学修計画書は、大学入学後に何をどのように学ぶかを示す出願書類です。

総合型選抜(旧AO入試)では、志望理由書とあわせて提出を求める大学があります。

評価されるのは、入学後の学びを具体的に描けているかどうかです。

学部の教育内容と自分の学習計画が結びついていれば、内容に説得力が生まれます。

本記事では、学修計画書に書く3つの項目と例文や書き方5ステップを解説します。

総合型選抜について、
こんなお悩みはありませんか?

  • 志望動機が全く見えなくて困っている
  • 活動実績が少なくて志望理由書が書けない
  • 一般入試と両立したい

このような悩みをお持ちでしたら一度アガルートにご相談ください

総合型選抜(旧AO入試)で提出する学修計画書とは

総合型選抜(旧AO入試)で提出する学修計画書とは

学修計画書は、入学後に取り組みたい学びの内容と進め方を大学に伝える出願書類です。

総合型選抜では、学力試験だけでは測れない学習意欲や計画性を評価する目的で課されます。

大学側は、記載された計画がアドミッションポリシーに合っているかを確認しています。

志望理由書が扱うのは入学したい動機で、学修計画書が扱うのは入学後の計画です。

様式と文字数は大学ごとに決まっており、共通の書式はありません。

学修計画書を課さず、志望理由書のみを求める大学もあるため、出願前に志望大学の募集要項と所定用紙を確認してください。

学修計画書に書く3つの項目

学修計画書の内容は「学修の目的、学修の計画、学修継続の意志」の3項目に整理できます。

ここでは3つの項目それぞれについて、大学側が見ている点と書き方を解説します。

学修の目的

学修の目的は、入学後に何を学びたいかと、その学びを将来の目標にどうつなげるかを示す項目です。

大学側がこの項目で見ているのは、目標の具体性です。

「経済を学びたい」といった漠然とした内容では、他の受験生との違いが伝わりません。

「地方の中小企業の事業承継を支援するために、経営学と地域経済を学びたい」まで踏み込むと、目的の輪郭がはっきりします。

学びたい学問分野と卒業後の進路がセットになっていれば、大学での4年間が目標につながっていると読み取ってもらえます。

その目標を持つに至った経験やきっかけを添えると、学修計画書の説得力が高まるでしょう。

学修の計画

学修の計画は、目的として掲げた学びを学年ごとにどう積み上げるかを示す項目です。

ここで問われるのは、計画の実現性です。

志望大学のカリキュラムやシラバスに実際にある授業やゼミ、実習を挙げてください。

「2年次に○○の専門科目を履修する」「3年次に△△ゼミで研究する」のように固有名詞まで落とし込むと、大学で学ぶ姿が具体的に伝わります。

目的に向かう道筋を学年で区切れば、順序立てて考えられていることも示せるでしょう。

学修継続の意志

学修継続の意志は、立てた計画を卒業までやり遂げる意欲を示す項目です。

大学側は、途中で意欲を失わずに4年間学び続けられるかを確認しています。

意欲を伝えるうえで効いてくるのは、自分の経験を根拠にすることです。

「高校3年間、部活動と勉強を両立させた」「行事の準備を最後までやり遂げた」といった事実が裏付けになります。

学業との両立の工夫や、壁にぶつかったときの乗り越え方まで触れておくと、大学生活でも同じように対処できると伝わります。

行動の裏付けがあれば、決意表明だけで終わらない項目になるでしょう。

学修計画書の例文

ここからは、3つの項目それぞれの例文を紹介します。

構成や展開の仕方を参考にしながら、内容は自分の経験と志望大学に合わせて置き換えてください。

学修の目的の例文

学修の目的では、学びたいことと将来の目標のつながりをどう書くかを例文で確認しましょう。

私は、児童福祉の現場で子どもの心のケアに携わる公認心理師になりたいと考えています。そのために貴学心理学部で、発達心理学と臨床心理学を学びたいと考えました。中学時代に不登校を経験した際、スクールカウンセラーの支援を受けて学校生活に戻りました。相談を重ねるなかで、話を聞く技術が人の行動を変えていく過程を実感しました。この経験から、心理的な支援を必要とする子どもの力になりたいと考えるようになりました。

学修の計画の例文

学修の目的で示した進路に向けて、4年間をどう組み立てるかを例文で確認しましょう。

1年次は、心理学概論や心理学統計法などの基礎科目を履修します。心理学全体を見渡せる状態をつくり、専門科目に進む準備を整えます。2年次からは発達心理学と臨床心理学の専門科目を中心に学びます。3年次には子どもの発達支援を扱う○○ゼミに所属し、不登校児童への心理的支援をテーマに研究を進めます。4年次は卒業論文に取り組みながら、公認心理師カリキュラムに沿った実習で現場経験を積みます。

