岐阜大学は、岐阜県岐阜市にある大学です。医学部においては、教育・研究・臨床の3つを柱としており、地域と政界に貢献できるレベルの高い医師を輩出しています。

そのような岐阜大学医学部の特徴に魅力を感じ、他学部を卒業後に改めて医師を目指す方もいるでしょう。

しかし、再受験の方が気になることは大学が再受験に対して寛容かどうかではないでしょうか。

本コラムでは、岐阜大学医学部の再受験に対する寛容度を解説します。

再受験から合格するための3つのポイントも紹介しているため、ぜひ最後までご覧ください。

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岐阜大学医学部は再受験に寛容なのか

結論からお伝えすると、岐阜大学医学部は再受験に「比較的寛容」です。

再受験に対する寛容性は、大学の受験者数や合格率を見て判断できますが、いずれの数字もほかの大学に比べると高く、再受験しやすい大学といえるでしょう。

「公立大学は難しい」「再受験だと尚更ハードルが高い」など、再受験をためらっている方も、岐阜大学医学部を選択肢のひとつに考えてもいいかもしれません。

岐阜大学医学部が再受験に寛容といえる理由①

ここからは岐阜大学医学部が再受験に寛容といえる理由について解説します。まずは以下の表を見ていきましょう。

〇岐阜大学医学部:年齢別合格者数

年度現役生(18歳)19歳20歳21歳22歳以上
H3066名29名9名3名6名
H2971名25名5名1名10名
H2858名38名6名2名10名
H2766名26名6名3名9名
参考:文部科学省|緊急調査結果速報

上記は、平成27年から平成30年までの岐阜大学医学部の合格者を年齢別でまとめたものです。

注目すべきは22歳以上の受験者数。岐阜大学医学部では毎年10名程が合格を手にしています。

例えば、平成28年の場合、全体の合格者数114名に対して22歳以上の合格者は10名です。約8%が22歳以上と、決して少ない数値とはいえません。

このようなデータからも、岐阜大学医学部は再受験に対して寛容だと判断できるでしょう。

岐阜大学医学部が再受験に寛容といえる理由②

岐阜大学医学部が再受験に寛容といえる理由はほかにもあります。次に以下のデータを見ていきましょう。

〇岐阜大学医学部:22歳以上の受験者数と合格率

年度受験者数合格率
H3098名6.1%
H29121名8.3%
H28110名9.1%
H27114名7.9%
参考:文部科学省|緊急調査結果速報

上記の表は、平成27年から平成30年までの22歳以上の受験者数と合格率をまとめたものです。

平成30年の合格率は6.1%とやや低めですが、平成27年から平成29年までの3年はほぼ10%に近い水準です。

合格率が10%以上であれば寛容性が高いと判断できるため、ほぼ10%に近い岐阜大学医学部もチャレンジしやすい大学といえます。

岐阜大学医学部の入試情報

以下では、岐阜大学医学部の入試情報について解説します。目安となる偏差値や直近の倍率も紹介しているので、参考にしてみてください。

偏差値65~67.5
倍率(2024年度)・志願倍率:3.67倍
・実質倍率:2.35倍
試験科目(共通テスト)国語200、地歴公民100、数学200、理科200、外国語200、情報50【計950】
試験科目(個別学力検査)数学400、理科400、外国語400、面接【計1200】
参考:岐阜大学入試統計資料集
参考:令和7年度 入学者選抜に関する要項

岐阜大学医学部の偏差値は65~67.5です。

全国の国公立大学の医学部は65近辺がボリュームゾーンとなっているため、岐阜大学医学部は平均的な偏差値といえます。

令和6年の志願倍率は3.67倍、実際の受験者数と合格者数と割り出して算出する実質倍率は2.35倍です。中には10倍を超える大学もあることを考えると、倍率自体も平均的と判断できるでしょう。

また、入試では共通テストと個別学力検査が行われます。

個別学力検査では数学と理科、外国語の3科目。いずれも配点が400点と高いため、バランスよく高得点を狙う必要があります。

岐阜大学医学部に再受験で合格するポイント

岐阜大学医学部は再受験に対し比較的寛容ですが、受験対策はしっかりと講じておかなくてはなりません。

以下では、岐阜大学医学部に再受験で合格するポイントを3つ紹介するため、受験対策の参考にしてみてください。

英語は長文読解力を鍛える

英語においては長文読解力を鍛えておきましょう。

岐阜大学医学部の英語は長文の出題率が非常に高めです。問題の難易度も高いため、内容をスピーディーに読み取り、正確に解かなくてはなりません。

過去問を解いて長文の長さに免疫を付けておきましょう。

理科は論述や記述で高得点を目指す

岐阜大学医学部の理科は物理・化学・生物から2科目を選択するスタイルです。

難易度は標準レベルではあるものの、論述や記述問題が多く、論理的に説明できる文章力が必須となります。

ただし、いずれの科目も難問が紛れていることが多く、標準レベルを網羅するだけではなく、難問にも慣れておく必要があるでしょう。

面接対策:グループ面接対策を講じる

岐阜大学医学部の面接はグループ面接です。例年通りであれば面接官3名に対し、受験者5名の集団面接が行われるでしょう。

与えられたテーマについて討論を行うスタイルですが、面接中に面接官がコメントを挟むことはありません。

過去のテーマでは「医師の定年の必要性」「人工知能」など医療に関するテーマだけではなく、「成人年齢の引き下げ」「小学校からの英語教育」など、医療とは関連性の低いテーマも出題されます。

そのため、時事問題についても日頃からチェックしておくようにしましょう。

岐阜大学医学部の再受験まとめ

本コラムでは岐阜大学医学部の再受験に対して解説しました。岐阜大学医学部は、過去の再受験者数や合格率を見ると、再受験に比較的寛容であると判断できます。

ただし、比較的寛容でも油断は禁物です。英語は長文が出題される傾向が高く、面接でもグループ面接に慣れておくなど、岐阜大学医学部の傾向から対策を講じなければなりません。

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関連コラム:医学部の再受験に寛容な私立・国公立大学は?社会人におすすめの大学や判断ポイントも解説

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