国際医療福祉大学医学部は、大学名にあるように「国際色」豊かな大学です。医学部に通う大学生も留学生を積極的に受け入れるなど、国際交流も盛んに行われています。

そのような特徴に魅力を感じ、国際医療福祉大学医学部への再受験を目指す方も少なくありません。

しかし、国際医療福祉大学医学部は毎年多くの受験生が志願しており、再受験に対するハードルが高いと感じている方も多いのではないでしょうか。

本コラムでは国際医療福祉大学医学部が再受験に寛容なのかどうかを詳しく解説します。

記事後半では、再受験から合格を目指すポイントも紹介しているので参考にしてみてください。

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国際医療福祉大学医学部は再受験に寛容なのか

結論からお伝えすると、国際医療福祉大学医学部は再受験に「比較的寛容」です。

私立大学医学部を「とても寛容」「比較的寛容」「厳しい」の3段階に分けた場合、国際医療福祉大学医学部は中間レベルに位置していると考えられます。

寛容性については、近畿大学や関西医科大学、聖マリアンナ医科大学とほぼ同等のレベルです。

比較的寛容だといえることは22歳以上の受験者数や合格率を見て判断できます。

それぞれのデータを以降の章で詳しく解説しているため、ひとつずつ見ていきましょう。

国際医療福祉大学医学部が再受験に寛容といえる理由①

国際医療福祉大学医学部が再受験に寛容といえることは、年齢別の合格者数から判断できます。

ここでは現役生から22歳以上の合格者数を見ていきましょう。

〇国際医療福祉大学医学部:年齢別合格者数

年度現役生(18歳)19歳20歳21歳22歳以上
H3076名144名56名24名20名
H2971名103名43名20名26名
参考:文部科学省|緊急調査結果速報

平成27年から平成30年までの年齢別の合格者数は上記の通りです。国際医療福祉大学の医学部は平成29年設立のため、2年分のデータで解説します。

平成29年の22歳以上の合格者は26名、平成30年は20名です。

現役生や既卒1年目の19歳が全体の大半を占めていますが、20歳や21歳、22歳以上の合格者も20名以上で決して少ないデータではありません。

このようなデータからも国際医療福祉大学医学部は再受験に寛容であり、挑戦しやすい大学といえます。

国際医療福祉大学医学部が再受験に寛容といえる理由②

国際医療福祉大学医学部が再受験に寛容といえる理由はほかにもあります。以下のデータを詳しく見ていきましょう。

〇国際医療福祉大学医学部:22歳以上の受験者数と合格率

年度受験者数合格率
H30443名4.5%
H29509名5.1%
参考:文部科学省|緊急調査結果速報

上記は平成29年と平成30年の22歳以上の受験者数から合格率を割り出したデータです。

平成29年は5.1%、平成30年は4.5%です。私立の医学部は受験者数が多くなる傾向にありますが、22歳以上の合格率が5%を下回ることも少なくありません。

そのため、国際医療福祉大学医学部は比較的チャレンジしやすい大学といえるでしょう。

国際医療福祉大学医学部の入試情報

国際医療福祉大学医学部へ再受験を検討している方は、偏差値や直近の倍率をチェックしておくことも大切です。

以下では国際医療福祉大学医学部の入試情報をまとめたので参考にしてみてください。

偏差値62.5-65
倍率(2024年度)・志願倍率:30.9倍
・実質倍率:9.76倍
試験科目(一般選抜・一次選考)理科200、数学200、英語200、小論文【計600】
試験科目(一般選抜・二次選考)面接30分×2回
試験科目(共通テスト・一次選考)国語200、地歴公民100、数学200、理科200、英語200【計900】
試験科目(共通テスト・二次選考)英語100、小論文、面接30分×2回
参考:2024年度入学試験集計表【医学部】 入学者数(男女別)
参考:入試情報 一般選抜
参考:大学入学共通テスト利用選抜

国際医療福祉大学医学部の偏差値は62.5~65と、医学部の中では平均的な数値です。

令和6年の志願倍率は30.9倍、実際の受験者と合格者から算出された実質倍率は9.76倍と、人気の高い大学であることがわかります。

共通テストと個別学力検査は共に二次選考まであり、国際色が豊かであるため外国語の配点が高めです。

また、面接と小論文があり、筆記試験以外でも得点を稼ぐ必要があります。

国際医療福祉大学医学部に再受験で合格するポイント

国際医療福祉大学医学部は偏差値が標準的ながらも、志願倍率と実質倍率が共に高めです。

そのため、再受験でも確実に合格を目指せる対策を講じるのが大切です。

以下では、国際医療福祉大学医学部に再受験で合格するためのポイントを3つ紹介します。

高い英語スキルを習得する

国際医療福祉大学医学部は「医学を英語で学ぶ」大学です。実際に1~2年生の医学科目の大半は英語で進められます。

そのため、英語のリスニングやヒアリングのスキルが伴っていないと、入学後に苦労するかもしれません。

入試でも一般選抜と共通テスト共に英語は200点と高めの配点です。

受験レベルの英語ではなく、実生活や医療現場で活用できる英語スキルを習得する必要があるでしょう。

マークシート方式に慣れておく

大学共通テストは一般的にマークシート方式ですが、国際医療福祉大学医学部の一般選抜の一次試験も小論文以外はすべてマークシート方式です。

マークシート方式の書き方に慣れておく必要があるでしょう。記入欄を正確に埋めることで配点漏れを防げます。

また、ありがちなのが記入欄がズレてしまい、得点が取れないというケアレスミスです。

問題を進めながら記入欄がズレていないか確認するようにしましょう。

面接対策:国際問題に関する質問対策を講じる

国際医療福祉大学医学部の面接はほかの医学部と比べるとやや特殊です。

一般選抜と共通テスト共に面接は30分にわけて2回行われます。

前半では志望動機や理想の医師像など、一般的に聞かれる質問がほとんどです。

しかし、後半では再受験を目指そうと思った理由のほか、国際医療福祉大学の理念に基づく質問が想定されます。

「多数ある医学部の中でなぜ国際医療福祉大学を選んだのか」「当大学の魅力について」など、大学の特色を理解したうえで答えることで面接官の印象に残りやすくなるでしょう。

国際医療福祉大学医学部の再受験まとめ

本コラムでは国際医療福祉大学医学部の再受験に対する寛容度を解説しました。22歳以上の再受験者の人数や合格率を見ると、私立大学医学部の中では比較的寛容だといえます。

国際色が強い大学のため、高い英語スキルを磨いておくこと、大学の特色を踏まえたうえで面接に応えることが合格への鍵となるでしょう。

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受験校に合わせて、共通テスト・小論文・面接対策を行うため、医学部合格に向けて最短距離で学習を進めることができます。

授業はすべて自宅から受講できるため、社会人生活とも無理なく両立できるでしょう。

英語スキルを高めるためのアドバイスも行っているため、一度資料請求してみてください。

関連コラム:医学部の再受験に寛容な私立・国公立大学は?社会人におすすめの大学や判断ポイントも解説

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