公的資格です。

ただ、ドイツ語技能検定試験の資格を得た直後は、まず入り口に立ったという認識でいる方がよいでしょう。

始めの頃は、中々仕事が見つからない、あっても単価が安い場合もありますが、徐々にスキルアップさせて、収入も上げていくイメージです。

日本語からドイツ語への翻訳(ローカライズ)は、多くの場合、ネイティブもしくは同等レベルを求められています。

しかしながら、ドイツ語圏の企業へメールを代筆するレベルの仕事であれば、ドイツ語技能検定試験の資格で十分です。

7.フリーランスのライターとして独立する方法も

身につけたドイツ語能力を活かして、国際情報ライターとして独立する方法もあります

ヨーロッパのニュースや情報をベースに、速報や解説記事などを執筆する仕事です。

ドイツやオーストリアのニュースサイトでは、日々数多くのニュースが報道されているものの、日本で紹介される記事はほんのわずかです。

このため、ニュースならびに企業や公的機関のプレス発表など、詳しい情報を原文で得られるライターは重宝されています

もちろん文章力を必要としますが、クラウドソーシングサイトなどにおいて、仕事を得られやすくするために、プロフィールにドイツ語技能検定試験の資格を明示するとよいでしょう。

ドイツ語技能検定試験を受ける方法とは?

ドイツ語技能検定試験は、夏期試験、冬期試験と、年2回実施されています。
ただし、1級および準1級は、冬期試験のみであり注意が必要です。

夏期試験は、4月1日から5月中旬までに出願し、試験は6月の第4日曜日に行われます。

冬期試験は、9月1日から10月中旬までの出願であり、2〜5級の試験日は12月の第1日曜日です。

1級および準1級は、一次試験が12月の第1日曜日に行われ、一次試験の合格者のみ翌年1月第4日曜日に実施される二次試験(口頭試験)を受験します。

ドイツ語技能検定試験とは、一般的に独検といわれている、公益財団法人ドイツ語学文学振興会が実施している資格試験です

受験レベルは、5級、4級、3級、2級、準1級、1級の6段階に分かれています。

※関連ページ:【2023年】ドイツ語技能検定試験とは?試験概要・試験日・レベル・合格率を解説

まとめ

ドイツ語技能検定試験は、自分がもつドイツ語の能力を客観的に評価できるため、自身のステップアップにつながるとともに、公的な証明にもなります

とはいえ、どのレベルから受験すればよいのか、または毎日勉強してきたけど受かる自信がないなど、ドイツ語技能検定試験にまつわる不安をお持ちになることは自然なことです。

また、一般的にドイツ語技能検定試験の受験者は多くはございません。

そのため、相談できる仲間が少ないとお悩みの方が多いです。

ドイツ語技能検定試験に関する素朴な不安や疑問について、お一人でお悩みになるのではなく、積極的に解消してみてはいかがでしょうか

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