受講されたカリキュラム

下記リンクは最新版です。

合格者の方の受講年度と異なります。

賃貸不動産経営管理士試験を目指した理由

以前に取得した資格の知識のアップデートと、国家資格になる新たな資格があることを知ったため、目指してみようと思いました。

私は、宅建・マンション管理士を10年以上前に合格。自己研鑽を目的に資格を取得したため、試験に合格した後は登録していませんでした。

そのため、定期的に知識を更新しないでいたところ、ニュースで民法大改正を知り、取得済みの資格に対して学んだ民法の知識を正しくアップデートしたくなりました。

単純に改正された該当部分の法令を確認するだけでなく、新たな知識を得ながら学習する手段がないものかと探していたのです。

令和3年より新たに国家資格となる不動産関連資格があることを知り、今回も自己研鑽を目的に試験を目指すことにしました。

アガルートアカデミーの講座を受講しようと思ったきっかけ

資料を取り寄せたところ、サンプルテキストの送付と動画の確認が出来たのはアガルートだけでした。

資格取得に際して、Webを利用した講座受講ははじめてでしたが、好きな時に隙間時間を利用して学習できるメリットを享受したく同業数社と比較。

他講座はパンフレットの送付もしくはWebでの案内のみという中、検討段階の資料請求者に講座資料の一部を出し惜しみせず送付することは、よほど講義内容に自信がある証拠だと思いアガルートで受講しようと思いました。

学習上の工夫

勉強期間は、6月から11月までの6か月間。もっと短期間で合格できる体験談をいくつも見ましたが当初から短期合格は求めませんでした。

なぜなら、50歳となる私にとって、記憶の定着は時間がかかることを自覚していたからです。

そのため、1日あたりの勉強時間は短く、期間はやや余裕をもった取り組みとしました。

平日は平均30分程度の学習と、週末土日のいずれか1日、2時間程度の学習

市販されている他の参考書や過去問題を追加購入したくなりましたが、送付された教材の「厳選された過去問題集」を信じ、アガルートだけのテキストと過去問・直前ヤマ当て模試だけを信じて取り組みました。

講義は1講義あたり5〜20分程度のものが多く、隙間時間に取り組めて私の勉強の仕方にはとても合っていました。

具体的な取り組みは、平日と週末で勉強方法を変えて行います。

平日は会社からの帰宅後講義を聴き、該当する過去問題に取り組み、理解の確認を行いました。

その翌日、通勤途中の電車内で前日の講義を復習としてダウンロードした音声講義を聴き、昼休みに問題を再度見直しました。

週末は、平日に出来なかった分を取り戻す時間か、その週の復習としました。

最終的にテキストは3巡しましたが、2巡目以降は講義の際スピードを上げて聞き流すようにしたため、効率的に復習出来てよかったです。

問題集は最終的に7巡し、5巡目以降は苦手な分野の選択と集中対応が出来ました。

Facebookのグループについては、早期から参加したことで、勉強仲間が他にいるという気付きでの学習継続のモチベーション維持と他受講生の投稿(質問)を見て改めて気づかされた解釈が多々あり、役に立ちました。

総合講義の感想・利用方法

テキストを見た第一印象は「薄い」でした。市販されている以前の公式テキストと比較するとアガルートのテキストは薄く、情報量が厳選されていることがわかりました。

専門学校を利用する最大のメリットは、厳選された情報を基に、さらに「この部分の学習は試験では必要、不要、確認のみ」といったメリハリのある指導をもらえたことです。

講義の聴講は3巡し、1巡目は細かな理解にはこだわらず、全体を掴むことと割り切り、気軽に聞き流しました。

当初は、何に関連した部分を勉強しているのかが理解できず、不安になるところもありました。

しかし、時折講師から「あせらないで」「2巡した際にわかる」「後から詳しく勉強する所が出るので、ここでは概要をつかめればよい」といった趣旨のことを適時説明頂いたことに、とても安心させられました。

結果から、1巡目で繋がらなかった知識のジグソーパズルが2巡目ですべて出来上がっていくような感覚を覚えたことは確かです。

1講義あたりの内容は詰め込み過ぎず、適量だと感じました。講義内容がわかりやすく、実務として携わっていない私にも理解できました。

設備関連の講義では、主なものを図解で示してあり、足りない部分は自らネットで調べたこともありました。

アガルートで内容を厳選した「主なもの」だけ押さえておけば、試験対策は十分だったと思います。

テキスト文中には過去問の出題箇所(年度・問題番号・枝番号)が記載されています。

学習している最中に過去に良く問われた部分であることの認識と、講義聴講後に問題に取り組む際に参照として活用できました。

アガルートでは、テキストと問題集を交互に学習するやり方を推奨しております。ぜひ、それに従って学習することをお勧めしたいです。

最後に、テキストの誤植や改訂の回数は多く感じられ、改善していただくことを期待します。

過去問解析講座の感想・利用方法

過去問題を繰り返し回答するにつれて、解説を読み流している自分に気づきをくれた講座でした。

書いてあったはずの解説を改めて音声で聞くことで、記憶の定着に至ったものが多くあります。

全ての過去問についての解析説明はありませんでしたが、これはポイントを押さえたものに対してのみ説明することで、試験までの残された時間を他に有効活用させるものだと思いました。

過去問題については問題ごとにA/B/Cランク分けしてありましたが、これにはこだわらず7巡し、知識の定着が弱いところの解析講座を重点的に聞きました。

教材として総問題数は少ないように感じましたが、厳選された問題を提供しているというアガルートを信じ、ほかの参考問題集には浮気せずに取り組みました。

知識の定着といった意味では、時間がある限り繰り返し解くことや、解析講座を聞くことは無駄ではなかったと思います。

直前ヤマ当て模試の感想・利用方法

問題集の7巡目を終わろうとしていた際に、自宅に届いたのが直前ヤマ当て模試でした。

模擬試験は2回分あり、マークシートは本番さながらの物が添付されています。

直前ヤマ当て模試は、良く出来たものだと感心しました。直前ヤマ当て模試は、時間配分の再確認という意味で有用だと感じました。

今までの学習だけでは、問題を「読む」も「解く」も時間を気にはしていませんでしたが、模擬試験2回分とも、時間内に解き上げ、見直す時間を確保できていることを確認できました。

模擬試験結果について講師が示した、現時点ではこの点数の到達を、という点数に達することが出来て、今までやってきたことが間違っていなかったことを確認出来た瞬間でした。

その後、本番に向けて直前ヤマ当て模試も7巡し、間違ったところの知識補強に時間を費やしました。

なお、本試験の自己採点結果は、44点で試験終了後の感想は「簡単だった」が正直な印象です。

講師へのメッセージ

試験会場という名の場所に足を運ぶのは久しぶりです。会場には自分が想像している以上に人があふれていましたが、不思議と緊張しませんでした。

緊張しなかったのは、模擬試験の結果が自信をつけさせてくれていたからだと思います。また、幾度となく繰り返して聞いた音声講義。

本試験の際に、設備の問題を解いている際に「受水槽の点検は6面点が必要」と言っていたことが思い出され、この問題は確実に取れたことを実感。

何度も聞くことは大切だと感じました。この点では、音声ダウンロードが無料だったことは、本当にありがたかったです。

最後になりますが、当該資格試験を受けるのに至った目的である、「民法の知識を正しくアップデート」することには成功した上に、新たな資格も手に入れられ本当に嬉しい限りです。

半年という短い期間でしたが、本当にお世話になり、ありがとうございました。