【2023年・2024年】アクチュアリー試験の概要〜科目・試験日・受験料など
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本記事では2023年の試験の概要について解説します。
アクチュアリーは、確率や統計を使って保険分野、年金分野などの金融業務を中心に活躍する数理のプロフェッショナルです。
資格を取得するためには日本アクチュアリー会が毎年主催する試験に合格する必要があります。
目次
【2023年】アクチュアリーの試験日(日程)一覧
2023年のアクチュアリー試験の日程は以下の通りです。
- 受験受付期間は2023年9月19日(火)10時から2023年10月11日(水)18時まで
- 合格発表は2024年2月19日(月)午前11時頃(予定)
項目 | 日付 |
---|---|
受験受付期間 | 2023年9月19日(火)10時から2023年10月11日(水)18時まで |
第一次試験 | 2023年12月11日(月)~2023年12月14日(木) |
第二次試験 | 2023年12月11日(月)~2023年12月12日(火) |
合格発表 | 2024年2月19日(月)午前11時頃(予定) |
【2023年】 アクチュアリー試験の内容・範囲・科目
2023年の第1次試験、第2次試験の個別科目ごとの試験日程について確認しておきましょう。
日程 | 第1次試験科目 | 第2次試験科目コース | 試験開始時刻 | 試験時間 |
12月11日(月) | – | 生保1・損保1・年金1 | 10:00 | 180分 |
損保数理 | – | 14:30 | ||
12月12日(火) | – | 生命2・損保2・年金2 | 10:00 | |
生保整理 | – | 14:30 | ||
12月13日(水) | 年金整理 | – | 10:00 | |
数学 | – | 14:30 | ||
12月14日(木) | 会計・経済・投資理論 | – | 14:30 |
アクチュアリー試験の方式は、第1次試験が全問マークシート方式、第2次試験は論述形式です。
第1次試験ではアクチュアリーの基礎知識が問われ、教科書の範囲しか出題されません。
第2次試験は第Ⅰ部はアクチュアリーとしての専門知識を問われ、第Ⅱ部では問題解決能力などが出題されます。
第1次試験科目
アクチュアリー試験の第1次試験は、「数学、生保数理、損保数理、年金数理、会計・経済・投資理論」の5つの科目に分けて試験をおこないます。
数学は確率、生保数理はその基礎と応用、損保数理の基礎と応用、年金は年金数理・年金財政の基本、「会計・経済・投資理論の基本」と、各科目の基礎知識が問われる試験です。
第2次試験科目
個別科目は第Ⅰ部、第Ⅱ部に分かれています。試験の50%はアクチュアリーとしての専門知識を有しているか、残りの50%は問題解決能力などが試されます。
アクチュアリー試験の受験料(費用)と申込方法
受講料は1科目につき10,000円です。
ただし、日本アクチュアリー会の法人会員関係者であれば、1科目7,000円で受験することができます。
申し込み方法は会員か非会員かによって違う
アクチュアリー試験の申し込み方法は、公益社団法人日本アクチュアリー会の会員か非会員かによって以下のような違いがあります。
- 会員
プロメトリック株式会社のWEBページからIDを取得して受付期間内に申し込む
- 非会員
- 受験前に日本アクチュアリー会の受験資格の審査を受ける必要がある
- 審査は5区分に別れていて、それぞれ審査方法や提出する書類が違う
- 受験資格の審査を通過しないと本試験を受験することができない
以上です。
2022年から受験の申し込みは、外部機関のプロメトリック株式会社がおこなうようになりました。
アクチュアリー試験の受験資格
第1次試験の受験資格は、学校教育法に基づく大学・短期大学を卒業した人が受験できます。
また、それ以外の人でも以下の5つの要件のうち、どれかひとつを満たしていれば受験することができます。
- 大学3年生以上の者(4年制大学に於いて、休学期間を除き2年以上在学し、かつ62単位以上の単位を修得したもの)
- 高等専門学校卒業者
- 学士資格を有しない大学院生
- 外国の大学を卒業した者、または、外国において上記1〜3に相当する学校教育における過程を終了した者
- 生命数理、生保数理、年金数理等の日本アクチュアリー会資格試験の受講の関連する知識を必要とする、保険・年金・などの業務に3年以上携わった者
上記の1〜5については証明のための書類提出が必要です。
第2次試験の受験資格は、第1次試験の全科目(5科目)に合格した日本アクチュアリー会の準会員だけです。
アクチュアリー試験の試験会場
試験会場は東京都、大阪府の2都市で行われます。
集合時刻は試験開始30分前です。遅刻をすると試験が受けられませんので注意してください。
ただし、公共交通機関の遅延で遅れた場合は遅延証明書を提示することで受験することができます。
アクチュアリー試験の合格基準
- 第1次試験の合格基準
- 合格基準点の60%以上で、かつ試験委員会が相当と認めた場合
- 「会計・経済・投資理論」では、各分野のうちひとつでも最低ライン(合格基準点の40%を基準として試験委員会が相当と認めた得点)に達していなければ不合格
- 第2次試験の合格基準
- 「生保1、損保1、年金1」「生保2、損保2、年金2」で合格基準点60%を基準として試験委員会が相当と認めた得点以上の者
- 「第Ⅰ部、第Ⅱ部」のいずれでも最低ラインに達していない場合は不合格
- 最低ラインは第Ⅰ部が満点の60%、第Ⅱ部は満点の40%で試験委員会が相当と認めた得点
アクチュアリー試験の合格発表の時期と発表方法
①発表時期
2023年は2024年2月19日(月)午前11時頃を予定しています。
②発表方法
日本アクチュアリー会のWEBページに、科目別に合格者の受験番号と各項目の合格基準点、最低ラインが掲示されます。
発表後には郵便でも送られてきます。
アクチュアリー試験当日の本人確認書類
2021年以前は免許証など公的機関発行の証明書、顔写真付き社員証や顔写真付きの学生証のいずれか1点の提示で認められていました。
しかし、2022年からは1点のみで受験可能なもの、または、2点組み合わせる必要があるものに変更されています。
2023年本人確認書類 | |
1点のみ | 2点の組み合わせ |
運転免許証パスポート運転経歴証明書マイナンバーカード在留カード住民基本台帳 | 社員証+健康保険証社員証+クレジットカード学生証+健康保険証学生証+クレジットカード |
アクチュアリー試験本人確認書類