学修継続の意志の例文

4年間やり遂げる意欲を経験で裏付ける書き方を、例文で確認しましょう。

高校では吹奏楽部の活動と勉強を両立させるため、通学時間と朝の30分を暗記科目にあてました。3年間この習慣を崩さず、成績を維持したまま引退まで演奏を続けました。大学入学後も、この時間の使い方を続けて計画的に学修を進めます。専門科目の難易度が上がった場合は、教授やゼミの仲間に相談しながら課題を解決します。卒業まで学びをやり遂げ、公認心理師の資格取得まで到達したいと考えています。

学修計画書の書き方5ステップ

学修計画書は、目標の整理と大学の情報収集を済ませてから文章にすると迷いません。

いきなり書き始めると、大学のカリキュラムと合わない計画になったり、目的と学ぶ内容がずれたりします。

ここでは、各ステップでやることを順に解説します。

将来の目標と学びたいことを整理する

最初のステップは、卒業後に進みたい進路と大学で学びたいことを紙に書き出すことです。

頭のなかで考えるだけでは内容が漠然としたままになるため、言葉にして可視化します。

整理するときは、過去の経験から掘り下げていく方法が取り組みやすいでしょう。

「なぜその分野に興味を持ったのか」「きっかけとなったできごとは何か」といった問いに答える形で掘り下げます。

出てきた経験と興味を将来の目標に結びつけていくと、学修計画書に使う材料がそろいます。

志望大学のカリキュラムやアドミッションポリシーを調べる

2つ目のステップは、大学公式サイトでカリキュラムとシラバス、アドミッションポリシーを確認することです。

目標が定まっていても、大学にその学びの場がなければ計画は成立しません。

学部・学科ページやシラバス検索から、学びたい内容と合う授業やゼミ、研究室を洗い出します。

アドミッションポリシーには大学が求める学生像が書かれているため、自分の方向性と合っているかも確かめてください。

学年ごとの学修計画に落とし込む

3つ目のステップは、整理した目標と調べた情報を学年ごとの計画に組み立てることです。

基本の型は、1年次に基礎科目、2〜3年次に専門科目やゼミ、4年次に卒業研究という流れです。

この型に沿って、各学年で達成したい目標と学ぶ内容を時系列に並べていきます。

並べ終えたら、すべての学年の計画が学修の目的につながっているかを見直してください。

下書きを第三者に添削してもらう

4つ目のステップは、下書きを学校の先生や塾の講師など第三者に読んでもらうことです。

自分で書いた文章は内容を理解している分、抽象的な表現や論理の飛躍に気づきにくくなります。

完成度が低い段階でも構わないので、締切から逆算して早めに依頼してください。

添削を受ける回数を確保できれば、根拠が弱い部分や目的と計画のずれを直す時間も取れます。

総合型選抜の指導経験がある先生に読んでもらうと、評価の観点を踏まえた指摘が期待できるでしょう。

提出前に内容と誤字脱字を見直す

最後のステップは、誤字脱字と指定文字数、記載項目の抜けを提出前に確認することです。

内容が良くても、基本的なミスが残っていると書類全体の印象が下がります。

書き終えてすぐではなく一日置いてから読み返すと、見落としていたミスに気づけます。

声に出して読む方法も、文のねじれや不自然な言い回しを見つけるのに向いています。

提出後に書類のコピーを手元に残しておけば、面接で内容を質問されたときの振り返りに使えます。

まとめ

学修計画書は、大学入学後に何をどのように学ぶかを示す出願書類です。

設問は大学ごとに異なりますが、学修の目的・学修の計画・学修継続の意志を軸に内容を組み立てられます。

作成は、将来の目標の整理から始め、志望大学のカリキュラムを調べて学年ごとの計画に落とし込む順で進めます。

例文は構成の参考にとどめ、内容は自分の経験と言葉に置き換えてください。

総合型選抜について、
こんなお悩みはありませんか?

  • 志望動機が全く見えなくて困っている
  • 活動実績が少なくて志望理由書が書けない
  • 一般入試と両立したい

このような悩みをお持ちでしたら一度アガルートにご相談ください

▼アガルートアドミッションの総合型選抜の公式サイトはこちら▼

合格から逆算された緻密で網羅的なカリキュラム

プロ講師による完全オーダーメイドの個別指導

志望校合格で全額返金あり!

オープン記念キャンペーン中!

▶アガルートアドミッションの詳細を見る